Oracle Master Silver SQL合格体験記

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この記事では、2025年5月にORACLE MASTER Silver SQL 2019 認定資格を取得した私の勉強法をご紹介します。ORACLE MASTER Silver SQL 2019 認定資格を取得したい方は、参考にしてくださると嬉しいです。

前提条件:SQLの学習経験はあるが、実務未経験

まず勉強前の私のレベル感ですが、SQLの学習経験はあるものの実務で使った経験はなし、というレベルでした。

学習経験も、SELECT文などの基本操作や結合を習った程度です。

勉強期間:約5ヶ月

勉強を開始してから合格するまでに、約5ヶ月掛かりました。1日あたりにかけた時間は十数分〜数時間程度です。やらなかった日もありました。

やったこと:黒本に基づいて勉強

勉強法ですが、『オラクルマスター教科書 Silver SQL Oracle Database SQL』、通称黒本を使って勉強しました。大まかな流れは以下の通りです。

1.全体を3周する

2.模試を繰り返し解く

3.模試、出題頻度の高い項目と苦手な項目を確認する

それぞれ解説します。

1.全体を3周する

まず理解を深めるために、全体を3周しました。ただし最初から最後までやってから次の周に入るのではなく、2周目3周目は基本的に以下のようなスパンで学習しました。

・2周目:1周目の翌日

・3周目:1周目の1週間後

具体例をあげると、7月1日に勉強した内容を7月2日と7月8日に復習するイメージです。このようなスパンで学習することで、学習したことを忘れてしまう前に復習できました。

ちなみに4周目をやる場合は、最初に勉強した日から1ヶ月後、前述の例でいうと8月8日に復習しました。

動きはOracle Live SQLで確認

学習の際は、ただ本を読むだけではなく積極的に手を動かすようにしました。というのも、手を動かした方が実際のSQLのコマンドを理解しやすいし覚えやすい、と考えたためです。

動きの確認をするときに使ったサービスが、Oracle Live SQLです。このサービスを使えば、SQLの環境を構築せずに動作を確認することができます。

Oracle Live SQLで実行できないあるいは私が実行できないと思ったコマンドもあったのですが、そういった箇所は読んで理解するようにしました。

2.模試を繰り返し解く

黒本全体を学習した後は、本の巻末にある模試を繰り返し解きました。また解く際は、本そのものだけでなく付随するWebアプリも併用しました。Webアプリによって、移動中などの隙間時間も活用できたのがよかったです。

Webアプリを使う際は、以下の順番で学習しました。

  1. 一通り解く
  2. 間違えた問題をもう一度解く
  3. 1.と2.を繰り返し解く

3.模試、出題頻度の高い項目と苦手な項目を確認する

受験直前には、模試に加えて出題頻度の高い項目と苦手な項目を確認しました。

出題頻度の高い項目については、黒本に載っている表を参考にして対応する章を復習しました。苦手な項目については、何回も間違えたあるいは自信のない問題やうろ覚えなファンクションを復習しました。

受験直前の成績としては、模試はほとんど正答できたが各章の章末問題には自信がないものもある、という状態でした。

しかし結果としては、合格しました。

反省点:試験日を仮にでも決めておいたほうが良かったかもしれない

今回の反省点は、学習開始時に試験日を決めておかなかったことです。ある種の締め切りを設定しなかったことで、中弛みが発生してしまいました。

最初に試験日を決めておけば、より短い期間で合格できたかもしれません。

おまけ:時期が合えば、再受験無料キャンペーンを使うのがおすすめ

Oracle Database SQLを含むオラクル認定試験の一部については、定期的に再受験無料キャンペーンが実施されています。このキャンペーンを使えば、仮に落ちても一定期間は無料でもう一回同じ試験を受験できます。

再受験無料キャンペーンは、直近では2025年3月1日〜5月31日に実施されていました。

もし受験したいタイミングがこのキャンペーンの期間に合えば、利用するのがおすすめです。受験する日が決まったら、「Oracle 再受験無料」などと検索してキャンペーンが開催されているか、確認するのがよいでしょう。もちろん試験にかかる時間なども含めて考えると、1回で合格するに越したことはありません。

まとめ

この記事では、ORACLE MASTER Silver SQL 2019 認定資格を取得した私の勉強法を紹介しました。参考になれば幸いです。