ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアになれる?将来性や目指すロードマップを解説

ネットワークエンジニアとして働くなかで自身のキャリアに行き詰まりを感じ、「本当にこのままの仕事でよいのか」「今後どうすればよいのかわからない」と不安を抱く方は少なくありません。
そのような不安を抱いたときは、クラウドサービスを活用してITインフラを設計・構築する、クラウドエンジニアへのキャリアチェンジを検討してみてはいかがでしょうか。
本記事では、ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアへ転向するロードマップについて詳しく解説します。
併せて、クラウドエンジニアの仕事内容や将来性なども解説するので、現在ネットワークエンジニアとして働き、将来に不安を感じている方はぜひ参考にしてください。
目次
ネットワークエンジニアの仕事内容

ネットワークエンジニアが担う業務は幅広く、大きくネットワーク設計やネットワーク構築、保守運用に分類することができます。
サーバーなどのハードウェアやIT機器、ソフトウェアなどを企業が保有し、ITインフラの構築や管理を行うオンプレミス環境での仕事が主体です。
それぞれの仕事内容を解説するので、現在どの分野の業務を行っているのか、確認するための参考にしてください。
ネットワークの設計
クライアントの求めるシステムをヒアリングし、要件の設計を行うことがネットワーク設計の主な業務です。
設計した要件に必要なネットワーク構成や使用する機器の種類や数量を決定するシステム設計の根幹を担う作業といえます。
また、開発後のネットワーク維持に関するコスト管理、運用開始までのスケジュール決定もネットワークの設計時に行います。
ネットワークの構築

ネットワーク設計時に決定したスケジュールに沿って必要な機器を設置し、設定するまでがネットワーク構築で行う作業です。
大企業のように拠点が多い場合は時間を要し、規模によっては数ヶ月かかるケースも少なくありません。また、機器の設置や設定後に正常に稼働するかテストもこの段階で行うケースが多いです。
保守運用
保守運用では、運用を開始したネットワークが正常に稼働しているか点検を行い、トラブルが生じた場合は適切な処置を行います。
また、ネットワークの使用環境や企業の要望変更に応じて、使用している機器の設定変更や構成変更を行う作業も保守運用を行う業務も含まれます。
このように、保守運用は企業の業務を支えるネットワークを維持するための重要な役割といえるでしょう。
クラウドエンジニアの仕事内容

Amazonが提供しているAWSやMicrosoft Azure、Google Cloud Platformなど、近年ではさまざまなプラットフォームが広まっています。
クラウドエンジニアはオンプレミス環境での作業とは異なり、クラウド上のプラットフォームで提供されている機能を組み合わせ、適切なシステム環境を構築する職種です。
クラウドエンジニアが担う主な仕事内容を解説するので、どのような業務に関わりたいのか検討するための参考にしてください。
インフラ設計
クラウドエンジニアにとって、インフラ設計は主軸となる仕事です。
クラウド上でのサーバー設計や構築、ネットワークの整備といったインフラ設計は、企業の業務を裏から支援するための重要な役割といえるでしょう。
クラウド環境の構築
クラウドエンジニアは、クラウド上でのインフラ設計だけでなく、クラウド自体を設計・構築することもあります。
これまでは自社サーバーによってシステム運用を行うことが一般的でしたが、近年ではクラウド上に必要な環境を構築し、システム運用をする企業が増加傾向にあります。
そのため、今後のクラウドエンジニアには、設計したインフラを運用するために必要なクラウド環境構築のスキルも求められるでしょう。
保守運用

ネットワークエンジニア同様に、クラウドエンジニアにも保守運用の仕事があります。ネットワークエンジニアの場合、インフラ設計やネットワークの構築、保守運用を分業するケースが少なくありません。
しかし、クラウドエンジニアにはインフラ設計やクラウド環境構築、保守運用までの一連の業務に対する知識とスキルが求められます。クラウドエンジニアという職種に求められる業務は多岐に渡り、今後ますます需要が高まるでしょう。
ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアになれる?

クラウドエンジニアを目指す場合、ネットワークエンジニアなどITエンジニアとしての実務経験を積んでから転向することが一般的です。
オンプレミス環境でのITインフラ設計の経験は、クラウド領域に移行しやすいといわれています。
そのため、ITインフラに関する基礎知識や技術をネットワークエンジニアとして磨き、スキルアップをしてからキャリアチェンジを行うエンジニアは少なくありません。
クラウドエンジニアの需要が高まっている理由

近年ではクラウドエンジニアに対する需要が高く、平均年収も一般的なシステムエンジニアよりも高い傾向となっています。
しかし、「なぜそこまでクラウドエンジニアの需要が高いのかわからない」「本当にクラウドエンジニアのニーズはあるの?」と疑問を抱く方は少なくありません。
クラウドエンジニアに対する需要が高まっている理由について詳しく解説するので、クラウドエンジニアを目指すかどうか悩んでいる方は、結論を出す際の参考にしてください。
クラウドサービスを導入する企業が増えているため
ITシステムの構築・運用はオンプレミスからクラウドへ移行しつつあり、2022年に総務省が公表した「令和4年通信利用動向調査の結果」では、全体の約7割の企業がクラウドへ移行しているという結果が出ています。
理由としては、クラウド(仮想環境)を経由することで場所や使用機器を選ばずに利用するといったことが挙げられます。また、資産や保守体制を社外に移すことでリスク分散がしやすいことも、移行が進んでいる理由といえるでしょう。
その他に、2023年にJUAS(一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会)が行った調査では、IT投資によって業務プロセスの効率化やセキュリティ強化、働き方改革に対応するためのテレワーク環境の構築などに対する課題解決の施策として重要視されています。
このような背景から、クラウドエンジニアは企業にとって貴重な人材であることが伺えるでしょう。
業務の効率化が求められるため

クラウド上でのシステムを活用する場合、インターネット環境さえ用意すれば、時間や場所を問わずに業務を行うことができます。
その結果、企業が抱えている「IT投資による業務プロセスの効率化」という課題の解決が期待できます。
業務の効率化はコスト削減にもつながることから多くの企業が求めており、課題解決に向けた作業が行えるクラウドエンジニアへの需要がより高まっている理由といえるでしょう。
リモートワーク化が進んだため
2020年に始まった新型コロナウイルスの感染拡大を受け、リモートワークを取り入れる企業は増加しました。
リモートワークを実施するにあたり、クラウド上で利用できるシステムの需要は増加し、クラウドエンジニアという職種の人気はさらに高まったと考えられます。
また、働き方改革に対応するためのフレキシブルな働き方を実現するといったことも、クラウドを活用したシステム運用のニーズを底上げしている理由といえるでしょう。
クラウドエンジニアの将来性

近年ではDX化の推進によって業務効率の改善が活発になり、SaaSやPaaS、IaaSといったクラウド型のシステムが広く活用されるようになりました。また、テレワークの普及に伴って、個人デバイスでシステムにアクセスするケースも増加しています。
このような現状がある一方で、システムに対するセキュリティ強化に関する課題が浮き彫りになっています。
従来のセキュリティに関する考え方ではネットワークに境界線を設け、信頼できる内部要素と、信頼できない外部要素の間に対してセキュリティ対策が講じられてきました。
具体的には、社内LANやデータセンターなどに外部から干渉できないように監視、遮断をするといったことが挙げられます。
しかし、外出先やテレワークを行う作業環境などからシステムへ干渉することで境界線が曖昧になり、従来のセキュリティ対策では対応しきれない状況となったのです。
そこで、これらの課題を解決するために、ゼロトラストセキュリティと呼ばれる考え方によるセキュリティ対策が注目を集めています。
ゼロトラストセキュリティは社内・社外を問わずシステムにアクセスするすべての通信を信頼しないという考え方で、システムに干渉するすべてを対象としてセキュリティ対策を講じます。
DX化の推進やテレワークへの対応に向けたクラウド上でのシステム運用、またこれらのセキュリティを強化するためのゼロトラストセキュリティの構築にはクラウドエンジニアの存在は不可欠な要素です。
このような理由から、クラウドエンジニアは企業インフラの中核を担い、今後も安定して働くことができる職種といえるでしょう。
現場のクラウド化は進む一方で、技術の高度化や多様化も著しいため、クラウドエンジニアには常に最新技術の習得と適応力が求められます。市場価値の高い人材になるためには、幅広い知識と実務経験の積み重ねが不可欠です。
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ネットワークエンジニアとクラウドエンジニアの年収の比較

携わる業務に大きな違いのあるネットワークエンジニアやクラウドエンジニアは、その需要の高さから民間企業の平均年収と比較して高い傾向があります。
政府が2019年に公表した「賃金構造基本統計調査」によると、システエンジニア全体の平均年収は約5,690,000円となっています。
国税庁による「令和5年分 民間給与実態統計調査」では日本国内の民間企業で働く労働者の平均年収が約4,600,000円であることから、システムエンジニアという職種全般の給与水準は高いといえるでしょう。
では、ネットワークエンジニアとクラウドエンジニアそれぞれの年収はいくらくらいになっているのでしょうか。
それぞれの年収を紹介するので、クラウドエンジニアになることを検討する際の参考にしてください。
ネットワークエンジニアの年収
厚生労働省のITシステム設計技術者に関する調査によると、ネットワークエンジニアの平均年収は6,849,000円となっています。
プログラマーやシステムエンジニアの平均年収は5,576,000円のため、高い給与水準であることが伺えます。
ネットワークエンジニアの業務は従来のITインフラ構築が主な業務ですが、現場で活躍をしながら高い収入が期待できる職種といえるでしょう。
クラウドエンジニアの年収
官公庁によるクラウドエンジニアの年収は公表されていません。しかし、求人情報のデータによると、クラウドエンジニアへの年収提示額は5,000,000〜10,000,000円とかなり幅が広くなっています。
これは、クラウドエンジニアの業務は独特であるため未経験者に対する給与額が低く、知識や実務経験のあるエンジニアに対する需要が高いことが原因です。
そのため、クラウドエンジニアへキャリアチェンジをしてすぐの段階では高い年収が得られなくても、経験を積むことでネットワークエンジニアより高い水準の収入が期待できるといえます。
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ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアを目指すロードマップ

ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアへキャリアチェンジするために、「なにから始めればよいかわからない」と悩みを抱える方は少なくありません。
そこで、ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアへのキャリアチェンジを成功させるための方法をご紹介します。
ネットワークの保守や運用の経験を積む
クラウドエンジニアは、その他のエンジニアとは異なり、根幹となるクラウドの構築からシステム設計や構築、保守運用までの一連の業務が求められます。
しかし、クラウド上のシステムを保守運用するためには、ゼロトラストセキュリティの考えに基づいた高度なセキュリティ対策が必要です。
そのため、ネットワークの保守や運用経験を積んでセキュリティの基礎スキルを身につけておくことで、クラウドシステムに対するセキュリティが身につけやすくなります。
ネットワークの設計や構築の経験を積む
クラウド環境で業務を行うためには、ネットワークに関する知識は必要不可欠な要素です。
IPアドレスやDNS、ルーティングなどのネットワークに関する基礎的な概念を理解することで、はじめて仮想ネットワークやセキュリティに関するルールの設定が行えるようになります。
このような理由から、ネットワークエンジニアとしての経験やスキルを身につけることは、クラウドエンジニアへのキャリアチェンジを後押ししてくれる要素といえるでしょう。
クラウドエンジニアに必要なスキルを身に付ける
クラウドエンジニアに求められるスキルを事前に身につけておくことも、クラウドエンジニアへのキャリアチェンジには必要です。
クラウドエンジニアが扱うサービスにはAmazonのAWSやMicrosoftのAzure、GoogleのGCPなどが挙げられます。
代表的なサービスの知識やスキルを身につけておくことで、クラウドエンジニアにあったときの就職もしやすくなるでしょう。
クラウドエンジニアに転職する

ネットワークエンジニアとして働くことで経験を重ね、クラウドエンジニアに求められている知識やスキルが身についていれば未経験でも転職できる可能性があります。
すでに働いている企業でクラウドの仕事に携われるケースもありますが、本格的にクラウドエンジニアへのキャリアチェンジを目指すなら、転職という方法は有効な手段です。
私たちテクニケーションでは、案件選択制を採用しており、自分のスキルや目標に合ったプロジェクトに参加しやすいため、未経験分野への挑戦もしやすい環境です。
また、還元率70%以上の高還元を実現しており、実際に年収アップを果たしたエンジニアも多数います。さらに、チーム制でベテランエンジニアのサポートを受けながら、新しい分野に挑戦できます。
エンジニアとしてスキルアップや年収アップを検討している方は、ぜひテクニケーションのカジュアル面談でご相談ください。
クラウドエンジニアを目指すために必要なスキル

クラウドエンジニアを目指すためには、ネットワークエンジニアの領域に関する知識だけでなく、以下のようなスキルも必要です。
- プログラミングスキル
- コミュニケーションスキル
- クラウドサービスに関する知識やスキル
- インフラに関する知識やスキル
それぞれのスキルの概要と必要な理由について解説します。
プログラミングスキル
クラウドエンジニアにとって、プログラミングスキルは必須ではありません。
しかし、プログラミングスキルを身につけておくことでシステムのコーディングを自身で行い、作業の自動化ができます。その結果として業務が効率化でき、企業からの評価が得られやすくなるでしょう。
コミュニケーションスキル
自社のシステム担当者やクライアント、チームメンバーとの打ち合わせではコミュニケーションスキルは欠かすことができません。
コミュニケーション不足のままシステム開発が進んだ場合、求められていた機能が備わっていないなど、大きなトラブルに発展する可能性もあります。
また、チームメンバーとのコミュニケーションが足りていないときは、進捗に支障をきたす可能性も考えられます。
このようなリスクを回避するためにも、日頃から意識的にコミュニケーションを図って身につけておくことが大切です。
クラウドサービスに関する知識やスキル

クラウドエンジニアにとって、クラウドサービスに関する知識やスキルは必須要素です。
クラウドサービスを活用したシステム開発では、多様な機能のなかから適切な組み合わせを見つけ出し、システムを構築することが求められます。
取り扱うクラウドサービスのメリット・デメリットを理解し、適切に扱えるスキルが必要です。
インフラに関する知識やスキル
クラウドエンジニアが携わる案件には、既存のサーバーやネットワークなどのITインフラをクラウド化するものが多いです。そのため、インフラに関する知識やスキルも必要となります。
ネットワークエンジニアとしてキャリアを重ねていればインフラに関する知見があるため、クラウドエンジニアへのキャリアチェンジもしやすくなるでしょう。
私たちテクニケーションでは、案件選択制により、自分のスキルやキャリア目標に合ったプロジェクトを選び、キャリアチェンジも目指しやすい環境です。
また、チーム制でベテランエンジニアのサポートを受けながら、安心感を持ってスキルを磨くことができます。
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クラウドエンジニアを目指すためにおすすめの資格

クラウドエンジニアとなることを目標とする場合、資格を取得することでキャリアチェンジがしやすくなるのでおすすめです。クラウドエンジニアになるためにおすすめの資格には、以下のようなものがあります。
- 情報処理技術者試験
- AWS認定資格
- Microsoft Azure認定試験
- Google Cloud認定資格
- CompTIA認定資格
- CCSP認定試験
- Linux技術者認定試験
上記の資格試験には身につけているスキルや実務経験に応じてランクが設定されているものが多いため、基礎レベルから段階的にチャレンジするとよいでしょう。
ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアに転職したいなら

すでにネットワークエンジニアとして働いている方の場合、ITインフラに関する知識があることから、クラウドエンジニアへのキャリアチェンジはしやすいでしょう。
しかし、クラウドに関する知識や実務経験がない場合、キャリアチェンジが難しかったり求めている年収が得られなかったりする可能性があります。
一方で、働きながら個人で知識やスキルを身につけることは難しく、途中で諦めてしまう方も少なくありません。
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