SESで“現場ガチャ”より重要だと思ったこと
目次
はじめに
SES(システムエンジニアリングサービス)の話になると、よく出てくる言葉があります。
それが「現場ガチャ」です。
- 良い現場に入れるか
- 人間関係が良いか
- 技術が学べるか
- 残業が多いか
- 放置されないか
など、配属される現場によってかなり差があるため、SESではよく話題になります。
実際、私自身もSESで働く中で、
「現場によってかなり違うな」
と感じることは多くありました。
ただ、数年間実務を経験して感じたのは、“現場ガチャ”だけを気にしていてもあまり意味がない、ということです。
もちろん環境は重要です。
ただ、それ以上に大事だと思ったことがありました。
今回は、SESで働く中で「現場ガチャより重要だった」と感じたことについて書いてみたいと思います。
最初は「良い現場に入れれば勝ち」だと思っていた
SESで働き始めた頃、私はかなり環境依存で考えていました。
- 技術力高い人が多い現場
- モダン技術触れる現場
- 優しい人が多い現場
に入れれば成長できると思っていました。
逆に、
- 古いシステム
- ドキュメント少ない
- 保守運用中心
みたいな現場は、“ハズレ”だと思っていました。
もちろん、環境差は実際あります。
ただ、後から振り返ると、「どの現場でも成長する人」は一定数いました。
逆に、良い環境でも成長できない人もいました。
その違いは何なのかを考えるようになりました。
“自分から見に行く人”は強い
実務でかなり感じたのが、成長する人ほど「待ち」の姿勢ではないことです。
例えば同じ現場でも、
- ログを見る人
- AWS構成を見る人
- 他人のコードを読む人
- 障害調査を見に行く人
は、かなり吸収が早かったです。
逆に、
「教えてもらうまで待つ」
だけだと、どうしても成長速度が遅くなりやすいです。
SESでは特に、教育体制が完璧ではない現場もあります。
そのため、
「誰かが丁寧に全部教えてくれる」
を前提にすると苦しくなることがあります。
私自身も最初は受け身寄りでした。
ただ、途中から、
- CloudWatch Logsを見る
- Lambda設定を見る
- DynamoDB構成を見る
- 他人のPRを見る
などを意識するようになってから、理解速度がかなり変わりました。
“環境”より“経験の取り方”が大事だった
これはかなり印象が変わった部分でした。
例えば、保守運用中心の現場でも、
- 障害対応
- ログ調査
- AWS運用
- リリース
- テスト設計
など、学べることはかなりあります。
最初の頃の私は、
「開発じゃないと成長できない」
と思っていました。
しかし実際には、運用経験を通して、
- 壊さない重要性
- 影響範囲確認
- 異常系設計
- ログ設計
などをかなり学びました。
逆に、新規開発だけだと見えにくい部分もあります。
そのため、今は「何をやるか」だけではなく、
「その現場で何を学ぶか」
を見るようになりました。
“相談できる人”を見つけるのがかなり重要だった
SESでは、現場によって孤立しやすいことがあります。
特にリモート環境だと、
- 誰に聞けばいいか分からない
- 質問しづらい
- 空気が見えない
などもあります。
その中でかなり大事だと思ったのが、
「相談できる人を見つける」
ことでした。
別に直属でなくても、
- 話しやすい人
- レビュー丁寧な人
- ログの見方知ってる人
など、1人いるだけでかなり違います。
実際、成長が早い人ほど、
「この人から学ぼう」
を見つけるのが上手い印象がありました。
“現場のせいだけ”にしない人は強い
これは自分自身も反省した部分です。
うまくいかない時、
- 現場が悪い
- 教えてくれない
- ドキュメントない
と思いたくなることがあります。
もちろん、本当に厳しい現場もあります。
ただ、実務で見てきた中で感じたのは、
「環境が悪くても改善しようと動く人」
は少しずつ強くなっていくということです。
例えば、
- 自分で調べる
- メモ残す
- 検証する
- 質問整理する
- 手順化する
などです。
逆に、環境への不満だけで止まると、苦しい状態が続きやすい印象がありました。
私自身も、最初はかなり環境依存で考えていたと思います。
ただ、実務を通して少しずつ、
「どの環境でも学べることはある」
と思うようになりました。
もちろん“現場選び”は大事
ここまで書いておいてですが、もちろん現場選びは重要です。
- 長時間労働
- 極端な放置
- ハラスメント
- 成長機会ゼロ
のような環境なら、離れる判断も必要だと思います。
ただ、SESの話になると、
「当たり現場か、ハズレ現場か」
だけで語られやすいです。
実際には、それ以上に、
- 自分が何を見るか
- 何を吸収するか
- どう動くか
もかなり重要だと感じています。
まとめ
SESではよく「現場ガチャ」という言葉が使われます。
実際、現場による差はあります。
ただ、実務を経験する中で感じたのは、
「どんな現場でも学ぶ人は学ぶ」
ということでした。
特に成長している人ほど、
- 自分から見に行く
- 調べる
- 相談する
- 周囲を観察する
を自然にやっていました。
私自身も最初は、
「良い現場に入れるか」
ばかり気にしていました。
しかし今は、それ以上に、
「その現場で何を持ち帰れるか」
を見るようになった気がします。



















