ネットワークエンジニアにおすすめの資格は?難易度や取得するメリットについて解説

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ネットワークエンジニアとしてキャリアアップの方向性がわからない方や資格がどのように評価されるのか知りたい方もいるでしょう。

ネットワークエンジニアとしてキャリアアップをしていくためには資格を取得することが重要です。

この記事では、ネットワークエンジニアの仕事に触れつつ、資格取得のメリットや注意点などを解説します。

さらに、おすすめの資格についても紹介するので、資格を取得する際の参考にしてみてください。

ネットワークエンジニアとは

オフィスで仕事する若いビジネスマン


ネットワークエンジニアとは、ネットワーク環境の構築や管理などネットワーク全般に関わるエンジニアのことです。ネットワークエンジニアの仕事や年収、必要なスキルを解説します。

ネットワークエンジニアとしての今後のキャリアを考える際の参考にしてください。

主な仕事

ネットワークエンジニアの主な仕事は、ネットワークの設計と構築運用・保守の4つです。

設計はクライアントの要望をまとめて、ネットワーク機器の種類や数、通信回線などを決定します。

構築は決められたスケジュールに基づいて、ネットワーク機器を設置し設定します。設定後にテストで確認して構築業務は完了です。

運用は機器の設定変更や構成変更などを行い、クライアントのネットワーク運用の手助けを行います。

保守はネットワークシステムの故障やトラブルにいち早く対応し、原因を突き止めて改善する仕事です。

年収

ネットワークエンジニアの平均年収は4,493,000円で、ITエンジニアより少し高い傾向です。

20代の平均年収は3,800,000円、30代の平均年収は4,270,000円ですが、IT業界のなかだと年収は低めの傾向があります。

ただ、高度な技術力と豊富な経験があるエンジニアやマネジメント力があるエンジニアは平均年収を大幅に超える年収を得ている方もいます。

特に、AIやセキュリティなどの新しい技術への対応力を保有しているエンジニアが年収のアップを期待できるでしょう。

必要なスキル

オフィスでミーティングする男女の会社員


ネットワークエンジニアの仕事はクライアントからのヒアリングからはじまり、ネットワークの構築や運用・保守と進んでいきます。そのためネットワークエンジニアにはさまざまなスキルが必要です。

ネットワークエンジニアに必要なスキルは、以下の5つです。

  • ネットワーク関連の知識
  • 問題を特定し対処する能力
  • コミュニケーション能力
  • 無線LANやサーバーなどの知識
  • 説明能力


クライアントの要望を叶えるためやトラブルへの対処を行うためにこの5つの能力が必要になります。

特に、コミュニケーション能力と説明能力はクライアントに理解してもらうために大切です。

【段階別】ネットワークエンジニアにおすすめの資格や難易度

オフィスで働く若いエンジニア


ネットワークエンジニアとして取得すべき資格や、その順番を迷っている方もいるでしょう。ここでは、以下3つの段階別に取得するべき資格を説明します。

  • 別のエンジニア職種から目指す場合
  • 経験年数が3年から5年の場合
  • スペシャリストを目指す場合


資格を取るときの参考にしてみてください。

別のエンジニア職種から目指す場合

別のエンジニア職種からネットワークエンジニアを目指す場合は、IT業界に関する基礎的な知識を身につけることが必要です。

そのため、セキュリティやサーバー構築など基本を学ぶ資格を取りましょう。取るべき資格は以下のとおりです。

  • 基本情報技術者試験
  • Cisco技術者認定:CCT
  • Cisco技術者認定:CCNA
  • LinuC認定資格:LinuCレベル1 レベル2
  • CompTIA Network+


この段階では情報処理の基礎力やセキュリティの知識などネットワークエンジニアを目指すための第一歩となるスキルを得る必要があります。

また、将来のキャリアに応じて必要なスキルの基礎を学ぶことが可能です。

経験年数が3年から5年の場合

経験年数が3年から5年のネットワークエンジニアには、ハイレベルで専門性の高いスキルが求められます。

特にネットワークの設計や自動化などに関する知識とサーバーやクラウドの運用、セキュリティの深い理解が必要です。

この段階で取得するべき資格は以下の5つです。

  • Cisco技術者認定:CCNP Enterprise
  • LinuC認定資格:レベル3
  • JNCIA-DevOps
  • 応用情報技術者試験
  • ORACLE MASTER Bronze


この段階ではより高度で複雑な設計や運用、トラブル対応などのスキルを認定する資格が評価されます。そのなかでも自分の考えているキャリアにあった資格を選ぶとよいでしょう。

スペシャリストを目指す場合

ワンポイントを伝える女性


スペシャリストを目指すためには、大規模ネットワークの設計や運用と、セキュリティ対策やマネジメント力が必要となります。この高い技術スキルを証明するために、資格取得が重要です。

スペシャリストを目指す方のおすすめの資格は以下のとおりです。

  • Cisco技術者認定:CCIE
  • ネットワークスペシャリスト試験
  • 情報処理安全確保支援士
  • 電気通信主任技術者試験


この段階では、国際的に通用するスキルを身につけることやセキュリティ・通信インフラの責任者になることを考えている方が資格取得を目指します。

案件の中核を担うため論理的思考力や設計力などが求められます。

ネットワークエンジニアが資格を取得するメリット

オフィスでノートパソコンを使う新入社員


ネットワークエンジニアにおすすめの資格を解説してきましたが、資格を取得することで、どのようにキャリアアップにつながるのかわからない方もいるでしょう。

ここでは以下の3つの資格を取得するメリットを解説します。

  • キャリアアップにつながる
  • スキルの証明になる
  • 年収アップの可能性がある


資格取得を悩んでいる方は参考にしてみてください。

キャリアアップにつながる

資格を取得することで、企業からの評価が高くなり、キャリアアップのチャンスにつながります。ほかのネットワークエンジニアより優れた能力を保有していることを資格が証明してくれます。

特定の分野や製品に関する高度な知識や技能を保有していれば、信頼されて業務を任されやすくなるためです。

また、ネットワークエンジニアに関する仕事の技術や知識が豊富になることで、プロジェクトのリーダーを任されるでしょう。

スキルの証明になる

資格はネットワークエンジニアとしての知識やスキルを証明するために有効な手段です。特に、ネットワークエンジニアの経験が浅い方は実務経験に変わるスキルの証明になります。

また、ネットワークエンジニアとしての専門性をアピールする材料となります。

例えば、CiscoのCCNPではネットワークの設計や実装などの高度なスキルを認定するもので、企業から評価されやすいです。

このような資格を取得することでオファーや転職の際にアピールができます。

年収アップの可能性がある

パソコン作業をする女性


資格はネットワークエンジニアとしてスキルがあることを証明できる手段であるため、年収アップにつながる可能性があります。

例えば、資格手当を支給している企業もあり、特定の資格を取得することで手当を受け取れます。

加えて一部の企業では資格の有無を評価制度に組み込んでおり、資格を取得することで評価され、特に難易度の高い資格ほど評価されやすい傾向です。

私たち高還元SES企業であるテクニケーションでは、単価給与連動制やチーム制・案件選択制・資格取得支援制度を整え、キャリアプランに沿ったスキルアップを行うことができます。

単価給与連動制は、報酬の還元率が高く案件単価に応じて報酬が決まる制度です。会社間の単価をエンジニアに開示しているため、モチベーションのアップにつながります。

チーム制でプロジェクトを進行することによって、経験が豊富なエンジニアから知識や技術を学ぶことが可能です。

また、案件選択制により自由に案件が選べるため自分の思い描いた成長ができます。さらに、資格取得支援制度もあるため、ネットワークエンジニアとしての成長を後押ししています。

詳細は私たちテクニケーションのカジュアル面談でご相談ください。あなたのこれからのキャリアに合わせた働き方についてお話しできます。

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ネットワークエンジニアが資格を取得する際の注意点

オフィスのビジネスウーマン。


ネットワークエンジニアが資格を取得するメリットを説明しましたが、資格を取得する際に注意するべき点がわからない方もいるでしょう。

以下の2つの資格を取得する際の注意点を説明します。

  • 勉強に時間をかける必要がある
  • 勉強のための書籍代やスクール代などの費用がかかる


上記の2点を理解したうえで資格取得の勉強に挑みましょう。

勉強に時間をかける必要がある

ネットワークエンジニアが資格を取得するためには、勉強に時間をかける必要があります。

例えば、応用情報技術者試験では約200~300時間、ネットワークスペシャリスト試験は基本情報技術者試験の資格を持っている方が約400~600時間です。

また、必要とされている学習時間にあわせて受験日を決めることが大切です。受験日を決めた後は1日の学習時間を決めましょう。

時間をかけて勉強をする必要があるので、集中して勉強できる時間と隙間時間など学習環境によってわけて考えましょう。

勉強のための書籍代やスクール代などの費用がかかる

資格を取得するための勉強には書籍代やスクール代などの費用がかかります。資格取得の方法としては、書籍による独学と、スクールでの学習の2つです。

例えば、書籍代はCCNA対策の場合2,000〜5,000円、ネットワークスペシャリストの場合は3,000〜6,000円が相場になっています。

スクールの場合は無料で受けられるスクールもありますが、ほとんどのスクールでは約180,000〜250,000円の高額な受講料がかかります。

そのため、資格取得の勉強を始める前に必要なお金を準備しましょう。

ネットワークエンジニアの資格取得のための勉強のポイント

机上のノートパソコンとコーヒー

資格取得に向けてどのような方法で勉強を行うのが自分に合うかわからない方もいるでしょう。ここでは、独学の場合とスクールに通った場合のメリットとデメリットを解説します。

資格取得に向けた勉強方法を決める参考にしてみてください。

独学の場合

独学で資格取得のための勉強を行う場合は、しっかりと学習計画を立てることが大切です。

資格試験の範囲を把握し、求められるスキルや知識を理解して、受験日から逆算して学習を進めましょう。

1日の学習範囲を明確にすることで、資格取得までのイメージが持てるようになります。

また、独学のメリットは、自由時間や隙間時間に自分のペースで勉強できることです。そのため、生活と学習を両立させることで、モチベーションを保ったまま勉強できます。

ただ、疑問点やわからない点が生じたときにすぐに解決できないことが挙げられます。資格を取得するために特に押さえていた方がよいポイントなどもわからないため調べることに時間を割いてしまうでしょう。

スクールに通う場合

スクールに通って資格取得の勉強を行うと、専門講師から指導を受けられ、より知識が習熟します。さらに、新しい業界情報や試験対策のコツを知ることができます。

また、スクールでは模擬試験やグループディスカッションなどを通して実践的なスキルを向上させることが可能です。

ほかにも、疑問点や不明点があった場合にすぐに講師に聞いて解決できます。

ただ、スクールでは専門講師による直接指導を受けられる分、費用が高くなる傾向があります。

オンラインスクールも数多くあり、費用や学べる内容が自分の目指しているキャリアに合っているかをオンライン説明会に参加してみて判断しましょう。

ネットワークエンジニアのキャリアパス

右肩上りの矢印とビジネスマンの拳

ネットワークエンジニアのキャリアパスは、プロジェクトマネージャーなどのジェネラリストと、セキュリティエンジニアやインフラエンジニアなどのスペシャリストの2つです。

プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体をマネジメントするリーダーになるキャリアで、クライアント先との交渉やチームの編成、進捗の管理などが業務になります。そのためネットワークに関する知見が深いこととマネジメントスキルが必要です。

マネジメントスキルをプロジェクトマネージャ試験などで勉強してから、マネジメントの実務経験を積みましょう。

一方、スペシャリストになるにはネットワークエンジニアとして豊富な経験と知識が必要です。十分にネットワークエンジニアの知識を学んだら、セキュリティやインフラなどの専門性の高い知識の学習を始めましょう。

スペシャリストになるための資格取得は、応用情報技術者試験に合格してから勉強を始めるのがおすすめです。勉強しながら関連する仕事で、実務経験を積むことでアウトプットでき、知識の定着につながるでしょう。

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ネットワークエンジニアとしてキャリアアップするなら資格を取得することが大切です。

資格を取得するためには、勉強時間や必要となるお金を事前に計画して確保しておくことが重要です。

また、自分に合った勉強方法を把握しておきましょう。

ネットワークエンジニアとして資格を取得するには、自分がどのようなキャリアを目指したいか明確にすることが重要です。

自分のキャリアプランを明確にして、資格取得を目指すなら、高還元SES企業への転職を考えてみてはいかがでしょうか。

私たちテクニケーションでは、エンジニアへの高い報酬を叶える単価給与連動制を導入しています。単価と給与が連動する仕組みとなっているため、エンジニアに会社間の単価を開示し納得したうえで働くことが可能です。

また、チーム制によって、自分の持っているスキルに心配があっても経験豊富なエンジニアのサポートを受けられます。

また、案件選択制により、自身のスキルや希望に合った仕事を選ぶことが可能です。自分の得意分野や今後伸ばしたいスキルをもとに案件を選べるため、仕事へのモチベーションも自然と高まります。

資格を取得して年収アップやキャリアアップをしたいという方は、自分の将来のキャリアを考える初めの一歩として、テクニケーションのカジュアル面談でご相談ください。

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