システムエンジニアの平均給料はどのくらい?給料が上がりにくい理由や高年収を目指す方法を解説

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システムエンジニアとして働くなかで、給料が上がらないと感じる場合は、現状を見直す必要があります。システムエンジニアの平均的な給料事情を確認し、今後どのようにキャリアを形成すべきか考えることが大切です。

本記事では、システムエンジニアの平均給料や給料が上がりにくい理由、給料アップの方法を紹介します。現在の給料を見直し、高収入を目指したいと考えている方の参考になれば幸いです。

システムエンジニアの平均給料はどのくらい?

スマホを見て考える女性


システムエンジニアの平均給料は、約6,840,000円です。日本全国の平均給料が約4,600,000円のため、システムエンジニアの給料水準は高いと考えられるでしょう。

しかし、上記の数値はあくまでも平均であり、同じシステムエンジニアでも就業状況や職種などによって給料は変わります。業界全体の平均と比較して、自分の給料がどの程度の位置付けになっているのか確認することが大切です。

システムエンジニアの年齢別の平均給料

四人のビジネスマン


システムエンジニアの年収は、経験やスキルの向上とともに年齢に比例して上昇する傾向があります。

ここでは、年齢別の平均年収を紹介します。

自分の年齢に見合った給料を得られているのか、確認するための参考にしてみてください。

20代の平均給料

20代前半・後半の平均給料は、以下のとおりです。

  • 20〜24歳:約3,640,000円
  • 25〜29歳:約4,990,000円


20代前半と比べて、20代後半の方が1,000,000円以上平均給料が上がっていることがわかります。

システムエンジニアは、経験やスキルによって給料が大きく変わる仕事です。そのため、システムエンジニアとして働き始めたばかりの時期は、あまり高い給料は期待できないでしょう。

ただし、若いうちから経験を積み、スキルを磨くことで大幅な給料アップを叶えられる可能性があります。

30代の平均給料

30代前半・後半の平均給与は、以下のとおりです。

  • 30〜34歳:約6,310,000円
  • 35〜39歳:約7,200,000円


30代も、前半から後半にかけて平均給料が1,000,000円以上アップしています。

30代も、前半から後半にかけて平均給料が1,000,000円以上アップしています。 30代はスキル・経験ともに円熟した時期に差しかかっているのに加え、プロジェクトリーダーやマネージャーなど責任のある仕事を任せてもらえる機会が増えるのが特徴です。実績を積むことで、大幅に給料を上げられる可能性があるでしょう。

40代以上の平均給料

ノートパソコンを持つ笑顔のビジネスマン


40代前半・後半の平均給与は、以下のとおりです。

  • 40〜44歳:約7,250,000円
  • 45〜49歳:約7,970,000円


40代のシステムエンジニアは、これまでに培ったスキルや経験を活かし、マネジメント職に就くケースが増える傾向にあります。

ほかには、特定分野を専門としたスペシャリストとして活躍するシステムエンジニアも少なくありません。マネジメント職とスペシャリスト、どちらのキャリアでも高い給料を期待できるでしょう。

50代前半・後半の平均給与は、以下のとおりです。

  • 50〜54歳:約8,010,000円
  • 55〜59歳:約8,470,000円


55〜59歳は、各年代と比べて高い水準の平均給与を得ていることがわかります。

50代は、20代から積み重ねてきたキャリアを評価され、重要なポジションに抜擢されることが増える年代です。部署を統括する管理職や経営に関わる役員になる方、専門知識を活かしたスペシャリストとして活躍する方、ITコンサルタントに転身する方など多様なキャリア形成が考えられます。

システムエンジニアとしてどのようなキャリアゴールを目指すのか、明確なプランを立てることで安定した収入を得られるようになるでしょう。

システムエンジニアの種類別の平均給料

給料


システムエンジニアは職種によっても給料が変わるため、それぞれの平均値を確認することが大切です。

システムエンジニアの種類は、主に以下のように分類されます。

  • アプリケーションエンジニア
  • Webエンジニア
  • サーバーエンジニア
  • データベースエンジニア
  • ネットワークエンジニア
  • セキュリティエンジニア


ここでは、各職種の平均給料を紹介します。キャリアパスを検討するための参考にしてみてください。

アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニアの平均年収は、約5,570,000円とされています。

アプリケーションエンジニアの主な仕事は、スマートフォンやタブレットなどで使用するアプリの開発です。企画から要件定義、画面・機能の設計などを担当します。

担当する分野によって求められるプログラミング言語が異なり、経験を積むことでソフトウェア開発に関連した専門スキルを習得できるのが特徴です。

Webエンジニア

Webエンジニアの平均年収は、約5,570,000円とされています。

Webエンジニアは、システムエンジニアのなかでもWebサイトの開発に特化した職種です。利用者から見える箇所を担当するフロントエンドと、利用者からは見えない箇所を担当するバックエンドの2タイプに分けられます。

フロントエンドは、システムエンジニア初心者でもチャレンジしやすい一方、給料が低めに設定される傾向があるでしょう。給料を上げるには、経験を積んでフロントエンドとバックエンドの両方を担当できるWebエンジニアを目指すのがおすすめです。

サーバーエンジニア

パソコンを持つ男性


サーバーエンジニアの平均給料は、約6,890,000円とされています。

サーバーエンジニアはインフラエンジニアの一種であり、情報システムの基盤に関わる職種です。主にメールサーバーやWebサーバーなどの設計・構築を行います。Webサービス開発の土台に関わる仕事のため、時代を問わず高いニーズを保っているのが特徴です。

シフト制・24時間体制でサーバーにトラブルが生じないよう監視・メンテナンスを行うケースがよくあり、障害発生時には迅速な対応が求められます。責任の大きな仕事ですが、ほかの職種と比べて高い給料と将来性を期待できるでしょう。

データベースエンジニア

データベースエンジニアの平均給料は、約5,580,000円です。

データベースエンジニアは、分析のためにデータの整理・管理を行ったり、大規模データを活用するために情報基盤の構築・運用を行ったりします。近年は、IT以外の業界でもデータを活用する傾向があることから、幅広い業界での活躍が期待できる職種です。

ただし、データを扱う際には対象分野の業務知識を習得する必要があるため、関わる業界によってはIT以外に学習すべき知識が増えるでしょう。

ネットワークエンジニア

ノートパソコンを持つ女性


ネットワークエンジニアの平均給料は約6,890,000円です。

ネットワークエンジニアは、サーバーエンジニアと同様のインフラエンジニアに分類されます。主な仕事は、配線やルーターをはじめとした物理的なネットワークの設計・構築・運用・保守などです。

ネットワーク機器に障害が起きると、業務に大きな支障をきたすため、常に迅速な対応が求められます。ネットワークの基盤を支える重要な役割を担うことから、ほかの職種より平均給料が高くなる傾向があるでしょう。

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアの平均給料は、分野によって異なります。分野別の平均給料は、以下のとおりです。

  • 情報セキュリティー監査:約5,510,000円
  • オペレーション・ぜい弱性診断・デジタルフォレンジック:約5,580,000円


セキュリティエンジニアの仕事は、外部の攻撃からネットワークやシステムを守ることです。個人情報の漏洩やデータの改ざんなど、企業の命取りとなりかねない事態を未然に防ぐための重要な役割を担います。

インフラに関連した知識が必要とされることから、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアからセキュリティエンジニアへ転職する場合も少なくありません。近年のセキュリティ意識の高まりから、今後さらにニーズが高まることを期待できる職種です。

性別でシステムエンジニアの給料に差はある?

男女


男女別のシステムエンジニアの給料は、以下のとおりです。

  • 男性:約7,110,000円
  • 女性:約5,620,000円


上記のように、男性と女性では平均給料に差があることがわかります。男女差がある理由として挙げられるのが、男性が占める管理職の割合です。一般的に、管理職に就く割合は女性より男性の方が多くなりやすいといわれています。管理職はほかの職種と比べて給料が上がりやすいため、結果的に男性の平均給料が高くなると考えられるでしょう。

しかし、近年は女性のシステムエンジニアが増加傾向にあり、女性エンジニアを育成・支援する企業や教育機関も増えています。大手IT企業を中心にジェンダーギャップ解消に対する活動が行われているため、今後は給料面の男女差がなくなる可能性は十分にあるでしょう。

システムエンジニアの給料が上がりにくい理由は?

スーツを着た悩む男女


システムエンジニアの給料が上がりにくい理由は、以下のとおりです。

  • 単価相場が固定されている
  • 多重躾構造がある
  • 所属企業が中抜きする割合が大きい


SESなどのBtoB企業である場合、クライアントは相場に合わせて単価を決めるのが一般的です。そのため、相場より高い金額で契約を取ることが難しく、給料が上がらないといわれています。

BtoB企業は、多重下請け構造の下部に位置する場合がよくあるのも大きな要因です。多重下請け構造とは、クライアントから受けた案件を1次・2次・3次と再委託することを指します。再委託の際にマージンが抜かれるので、構造の下部に位置する企業は受け取る金額が下がり、システムエンジニアの給料も上がらないと考えられるでしょう。

また、BtoB企業のなかには利益を追求するために、エンジニアに支払う給料を抑えるケースもあります。クライアントが提示した単価や取引内容が不明確な場合、本来受け取るべき金額より低い給料が支払われている可能性もあるため注意が必要です。

テクニケーションは、単価と連動した給与設定を行い、公正な報酬の支払いを約束しています。そのうえで、社員に会社間単価を開示しているため、自分の市場価値に見合った給料を得られるのが特徴です。

プロジェクトに貢献した分だけ報酬を得られる体制を整えており、高いモチベーションで案件に取り組めます。給料を上げたいと考えている方は、お気軽にテクニケーションにご相談ください。

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システムエンジニアが給料アップを目指すには?

人差し指を立てる男性ビジネスマン


現在の給料に不満がある一方、どうすれば収入を増やせるのかわからない方は少なくありません。システムエンジニアが高収入を目指すためのポイントは、以下のとおりです。

  • スキルアップして上流工程を担当する
  • 資格を取得して知識を活かした仕事をする
  • 案件を自分で選択できるSES企業の仕事にチャレンジする
  • 単価給与連動制がある高還元SES企業の仕事にチャレンジする


ここでは、各ポイントを詳しく解説します。

スキルアップして上流工程を担当する

上流工程とは、クライアントとの打ち合わせ・企画・予算管理・進捗管理などを行い、下流工程に指示を出す立場のことを指します。一般的に、上流工程は下流工程と比べて給料が高くなる傾向があるため、上流工程を担当できるスキルを身に付けることが大切です。

上流工程を担当するには、コミュニケーションスキル・マネジメントスキル・ドキュメント作成スキルを上げる必要があります。上流工程ではクライアントのニーズを汲み取り、うまく話をまとめることが重要なため、高いコミュニケーションスキルが必須です。

また、システム開発全体を把握し、下流工程に的確な指示を出すためにはマネジメントスキルも欠かせません。さらに、わかりやすい要件定義書や設計書を作成するためのドキュメント作成スキルも求められます。まずは下流工程で経験を積み、必要なスキルを身に付けましょう。

資格を取得して知識を活かした仕事をする

パソコンを操作する手元


システムエンジニアは、確かなスキルと知識を備えている方ほど、高い給料を得られるチャンスが増えます。スキルを客観的に証明するため、資格を取得するのも給料を上げるポイントです。下記に、給料アップを目指すシステムエンジニアにおすすめの資格を紹介します。

  • 応用情報技術者
  • プロジェクトマネージャ試験
  • JavaGold
  • LPIC‐3
  • AWS SAA


自分のレベルや将来的なキャリアに合わせて、資格の取得を目指しましょう。

案件を自分で選択できるSES企業の仕事にチャレンジする

自分で案件を選択できないSES企業だと、キャリアに合わせた経験を積めなかったり、希望する給料に届かなかったりする可能性があります。

そのため、案件選択制を導入したSES企業で働くこともおすすめの方法です。

案件選択制とは、経験やスキルに合わせて案件を選べる制度を指します。キャリアプランに合わせて案件を選べば、効率的にスキルが身に付き、給料アップにつなげられるでしょう。

単価給与連動制がある高還元SES企業の仕事にチャレンジする

単価給与連動制とは、単価と連動して給与を設定する方法のことです。単価と給与が連動しているのに加えて、還元率も高いSES企業であれば、プロジェクトに貢献した分だけ給料を上げられる可能性が高まります。SES企業を選ぶ際は、単価給与連動制や高還元を意識するとよいでしょう。

私たちテクニケーションは高還元SESを掲げ、エンジニアの労働環境やキャリアの改善に注力しています。単価給与連動性を採用しているうえ、エンジニアへ会社間の単価を開示しています。

また、案件選択制を採用しているため、自分の市場価値に見合う案件を選択しながらキャリア形成を行えるのが特徴です。給料アップを目指している方は、ぜひお気軽にテクニケーションにご相談ください。

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高還元SES企業の仕事にチャレンジして給料アップを目指そう

ノートパソコンを持つビジネスマンの男女


システムエンジニアの平均給料は、年齢や職種などによって変わります。平均給料と比べて現在の給料が低いと感じる場合は、現状を変えることが大切です。

資格の取得やスキルアップはもちろんのこと、給料が上がりやすい環境を整えたSES企業を選ぶのも重要なポイントになるでしょう。

テクニケーションは、システムエンジニアが高いモチベーションで働き続けられるように案件選択制・単価給与連動性を導入している高還元SES企業です。自分の市場価値に見合った案件を選択し、公正な報酬を得られる環境を整えているため、給料を上げたい方はお気軽にテクニケーションにご相談ください。

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