IoTエンジニアと組み込みエンジニアの違いとは?仕事内容・必要スキル・将来性を解説

SESの現場で働いていると、IoTエンジニアと組み込みエンジニアのどちらで今後のキャリアを進めるべきか迷うことはありませんか。
IoTの普及により両者の境界線は曖昧になりつつありますが、実は求められる視点や将来性には明確な違いがあります。
本記事では、SESエンジニアの方に向け、IoTエンジニアと組み込みエンジニアの違いを仕事内容や年収の観点から徹底解説します。
両者の違いを正しく理解することで、自分の市場価値を高めるために、今後取るべきキャリア形成の方法が見えてくるでしょう。
目次
IoTエンジニアの仕事内容と役割

IoTエンジニアとは、モノとインターネットをつなぎ、そこから新たな価値を生み出す仕組みを作るITエンジニアです。
単にデバイスを動かすだけでなく、デバイスから収集したデータをクラウドに送り、分析・活用できる状態にするまでの全体像を設計・管理する役割を担います。
例えば、外出先からスマートフォンで操作できるエアコンをイメージしてみてください。
エアコン本体の制御だけでなく、スマートフォンのアプリとの通信やクラウドサーバーでのデータ処理など、システム全体を一貫して設計・構築するのがIoTエンジニアの仕事です。
IoTシステムを支える主要な開発領域やエンジニアとしての役割などを詳しく見ていきましょう。
IoTエンジニアが関わる主な開発領域
IoTエンジニアが関わる領域は、大きく4つの層にわかれています。
センサーなどの機器を扱うデバイス層やデータを送るネットワーク層、データを蓄積・処理するクラウド層、そしてユーザーに情報を可視化するアプリケーション層です。
IoTエンジニアはこれらすべてをつなぎあわせるため、ハードウェアからクラウド、アプリまでを横断するフルスタックな視点が求められます。
特定の技術だけでなく、システム全体のエコシステムを構築するダイナミックさがこの仕事の特徴といえるでしょう。
IoTエンジニアの役割とミッション

IoTエンジニアのミッションは、データ収集と活用のサイクルを確立することにあります。
収集したデータを使ってどのような課題を解決し、新しい価値をユーザーに提供するのかを考え抜くことが重要です。
例えば、工場の機械に振動センサーを取り付けて稼働データを収集する場合を見てみましょう。
IoTエンジニアは、故障の予兆を検知したいという現場のニーズに応えるため、データ送信の頻度・通信コストの削減・クラウド側での異常値判定をどのように設計するかを考えます。
また、セキュリティ設計も極めて重要な役割です。インターネットに接続するということは、常にサイバー攻撃のリスクに晒されることを意味します。
デバイスの認証や通信の暗号化など、システム全体を守るための堅牢な設計が必要です。
つまり、IoTエンジニアは技術力だけでなく、ビジネスの目的を達成するための調整を行うプロデューサー的な役割も担っています。
組み込みエンジニアの仕事内容と役割

組み込みエンジニアとは、特定のハードウェアのなかで動作するソフトウェアを開発し、機器の制御を行うITエンジニアです。
自動車のエンジン・炊飯器・産業用ロボット・医療機器など、独立した機能を持つ機器(組み込みシステム)のなかに搭載されたマイクロコンピュータ(マイコン)を制御することが主な仕事です。
IoTエンジニアがシステム全体の広がりを見るのに対し、組み込みエンジニアは機器単体の性能を極限まで引き出すことに情熱を注ぎます。
限られたメモリ容量やCPUパワー、電力のなかでいかに高速かつ正確に動作させるかを探求します。
その制約のなかで適切な解答を見つけ出す作業は、まさに職人技のような緻密さが求められる世界です。
組み込みエンジニアが開発を行う製品や分野
組み込みエンジニアが活躍する代表的な分野の一つが自動車業界です。車はエンジンやブレーキ制御など人命に関わる部品が少なくないため、極めて高い信頼性が求められます。
また、家電製品も身近な例です。洗濯機の水量調整やエアコンの室温管理など、細やかな制御ロジックが生活を支えています。
さらに、工場のロボットアームなどの産業機器では、ミリ秒単位の正確な動作を実現しています。
これらに共通するのは、PCのような汎用機ではなく専用の目的を持つハードウェアである点です。
その特性を深く理解し、ハードとソフトの境界線で性能を引き出すのが、この仕事の醍醐味といえるでしょう。
組み込みエンジニアに求められる開発工程での役割

組み込み開発で重視されるのは、リアルタイム性(即時応答性)です。
これは単なる処理速度ではなく、決められた時間内に処理を完了させることを指します。
例えば、自動ブレーキシステムでは障害物検知から0.1秒以内に作動するといった厳格なルールを守る必要があります。
そのため、OSのタスク管理や割り込み処理の精密な制御が不可欠です。また出荷後の修正が困難な製品もあり、不具合が許されない環境である点も特徴です。
開発工程では、オシロスコープなどの機器を用いた電気信号レベルのデバッグや過酷なテストが繰り返されます。
製品の品質に対する最後の砦としての責任感こそが、この仕事の大きなやりがいです。
IoTエンジニアと組み込みエンジニアの違いとは

ここまでそれぞれの仕事内容を見てきましたが、IoTエンジニアと組み込みエンジニアの決定的な違いを一言でいえば、マネジメントする対象の範囲と目的が異なることです。
組み込みエンジニアは機器のなかに深く潜り込み、制約のなかで性能を発揮させるスペシャリストです。
一方、IoTエンジニアは機器の外の世界ともつながり、データを使って価値を創出します。この違いをもう少し具体的に、システム構成や視点の面から整理してみましょう。
開発対象とシステム構成の違い
まず、開発対象となるシステムの構成が異なります。組み込みエンジニアが扱うのは、主にクローズド(閉じた)なシステムです。
外部との通信を行わない、あるいは限定的な通信のみを行うスタンドアローンの機器が中心です。
システム構成はシンプルですが、その分、ハードウェアのリソース(メモリやCPU)に対する制約は厳しくなります。
一方、IoTエンジニアが扱うのは、オープン(開かれた)なシステムです。
インターネットに接続されることが前提であり、デバイスだけでなく、クラウドサーバーやスマートフォンのアプリまで含めた広範なシステム構成になります。
ここではハードウェアの制約よりも、通信の安定性やセキュリティ、クラウド利用料などのコスト管理といった制約条件が重要視されます。
また製品出荷後の更新頻度にも違いがあり、従来の組み込み製品は出荷時が完成形であることが多く、頻繁な変更は行いません。
しかしIoT製品は、OTA(Over-The-Air:無線通信によるアップデート)機能を使って、出荷後も機能追加やバグ修正を頻繁に行うことが一般的です。
業務範囲・視点の違い

次に、エンジニアとしての視点の置き所が異なります。組み込みエンジニアが重視する視点は、ハードウェア制御の効率化です。
この処理をいかに少ないメモリで動かすかや、どのようにして消費電力を1%でも減らせるかといったハードウェアに近い低レイヤー部分での工夫にこだわり抜きます。
一方、IoTエンジニアの視点は、精度の高いデータ収集に向いています。
具体的にはデータの活用価値や、エッジとクラウドの処理分担など、システム全体のアーキテクチャの設計です。
責任範囲でいえば、組み込みエンジニアはドライバからミドルウェアまでの動作保証を担います。
一方、IoTエンジニアはデバイスからクラウド、アプリまでのサービス全体の品質保証を担うイメージです。
どちらが優れているという話ではなく、どこに専門性を発揮するかというフィールドの違いです。
これからのキャリアを考える際に自分がモノ作りの深いところまでを突き詰めたいのか、それともサービス全体の広がりを作りたいのか、一度立ち止まって考えてみるのもよいかもしれません。
IoTと組み込みシステムの関係

IoTエンジニアと組み込みエンジニアの違いを解説しましたが、この2つは決して無関係なものではありません。
むしろ、切っても切り離せない密接な関係です。一言で表現するなら、組み込みシステムはIoTの土台であるといえるでしょう。
モノのインターネットという言葉が示すとおり、IoTを実現するためにはまずモノが存在し、それが正しく動作していなければなりません。
そのモノを動かす部分を担っているのが組み込み技術だからです。
具体的にどのようにして組み込み技術がIoTを支えているか、その技術的な結びつきと重要性について詳しく見ていきましょう。
組み込みシステムがIoTの基盤となる仕組み
高度なAI分析を行うIoTシステムでも、データの入り口となるデバイス制御は組み込み技術そのものといえるでしょう。
例えば、工場の予知保全においてクラウド上のAIが故障を検知するには、モーターの振動や温度を正確に計測し続ける必要があります。
つまり、堅牢な組み込みシステムがあって初めてIoTサービスが成立するということです。
また近年はデバイス側で処理を行うエッジコンピューティングも主流になりつつあります。
IoTで拡張されるデータ連携と通信技術

組み込みシステムがIoT化することで、技術の幅は大きく広がりました。これまでの組み込みシステムは機器のなかで完結していましたが、IoTになることでつながるための技術が必要になったからです。
具体的には、MQTTやCoAPといったIoT向けの軽量通信プロトコルの実装や、AWS IoT Coreなどのクラウドサービスとの連携機能の実装です。
また、ネットワークにつながることでセキュリティのリスクも増大するため、デバイス認証や通信の暗号化といったセキュリティ技術も組み込む必要が出てきました。
このように、IoTとは従来の組み込みシステムに、通信機能とデータ活用が上乗せされたものととらえることもできます。
そのため、現在組み込みエンジニアとして活躍されている方は、すでにIoTエンジニアとして必要な技術を持っている状態です。
ネットワークやクラウドの知識を少し加えるだけで、IoTエンジニアへとキャリアの幅を広げることが可能です。
IoTエンジニア・組み込みエンジニアに求められるスキルの違い

IoTや組み込み開発の分野は、技術の進化が目覚ましく、求められるスキルセットも年々変化しています。
「数年前に覚えた技術だけで、この先も戦えるのだろうか」と、不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、それぞれのエンジニアに具体的にどのようなスキルセットが求められるのかを踏まえ、詳しく解説していきます。
今持っているスキルでどこまで通用するのかや、次に何を習得すれば単価アップにつながるのかといった疑問を解消し、あなたの市場価値を確かなものにするためのヒントを提示します。
IoTエンジニアに求められるスキル

IoTエンジニアには、広くつなげるための技術が求められます。特にクラウドとネットワークに関する知識は必須といえるでしょう。
まず重要なのは、AWS・Azure・GCPといったクラウドプラットフォームの構築経験です。現在、多くのIoTシステムはクラウド上に構築されています。
これらのサービスを組みあわせ、デバイスから送られてくる大量のデータをリアルタイムで処理する基盤を作るスキルが求められます。
次に欠かせないのが、通信プロトコルとネットワークの知識です。Web開発で使われるHTTPだけでなく、IoT特有の軽量プロトコルであるMQTTやCoAPの理解が必要です。
不安定な通信環境でもデータを届けるための再送制御や、バッテリー消費を抑えるための通信間隔の設計など、IoTならではのノウハウが問われます。
さらに、AI・データ分析の分野ではPythonのスキルも重宝されます。収集したデータを分析したり、エッジデバイス上でAI推論などを実行させたりするために必要です。
組み込みエンジニアに求められるスキル

組み込みエンジニアには、深く制御するための技術が求められます。基本的かつ重要なのは、C言語のスキルです。
登場から長い年月が経ちますが、ハードウェアを直接制御しメモリ管理を厳密に行うための言語として、組み込み業界では依然として多数派の地位を占めています。
特にポインタ操作や構造体の理解は必須です。また、近年需要が急増しているのがC++です。システムの高機能化・大規模化に伴い、オブジェクト指向を取り入れて開発効率を上げる現場が増えています。
そして、これから重要になるのがRustです。メモリ安全性とスレッド安全性を言語レベルで保証するRustは、安全性が優先される自動車業界などでC/C++からの置き換えが進んでいます。
まだ扱えるエンジニアが少ないため、習得すれば希少価値の高いエンジニアとして高単価を狙えるでしょう。
OSに関しては、リアルタイムOS(RTOS)の知識に加え、組み込みLinuxのスキルも需要が高い傾向にあります。
Yocto Projectを使ってカスタムLinuxを構築できるエンジニアは、多くの現場で引く手あまたです。
共通して求められるスキル

両者に共通して求められるのは、やはりハードウェアの基礎知識です。
回路図を読んで電気信号の流れを理解したり、オシロスコープを使って波形を確認したりするスキルは、トラブルシューティングの際に不可欠となります。
ソフトの問題なのか、ハードの問題なのかを切り分ける力は、どの現場でも頼りにされる能力です。
また、コミュニケーション能力も忘れてはいけません。IoTにせよ組み込みにせよ、ハード・ソフト・クラウドなど、多くのエンジニアが関わるプロジェクトになります。
専門用語が飛び交うなかで認識のズレを防ぎ、チームとしてプロジェクトを推進する力は、技術力以上に重要視されるでしょう。
私たちテクニケーションでは、資格取得支援制度を整備しており、業務に必要な資格の取得を会社としてバックアップしています。
AWS認定資格やエンベデッドシステムスペシャリスト試験など、あなたの市場価値を高める挑戦を費用面でもサポート可能です。
また、チーム制を採用しているため、一人で客先にアサインされるのではなく自社のベテランエンジニアと一緒にチームとして現場に入ります。
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IoTエンジニア・組み込みエンジニアの開発環境

エンジニアにとって、日々の業務を行う開発環境はモチベーションや生産性を左右する重要な要素です。
IoTと組み込み、それぞれどのようなツールや環境で開発を行っているのか、具体的なイメージを持ってみましょう。
IoT開発でよく使われる環境・ツール
IoT開発の現場はWeb開発に近く、モダンな環境が整っています。高性能PCが支給され、OSもWindowsだけでなくMacやLinuxを選べる現場が増えています。
エディタはVSCodeが主流で、拡張機能を活用した効率的なコーディングが可能です。
バージョン管理にはGit/GitHubを使用し、プルリクエストベースのレビューやCI/CDによる自動化も一般的で、開発スピードが速いのが特徴です。
また、Raspberry PiやArduinoといったシングルボードコンピュータを用いたプロトタイピングも頻繁に行われ、センサー連携などをアジャイルに試行錯誤する動きが求められます。
組み込み開発でよく使われる環境・ツール
組み込み開発では、実機と開発用パソコンを接続するクロス開発環境が基本です。
接続にはJTAGエミュレータなどの専用デバッガを用い、IDEはメーカー純正ツールやEclipseベースのものが主流となっています。
また電気信号の波形を確認するオシロスコープや、信号タイミングを見るロジックアナライザといった計測機器が不可欠で、ハードウェアに近いものづくりの側面が強いのが特徴です。
近年はEthernet経由で操作できるツールを用いたり、ターゲットボードをサーバーラックに設置したりすることで、リモートワークに対応できる現場も徐々に増えつつあります。
私たちテクニケーションでは、案件選択制を採用しているため、モダンな開発手法を取り入れている現場やリモートワーク可能な現場を自分で選ぶことができます。
環境を変えることは、単なるわがままではなく、プロとしてのパフォーマンスを発揮するための戦略的な選択の一つです。
また、単価給与連動制により、実力のある方ほど高い報酬として還元されます。
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IoTエンジニア・組み込みエンジニアに向いている方の特徴

ここまで仕事内容やスキルを見てきましたが、「結局、自分はどちらに向いているんだろう」と悩んでしまう方もいるかもしれません。
ここでは、それぞれの職種に向いている方の性格や志向性を整理してみましょう。
IoTエンジニアに向いている方の特徴
IoTエンジニアに向いているのは、新しい技術への感度が高く、全体像を描くのが好きな方です。
新技術への好奇心が強く、次々と登場するデバイスや通信規格やクラウドサービスなどの変化を楽しみ、自らキャッチアップできる方に適しています。
またビジネス視点を持っており、技術的に可能かだけでなく、ユーザーにとって価値があるかやコストに見合うかという視点でサービス全体を考えられる方が活躍できるでしょう。
ほかにもハード・ソフト・クラウドなど異なる専門分野のメンバーと連携し、プロジェクトを推進することにやりがいを感じる方に向いています。
組み込みエンジニアに向いている方の特徴
組み込みエンジニアに向いているのは、探究心が強く、物事を突き詰めるのが好きな方です。
モノが動くことに感動でき、自分のコードで機械が物理的に動く瞬間に喜びを感じられる方は、素質があります。目に見える挙動は、この仕事ならではの面白さです。
特に制約のなかでの工夫が好きであり、メモリ容量が少ないといった厳しいリソース制約をパズルのようにとらえ、創意工夫で乗り越えることに情熱を注げる方に向いています。
ほかにも原因不明のバグに対し、波形データやログを長時間解析するなど、粘り強く問題に向き合い論理的に解決できる忍耐強さが評価されます。
大切なのは、自分の性格や志向とマッチした職種を選ぶことです。
私たちテクニケーションでは、案件選択制を導入しているため、試しに少し違う領域の案件にチャレンジしてみることも可能です。
またチーム制で働くことで、周りのメンバーの働き方を見ながら、具体的なイメージを持つこともできるでしょう。
一人で悩んでいても答えは出にくいため、「なんとなくあわない気がする……」と違和感を抱えているなら、それは自分の適性と業務内容がずれているサインかもしれません。
キャリアのプロに相談して、客観的な視点からアドバイスをもらうことで、自分でも気付かなかった適性が見つかります。
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IoTエンジニア・組み込みエンジニアの年収・キャリアパスの違い

将来の生活を考えるうえで、やはり気になるのがお金と将来性です。
IoTエンジニアと組み込みエンジニア、それぞれの年収事情とキャリアパスについて、2025年の市場データを踏まえて解説します。
IoTエンジニア・組み込みエンジニアの年収
結論からいうと、どちらの職種もITエンジニア全体の平均よりも高い水準にあります。しかし、その中身には少し違いがあります。
組み込みエンジニアの平均年収は、おおよそ5,000,000〜7,000,000円のレンジが少なくない傾向です。
安定した需要がある一方で、使用する技術が固定化されている現場では、単価が頭打ちになる傾向も見られます。
ただしRustや組み込みLinuxといった高度な専門スキルを持つエンジニアや、大規模プロジェクトのリーダー層になれば、年収8,000,000〜10,000,000円プレイヤーも珍しくありません。
一方、IoTエンジニアの平均年収は、6,000,000〜8,000,000円とやや高めの傾向にあります。
これは、IoTエンジニアがクラウドやAIといった、市場価値の高騰している技術スキルをあわせ持っているケースが少なくないためです。
特にプロジェクト全体を指揮できるPMクラスや、AI実装までできるスペシャリストになると、年収が10,000,000〜12,000,000円を超える案件も豊富に存在します。
重要なのは、どちらの職種であっても高いスキルには高い報酬が支払われる市場であるということです。
しかし残念ながらSES業界には多重下請け構造が存在し、どれだけ高いスキルを持っていても、会社の商流が深ければエンジニアの手もとに残る給料は少なくなってしまいます。
だからこそ、会社選びが年収に直結します。
将来的に目指せるポジションとキャリアパス

キャリアパスの広がり方にも違いがあります。組み込みエンジニアの王道ルートは、特定分野のスペシャリストになることです。
特定の製品ジャンル(例:車載・医療機器)や技術領域(例:画像処理・通信制御)を極め、その分野での活躍を目指します。
また、技術的な知見を活かして、メーカーの開発リーダーやプロジェクトマネージャー(PM)へとステップアップする道もあります。
また、クラウドやAIのスキルを活かして、クラウドエンジニアやAIエンジニアへと軸足を移すことも可能です。
フルスタックな経験がある分、潰しが効きやすいのがIoTエンジニアの強みといえるでしょう。
いずれにせよ、これからの時代は一つの会社や一つの現場に依存しないキャリアを築くことが、エンジニアとしての生存戦略の一つです。
私たちテクニケーションでは、高還元SESを掲げ、エンジニアの単価に対する還元率を高く設定しています。
さらに単価給与連動制により、商流や単価をエンジニアに開示する仕組みを徹底しており、会社がいくら利益を得ているか不明確なまま働くといった不安を解消しています。
また、案件選択制により、将来性のある案件を自分で選んで参画することが可能です。
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IoTエンジニア・組み込みエンジニアになるには

これからIoTや組み込みの分野に挑戦したいけれど何から始めればよいかわからない方や、これからキャリアチェンジを考えている方に向けて、具体的なステップをご紹介します。
未経験から目指すために
まったくの未経験から目指す場合、まずは何か一つ動くものを作ってみることが近道です。
現在は数千円で購入できるRaspberry Pi(ラズベリーパイ)やArduino(アルドゥイーノ)といった学習用教材が充実しています。
これらを使って、LEDライトを点灯させたり、温度センサーの値を読み取ってみたりといった簡単な工作から始めてみましょう。
実際に手を動かし、コードを書くことで、ハードウェアを制御する感覚を肌で感じられます。これが座学だけでは得られない貴重な経験になります。
次に、作成したデータをクラウドに送ってみましょう。AWSのアカウントを作成し、ラズベリーパイから送った温度データをグラフで表示できれば、立派なIoTシステムです。
この一連の流れを経験し、GitHubなどにポートフォリオとして公開できれば、未経験でもオファーされる可能性が高まります。
実務経験を積むためのステップ

すでにエンジニアとして働いている方がキャリアチェンジする場合、現在の業務との接点を見つけることが重要です。
例えば、Webエンジニアの方なら、まずはIoT案件のクラウド側(サーバーサイド)やアプリ側から参画するのがスムーズです。
そこで業務知識をつけながら、徐々にデバイス側の領域にも手を広げていきましょう。
インフラエンジニアの方なら、ネットワーク構築やLinuxサーバーの知識を活かして、IoTゲートウェイの構築やエッジサーバーの設計に関わることから始められます。
組み込みエンジニアの方がIoTを目指すなら、まずは今の現場で通信機能に関わる部分を担当させてもらうのがよいでしょう。
あるいは、プライベートでAWSなどのクラウド知識を補完することで、IoTエンジニアとして通用するレベルに近づくことも可能です。
大切なのは、実務のなかで経験を積める環境に身を置くことです。
独学には限界があるため、現場で実際に動くコードに触れながらトラブル対応をすることが、エンジニアとしての貴重な経験になります。
IoTエンジニア・組み込みエンジニアとしてキャリアアップを目指すなら

ここまで、IoTエンジニアと組み込みエンジニアの違い・仕事内容・スキル、そして将来性について詳しく解説してきました。
両者は似ているようで異なる職種ですが、どちらもこれからのデジタル社会(DX)を支える不可欠な存在であることに変わりはありません。
技術革新の前線で、モノづくりの面白さと社会貢献のやりがいを感じられる素晴らしい仕事です。
しかし、最終的にあなたがエンジニアとして幸せに働けるかどうかは、職種の違い以上に自分に合った働き方ができる環境があるかにかかっています。
たとえ高いスキルを持っていても評価制度が不透明だったり、やりたくない仕事を一方的に割り振られたりする環境では、モチベーションを維持するのは難しいでしょう。

私たちテクニケーションは、エンジニアが主役になれる会社を目指し、高還元SESというスタイルで業界の常識を変えようとしています。
例えば、案件選択制により、あなたは自分の意思で案件を選ぶことができます。
また単価給与連動制と単価開示により、エンジニアの実力が正当に評価されやすい環境です。
そして、チーム制を採用しているため、現場で孤立することはありません。
経験豊富なベテランエンジニアとともに働き、ときには助け合いながら成長していくことができます。
さらに資格取得支援制度を活用すれば、在職中にAWS認定やエンベデッドシステムスペシャリストなどの資格に挑戦し、キャリアの土台を固めることも可能です。
また、実力次第で各案件のリーダーポジションを狙うこともでき、マネジメント経験を積むチャンスも豊富にあります。
現状を変えるための第一歩として、私たちテクニケーションの専門アドバイザーと話をしてみてはいかがですか。
あなたのこれまでの経験を整理し、市場価値を客観的に診断したうえで、ぴったりなキャリアプランを一緒に考えます。
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