Java開発に使うIDEは?EclipseとVSCodeを経験者が徹底比較

目次
はじめに
本記事はIT会社勤務の100名程の研修生を見てきた元Java研修講師が、Java開発をする上で使うツールについて、Eclipse?VsCode?どっちが良いの?を色んな観点から比較してお伝えしたいと思います。
IDEとは
IDEは通称:統合開発環境と呼ばれる。統合開発環境とは、プログラミング開発に必要な様々なツールを1つのソフトウェアに統合した環境のことです。Java開発する環境が整えられてるツールと認識ください!
そのIDEの中でも今回は「Eclipse」と「VsCode」について特徴と違いを徹底比較しお伝えできればと思います!
Eclipse
まず、Eclipseについてです!Eclipseの誕生は2001年でJava開発のために開発されました。
- Javaの開発
- 高度なコード補完と静的解析
メソッドや変数の自動補完(予測変換)が非常に高く、効率的にコーディングできる。エラーや警告をリアルタイムで検出(静的解析)する。
- 強力なリファクタリング機能
メソッド名の変更などを安全かつ自動でしてくれる。プロジェクト全体に影響する変更も一括で反映でき、大規模リファクタリングに強い。
- プラグインによる拡張機能
多数のプラグインによる拡張機能で、他の言語(C、C++など)でも開発できるようになり開発対象やプロジェクトによりデータベースなどにも柔軟に対応できる。
- クロスプラットフォーム対応
Windows、macOS、Linuxなど主要OSに対応している。
VsCode
次に、VsCodeについてです!VsCodeの誕生は2015年で様々な言語での開発に適しています。
- 軽量で高速
起動が非常に早くて操作も軽快。大きなプロジェクトにおいてもストレスなく動作する。
EclipseなどのIDEに比べても圧倒的に早い。
- 拡張性が高い
数万種類の拡張機能があり、インストールすることで使用可能。色んな開発言語で開発できるようになったり、テーマを変えたりGitツール、Docker統合など豊富。
必要な拡張機能だけを選んで導入でき、自分専用の開発環境を構築できる。
- Git連携
Gitの操作(コミット、ブランチ管理、差分表示など)をGUIで直感的に行える。
GitHub拡張を入れれば、Pull Requestやレビューも可能になる。
- 多言語対応
フロントエンド言語からバックエンド言語まで幅広い言語に対応している。拡張機能の導入でどんな言語にも対応可能になります。
まとめ
どちらのツールを使ってもJavaの開発は問題なくできます。しかし、それぞれに特徴があったりどのような使い方に適しているかなどもあります。自己学習の範囲内ならVsCodeで問題ないでしょうし、実務の大きなプロジェクトならEclipseの方が的しています。そのようなどんな目的で使うか、後は拡張機能をどれだけ使いたいかも、どちらを選ぶかのポイントになると思います。