Webアプリケーションでも活躍すること間違いなし!MUIおすすめコンポーネント三選

フロントエンド中心に学習を進めつつ、Web制作の経験もある私が、Webアプリで特におすすめしたいMUIのコンポーネントを三つ紹介します。
React+MUIでUIを組む中で、「これは使いやすい」「UXが向上する」と実感したものを選びました。API学習も並行しながら触った感想なので、学習者視点として参考になると思います。
目次
1. Stepper:ユーザーフローの可視化に最適
まず紹介したいのは、Stepperです。
Stepperは複数ステップの処理やフォームを、ユーザーに分かりやすく見せるためのコンポーネントです。会員登録やアンケート、注文フローなどに向いています。
特に、React Hook Formと組み合わせる使い方がおすすめです。入力内容をフォームで管理し、現在のステップをStateで保持することで、次の画面に進むたびに進捗が更新されます。
ユーザーは「今どこにいるか」「あと何ステップあるか」を把握でき、確認画面や送信完了画面までスムーズに進められます。
UI的にもラベルや進捗バーを簡潔にまとめると、業務アプリでも見やすくスッキリした印象で使用できます。
2. DataGrid:表データを効率的に管理
次におすすめなのは、DataGridです。
業務アプリでは検索結果やマスターデータをテーブル形式で表示することが多いです。ただし、一から作ると地味に手間がかかるのがこの表組みです。ここで、MUIのDataGridを使うと、ソート・ページネーション・選択・カスタムレンダリングなどが標準で提供されており、実装が格段に楽になります。
また、MUIのDataGridには無料版とPro版があります。
【無料版】
基本的なテーブル表示、ソート、ページネーション、選択、カスタムセルレンダリングが可能で、数百件程度のデータであれば十分です。
【Pro版】
大量データの高速表示、セル編集、グルーピング、列のドラッグ&ドロップ、集計など高度な機能が追加されます。
そのため、業務アプリの簡易管理画面や検索結果表示なら無料版で十分活用でき、必要に応じてPro版を検討する形が現実的です。
3. Snackbar:軽量通知でユーザー体験を向上
最後に、私が最もおすすめしたいのがSnackbarです。
ユーザーへの通知はAlertやモーダルでも実現できますが、画面を塞いでナビゲーションを妨げてしまうことがあります。Snackbarは画面下部など任意の箇所に軽く表示され、自動的に消えるため、ユーザーの操作を妨げずに情報を伝えられます。
例えば、保存成功や操作完了のフィードバックなど、軽い通知に最適です。
トランジションや表示位置を調整するだけで、アプリ全体の印象が上質になり、ユーザーにとってストレスの少ない体験を提供できます。
私自身、Snackbarは実務でも機会があれば提案してみたいと思っています。Webアプリでは、最優先で導入を検討すべきコンポーネントの一つだと感じています。
まとめ
WebアプリでMUIを活用する際、私が特におすすめしたいのは以下の三つです。
・Stepper:ユーザーフローを可視化し、React Hook Formと組み合わせると進捗管理が簡単
・DataGrid:データの管理を効率化。無料版でも十分便利
・Snackbar:軽量通知でユーザー体験を損なわず、アプリ全体の印象を向上
特にSnackbarは、ユーザーへのさりげないフィードバックを簡単に実現できるため、Webアプリ全般で採用を検討してよいUIだと感じています。UI/UXを意識しながら、使いやすさと見やすさを両立できるMUIコンポーネント、ぜひ活用してみてください。