SES(客先常駐)のあるあると問題点 | エンジニアが見舞われるトラブルと回避術を解説

「このままでよいのか」と悩みながらも、SES(客先常駐)として日々業務をこなしているエンジニアは少なくありません。
例えば、プロジェクトの方針が曖昧で、不安を抱えながら業務に取り組むケースもあります。
SESではありがちな状況であると無意識に考え、現状に不満や不安を抱いても改善できないことだと、諦めている場合もあるでしょう。
本記事では、SESにありがちな状況をあるあるとして整理し、その問題点やリスクを解説します。
自分が直面している課題を客観視し、自身のよりよい働き方や職場の環境を見つけましょう。
目次
SES(客先常駐)の業務あるある

SESの業務に関わる課題や不満は、企業や配属先によって異なります。
SESエンジニアは、客先に常駐して働きますが、雇用契約を結んでいるのはSES企業です。そのため、労働基準法の適用事業者もSES企業が担います。
ただし客先常駐ではSES企業がエンジニアの勤務状況や労働環境を把握しにくいため、問題が生じることがあります。
例えば次のような点が適切に整備されていない場合は、ブラック企業に近い環境になる可能性もあるため、注意が必要です。
- 労働時間管理
- 給与や評価基準
- 案件内容や成長環境
もちろん、すべてのSES企業がブラック企業とは限りません。あらかじめありがちな状況を知っておくことで、自分に合った環境を選びやすくなります。
作業環境が過酷になりやすい
SESは帰れない・厳しい・給料が安いといった3Kのイメージを持たれることがあります。
特に多重下請け構造の下位企業では、納期が短い・単純作業が多い・長時間労働になりやすいなど、過酷な環境に陥るケースが少なくありません。
近年は深刻なIT人材不足を背景に、政府主導で労働環境の改善が進められていますが、現場ごとの環境差は以前として大きいのが現状です。
エンジニアが誇りを持って働くには、ワーク・ライフ・バランスの確保が欠かせません。
みなし残業が生じやすい

SES企業では、固定残業代(いわゆるみなし残業)制度を採用する場合があります。
固定残業代とは、あらかじめ定められた時間分の時間外・休日・深夜労働の割増賃金を毎月定額で支払う仕組みです。
法律では、労働基準法第三十七条により、時間外労働に対して割増賃金を支払う義務が定められています。
しかし近年は、求人票や募集要項で固定残業代の時間数や金額が不明確なまま提示されるケースがあり、トラブルの原因となっています。
働いた分の報酬が得られないと、モチベーションの低下につながるでしょう。
厚生労働省でも、基本給と固定残業代を分けて記載し、計算方法や超過分の支払い条件を明示するよう呼びかけています。
特にSESでは、人員不足やスキル不足などにより長時間労働になりやすいため、契約時に残業代の扱いを確認することが重要です。
スキルのミスマッチがある
案件選択の自由度が低く、希望するプロジェクトに参画できない場合があります。
配属前には、SES企業とクライアントとの面談がありますが、実際の現場で求められているスキルとのミスマッチが生じることもすくなくありません。
仕事についていくのが難しく、思うように活躍できないことにストレスを感じる場合や、プロジェクトが円滑に進まず現場に迷惑がかかることが考えられるでしょう。
SES企業がエンジニアのスキルを正しく把握できていないことが、ミスマッチの要因の一つです。
違和感や課題を感じたら、早めにSES企業や上司に相談し、配置転換や研修の機会を検討してもらうことが大切です。
年収アップが難しい

年収アップには、資格取得や研修体制の充実、そして身につけたスキルを活かせる業務環境が欠かせません。
しかし日々の業務で忙しく、学習時間を確保できないエンジニアも少なくないでしょう。
また新しいスキルを習得しても、それを活かす場や評価制度が整っていない場合、年収アップは期待できにくい可能性があります。
年収アップを目指すなら、資格取得支援や研修体制がある企業を選び、得たスキルを活かせる環境が重要です。
私たち高還元SESのテクニケーションは、エンジニアのキャリアや適切な労働環境を提供しています。高還元SESとは、エンジニアの単価に対する還元率が高いSES企業のことです。
単価をすべて開示しているため、エンジニアは納得して働くことができます。単価給与連動制により、案件単価に応じた報酬が得られ、実力があるエンジニアほど高収入を得やすい仕組みです。
また案件選択制やチーム制により、自由に案件を選べるため、目指したいキャリアに合わせて成長できます。
チームで協力して業務に取り組むため、わからないことも聞き合える体制です。未経験の分野でも、ベテランエンジニアからのサポートを受けられるため、安心感を持って業務に臨めるでしょう。
自身の希望に合った働き方やキャリアを目指したい方は、ぜひお気軽に私たちテクニケーションの専門アドバイザーによる無料相談でご相談ください。
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SES(客先常駐)の人間関係あるある

「コミュニケーションが苦手だから、客先常駐の現場でうまくいかない」と感じるエンジニアも少なくありません。
SESではプロジェクトごとに常駐先が変わるため、その都度新しい人間関係を築く必要があります。さらに、クライアント側のIT知識不足が原因で摩擦が生じる場合もあります。
ただし、うまくいかない理由が自分の性格や相性の問題とは限らないことを理解しておきましょう。
コミュニケーションが苦手だと苦労する
SES業界では、スキルや知識だけでなくコミュニケーション力も重要です。
チームで業務に取り組むため、コミュニケーションが苦手だとすれ違いや認識不足が生じ、大きな問題につながることもあるでしょう。
エンジニアが現場で求められるコミュニケーションの場面には、次のようなものがあります。
- 定例会議・プレゼン・新人教育などでシステムを説明する
- 相手の意図を正確にくみ取る
- メールやチャットで情報共有を行う
- 報告書や議事録をわかりやすく作成する
説明力・傾聴力・文章力を身につければ、周囲からの信頼を得やすくなり、業務の生産性も向上します。
「コミュニケーションが苦手だから仕方ない」と考えるよりも、エンジニアとして成長するためのスキル強化と、前向きにとらえることが大切です。
クライアントのIT知識が少ない

近年、IoTやAIなどITサービス需要が変化するなか、クライアント側が十分なIT知識を持っていない場合があります。
このような場合、現場で必要なスキルや業務内容が明確に把握されないままプロジェクトが進むことがあり、現場での混乱や非効率な作業の原因となります。
案件が自由に選べる場合は、クライアントが求める人材の条件や業務範囲が明確かどうかを事前に確認することが重要です。
SES(客先常駐)の習慣あるある

SESとして働く場合、基本的にはSES企業の指示で案件が決まります。そのため、自分の希望が通らないことが少なくありません。
その結果、通勤に時間がかかる・帰社日があるなどのケースが生じます。
ここでは、SESでありがちな習慣をくわしく解説します。
通勤時間が長い
自分で案件を選べないため、通勤先が考慮されず、通勤時間が長くなることがあります。
SES企業では、プロジェクト参画前に面談をする機会があります。できる限り自宅から近い場所を希望したいという自分の希望が通るとは限らないのが現状です。
近年は特定の場所に縛られないリモートワークという働き方が可能となっているものの、セキュリティ上の理由から常駐先での作業が求められる場合があります。
一方で、通勤時間はスキルアップのための学習時間確保として有効活用することも可能です。
長い通勤時間が改善できない場合は、現状に不満を抱くよりも、上手に活用する方法を考えてみましょう。
帰社日がある

SES企業に所属しているエンジニアは基本的に常駐先に通勤するため、定期的に帰社日があります。
帰社日は、それぞれの常駐先で働いているエンジニアが集まり、近況報告・社内交流・勉強会などを行う日です。
SES企業に所属しているものの、短期間で常駐先が変わったり、帰社日がなかったりすると孤独感を覚えることもあります。
帰社日があることで、常駐先でも悩みを相談したり、モチベーションを上げたりする機会として有効です。
私たちテクニケーションでは、エンジニアが前向きに働ける環境を整えています。毎月1回開催している交流会もその取り組みの一つです。
チーム制も採用しているため、業務中にわからないことをそのままにせず、気軽に相談できます。
経験豊富なベテランエンジニアからのサポートやチームメンバーと一緒に前向きに業務に取り組むことが可能です。
案件選択制により、自分のキャリアや志向に合わせて自由に案件を選べるのも特徴の一つです。未経験の分野でも積極的に挑戦できます。
現在の状況に不安を抱いている方は、ぜひ一度私たちテクニケーションで働きやすい環境を見つけてみませんか?まずはお気軽に専門アドバイザーによる無料相談でご相談ください。
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SESエンジニアの思考や行動のあるある

SESエンジニアは、自分の市場価値やキャリアの方向性が把握できないことにより、現状に不満を感じると離職する傾向にあります。
しかし判断が早すぎると、キャリアに影響を与える可能性もあります。計画性を持ってキャリア形成をすることが重要です。
自分の市場価値がわからない
エンジニアの市場価値は、スキルと経験によって変わります。日々進化するIT業界では、自分も進化し続けることが重要です。
しかし現在の市場のニーズを把握せず、希望も持たずにただ配属された常駐先で働いていると、自身の市場価値がわからなくなることがあります。
案件単価を開示しているSES企業なら、常に市場価値を把握でき、モチベーションを維持できるでしょう。
また、市場価値を高めるためには、スキルを広げて専門性を高めることが重要です。
常駐先と合わないとすぐに離職する

IT業界は慢性的な人材不足のため、エンジニアの求人は豊富にある傾向です。そのため、常駐先と合わない場合、すぐに離職するエンジニアは少なくありません。
不満を感じる主な理由は、以下のとおりです。
- 残業・休日出勤が多い
- 勤務地が遠い
- 下流工程しか担当できない
- 年収が低い
- スキルアップできない
自身の希望条件と異なる場合、SES企業の上司に相談できます。しかしいつもはぐらかされ、同じような案件ばかりになると、将来に不安を抱く方もいるでしょう。
現状から抜け出すには離職は有効な方法です。ただし、安易な転職は同じ状況を繰り返す可能性もあります。
自身が描くキャリアパスを叶えるためには、慎重な環境選びが重要です。
私たちテクニケーションでは、エンジニアの希望やキャリアに合わせて案件を自由に選べる案件選択制を採用しています。
フルリモート・リモート併用・フル出社など、ライフスタイルに合わせた働き方が選べるのも特徴です。
チーム制により、未経験の分野でも経験豊富なベテランエンジニアのサポートを受けられるため、安心感を持って働けます。
さらに資格取得支援制度を活用し、実務経験を積みながら勉強することも可能です。
現状を変えたい方は、まずは私たちテクニケーションの専門アドバイザーによる無料相談でお話ししてみませんか?自身の理想とするキャリアについてお聞かせください。
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SESあるあるから見える問題点

SESにありがちな状況から、さまざまな問題点が浮かび上がります。代表的なものは、多重下請け構造・偽装請負・エンジニアへの還元率の低さです。
それぞれを詳しく解説するため、問題点を理解したうえで、前向きに働く方法を見つけましょう。
多重下請け構造
IT業界では、一次請け企業を頂点とするピラミッド型の多重下請け構造があります。開発から保守・運用に至る過程で必要な人数やスキルが異なるため、プロジェクトを円滑に進めるために効果的な構造です。
一次請け企業は、要件定義・基本設計・詳細設計などの業務知識が必要な上流工程に携わります。
それに対し、下位企業ほどプログラミングやテストなどの技術的知識が必要となります下流工程を担当することが一般的です。
SESでは、プロジェクト単位で特定の業務に対して技術者の労働を提供します。しかし、下流工程ばかり担当すると業務の幅が限られるため、キャリアアップがしにくいとされています。
偽装請負
SES契約は、人材の労働力を時間単位で提供する契約です。本来、SESでは成果物の完成に責任はなく、指揮命令権はSES企業にあります。
しかしクライアント側(発注者)がSESエンジニアに対し残業や業務についての指示を直接行うと、労働者派遣と同様の状態となり、偽装請負となるリスクがあります。
偽装請負は、労働基準法違反です。「偽装請負かもしれない」と感じたら、SES企業や労働局へ相談することが大切です。
エンジニアへの還元率の低さ

「同じ稼働時間で業務をしているにもかかわらず、なぜ報酬に差が出るのか」と不満を感じるエンジニアは少なくありません。
エンジニアの還元率は、SES企業によって異なります。利益やマージンの調整がしづらくなり、給料交渉で不利になるなどの理由から、案件単価や還元率を公表していないSES企業があります。
特に、多重下請け構造の下位企業では、還元率が低めに設定され収入が抑えられがちです。
高還元SES企業でも、研修やサポートが少ない、待機中の給与が保証されないなど落とし穴があります。
そのため案件単価や還元率だけでなく、資格取得支援制度や研修体制などが整っているかを事前に確認することが重要です。
私たち高還元SES企業のテクニケーションは、案件単価に応じた報酬が得られる単価給与連動制を導入しており、実力があるエンジニアほど高収入を得やすい仕組みがあります。
会社間の単価をエンジニアに開示しているため、納得感を持って働けるでしょう。
また、自身の興味や希望に合わせて案件を選べる案件選択制により、目指したいキャリアに合わせて成長できます。
資格取得支援制度でスキルアップも後押ししており、実務経験を積みながら学習にも集中できる環境です。
たとえ未経験の分野でも、チーム制により経験豊富なベテランエンジニアのサポートが受けられるため、安心感を持って業務に取り組めます。
現状を改善したいと考えている方は、ぜひ一度私たちテクニケーションの専門アドバイザーによる無料相談で相談してみませんか?
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SESエンジニアが見舞われるよくあるトラブル

SESで働くエンジニアは、契約や現場の環境をしっかりと理解していないと、トラブルに見舞われることがあります。主なトラブルは、次のとおりです。
- 契約内容と実際の業務が異なる
- 商流飛ばしが起こる
事前に知っておくことで、トラブルに直面しても落ち着いて対応できるようになるでしょう。
契約内容と実際の業務が異なる
SES業界では、契約内容と実際の業務が異なるケースが少なくありません。
例えば、クライアント側のIT知識が少ない、クライアント側とSES企業のコミュニケーション不足などが理由の一つです。
プロジェクトに必要なスキルを持たないエンジニアをアサインすることは、トラブルが起こる大きな要因となります。
システム要件を決定するのに欠かせないビジネス要求が曖昧な場合も、契約内容と実際の業務の不一致につながります。
こうした状況が発生すると、後工程で要求に合わず手戻りが発生し、業務量の増大にも影響を与えるでしょう。
さらに、近年はアジャイル開発や変動的な要件を前提としたプロジェクトも増えており、契約内容とのズレが起きやすいことも事実です。
そのため、クライアント側やSES企業は次のような対策が求められています。
- プロジェクト計画時に専門知識を持つ業務部門からの承認を得る
- 業務要求に優先順位をつける
- プロジェクトの特性に合わせた柔軟な契約形態を選ぶ
- 要件が変動する可能性を想定した工程スケジュールを策定する
- 定期的に体制を見直す
内容と実際の業務が異なる場合は、自社に相談して対応を仰ぎましょう。プロジェクトを円滑に進めるためには、柔軟に対応することが重要です。
商流飛ばしが起こる

SES業界では、現場とエンジニアの所属SES企業をつなぐ契約の流れを商流と呼びます。プロジェクトの状況に応じて、足りないエンジニアの人員をSES企業・派遣会社・フリーランスで補っています。
通常は、複数の仲介会社を経由して契約が結ばれることが一般的です。
しかし、一部では商流飛ばしと呼ばれる行為が発生します。これは、仲介会社を飛ばして現場とSES企業が直接契約してしまうケースです。
たしかに商流を飛ばせば仲介手数料が不要で、管理やトラブル対応も簡単になるメリットがあります。
一方で、商流飛ばしはタブーとされているため、発覚した場合は信用問題につながります。場合によっては取引停止や損害賠償を求められることもあるでしょう。
エンジニア自身も、自社とクライアントとの契約形態を理解しておくことが大切です。
SESエンジニアが起こしがちなトラブル

SES企業で働くエンジニア自身が原因でトラブルを引き起こすケースもあります。主なトラブルには、勤怠不良や情報漏洩などが挙げられます。
このようなトラブルは、信頼関係の喪失や自身のキャリア形成、将来的な案件獲得にも悪影響を与える可能性もあるため十分に注意しましょう。
勤怠不良
SESエンジニアはプロジェクトごとに常駐先が変わるため、人間関係や環境の変化によるストレスが溜まりやすい職種です。
その結果、無断欠勤・遅刻や早退の頻発・欠勤などの勤怠不良は起こりがちなトラブルです。
しかし、勤怠不良はプロジェクト全体の進行に支障をきたし、ほかのエンジニアへの負担も増えます。個人の評価を下げるだけでなく、所属するSES企業への信頼低下にも影響します。
さらに売上減少や契約終了にも直結し、企業とエンジニア双方にとって大きなリスク要因となるでしょう。
たとえ退職を検討している場合でも、勤怠不良は避けるべきです。円満退職やキャリア継続のためにも、責任ある行動を取ることが大切です。
情報漏えい

SESエンジニアはクライアントの社内システムや顧客データに触れる機会が多く、情報漏洩のリスクが常に付きまといます。
個人情報保護法は、個人だけでなく個人情報を取り扱うすべての事業者や組織が守らなければならない共通ルールです。
情報漏洩を起こしてしまうと、懲戒処分・損害賠償・刑事責任などの法的責任を負う可能性があります。さらにSES企業やクライアント企業も管理責任を問われるでしょう。
情報漏洩を防ぐための対策は、次のとおりです。
- 常駐先のルールやセキュリティ規定を遵守する
- 個人PCや私物デバイスの業務を避ける
- 不要なデータ持ち出しをしない
- リモートワーク時はセキュリティ環境を整える
特に近年はリモートワークが可能な場合もあるため、情報セキュリティ意識の高さがSESエンジニアにとって大きな評価ポイントになっています。
SESで起こるトラブルの回避術

「トラブルを防止するにはどうしたらよいのかわからない」と不安なエンジニアはいませんか?
事前にトラブルの予防策を理解して行動すれば、自分の身を守ることができます。ここでは、事前の情報収集と与件確認、契約条件・職務範囲の明文化と合意という2つの視点から解説します。
事前の情報収集と与件確認
与件とは、プロジェクトや業務を進める際に、提示される条件や要件のことです。
例えばクライアントから提示される条件や、予算・納期・環境・法規制などの制約、目標や要望などが挙げられます。
これらを正しく把握せずに契約すると、スキルのミスマッチや予算不足などのトラブルを招く恐れがあります。
トラブル回避のポイントは、以下のとおりです。
- 案件内容や常駐先の環境を事前にリサーチする
- 不明点はSES企業を通してクライアントに確認する
- 進捗共有や要件調整の仕組みを事前に決めておく
事前に多角的に情報収集し、慎重に与件確認することが、トラブル回避に効果的です。
契約条件・職務範囲の明文化と合意

SES契約では、契約条件や職務範囲の明文化して合意することが重要です。
口頭依頼や曖昧な契約では、「聞いていた業務と違う」「こんなはずではなかった」と後悔やトラブルにつながることがあります。
契約時は次のような点を明文化して合意することが必要です。
- 担当業務の範囲(設計・開発・テスト・運用など)
- 稼働時間や残業の扱い
- 待期期間中の給与の有無
- 契約期間と更新条件
- 研修・教育体制の有無
口頭で依頼を受けた場合も、メールや議事録などに記録を残し、後から合意の有無を確認できるようにしましょう。
契約内容を明確にしてお互いに合意を得ることが、トラブル回避につながります。
SESエンジニアのキャリアパス

SESエンジニアの将来像が見えにくいと感じる方もいますが、実際には多様なキャリアパスがあります。
例えば、JavaやPhtonなどの開発スキルを磨き続けることで、アプリケーションエンジニアとして専門性を高められます。
AWSやAzureといったクラウド領域に特化してクラウドスペシャリストやインフラエンジニアを目指すことも可能です。
近年需要が高まっているセキュリティやAIなどの分野でキャリアを積めば、セキュリティエンジニアやデータサイエンティストといった専門職へのステップアップも目指せるでしょう。
一方で、開発や運用の経験を活かし、上流工程やマネジメントを志向するキャリアもあります。
要件定義や設計をリードするアーキテクトや、チームをまとめるプロジェクトリーダー(PL)、プロジェクト全体を管理するプロジェクトマネジャー(PM)などが代表的です。
この場合は、技術力に加え、顧客折衝力やマネジメント力が求められます。
さらに、SESでの幅広い経験を活かして、自社プロダクトの開発や社内システムの運用・保守という選択肢もあるでしょう。
キャリアを描く際、自分の得意分野や経験を棚卸しし、どのような働き方を目指すのか明確にすることが重要です。
SESあるあるから脱却してよりよいキャリアパスを目指そう

SESにありがちな習慣に悩み、現状を変えたくてもどうしたらよいかわからないSESエンジニアもいるでしょう。
なかには、現場特有の不便さやストレスに慣れてしまい、改善できることでもそのままにしているケースもあるかもしれません。
作業環境の過酷さや見なし残業、人間関係の課題など、SESあるあるは予防・改善ができます。
周囲に流されず、自分のキャリアに沿った行動をするためには、環境選びが重要です。

私たちテクニケーションでは、案件選択制を採用しているため、自身の得意分野や興味によって自由に案件を選ぶことができます。
自分がどのような業務に合っているのか曖昧でも、未経験の分野でも、挑戦し成長できる環境です。
さらにチーム制により、経験豊富なベテランエンジニアからのサポートや、チームメンバーと協力しながら安心感を持って業務に取り組めるでしょう。
案件単価に応じた報酬が得られる単価給与連動制は、実力があるエンジニアほど高収入を得やすい仕組みです。
会社間の単価をエンジニアに開示しているため、納得感を持って働けます。
SESエンジニアとして効率的にキャリアアップを目指したい方は、ぜひ一度私たちテクニケーションの専門アドバイザーと無料相談でお話ししましょう。
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