インフラエンジニアとアプリエンジニアどちらを選ぶ?それぞれの仕事内容や将来性について解説

インフラエンジニアとアプリエンジニアのどちらが自分に適しているか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、インフラエンジニアとアプリエンジニアの仕事内容や特徴・将来性を解説するとともに、向いている方やキャリアについても解説します。
インフラエンジニアとアプリエンジニアを比較検討して、自分に合う職種探しの参考にしてみてください。
目次
インフラエンジニアとアプリエンジニアどちらを選べばよい?

インフラエンジニアとアプリエンジニアのどちらが自分に合っているかわからない方もいるでしょう。そこで、仕事内容の違いや求められるスキルなどを解説します。
インフラエンジニアの仕事はサーバーやネットワーク、クラウド環境の構築・管理です。求められるスキルは、サーバー知識やネットワーク技術などの技術的スキルと、自主的に主体的な行動が取れるスキルや自己研鑽できるスキルなどが必要になります。
一方、アプリエンジニアの仕事はWebやスマートフォンアプリを開発、運用を行うことです。必要なスキルは、プログラミング言語やUI/UXの設計やフロントエンドの知識など技術面に加え、主体的に行動して継続学習できる能力です。
インフラエンジニアとアプリエンジニアのどちらが向いているか選ぶためのポイントは、主に以下の6つがあります。
- システムやネットワークに興味があるか
- 新しい技術やプログラミング言語を学習するのが好きか
- アプリ開発やWebサービスに興味があるか
- システムの障害対応やトラブルシューティングの仕事にやりがいがあるか
- 慎重に物事を運ぶのに長けているか
- 論理的に物事を考えるのに長けているか
上記の内容でより当てはまる仕事内容があるエンジニアを選ぶとよいでしょう。
インフラエンジニアの仕事内容

インフラエンジニアとは、私たちが使用するサーバーやネットワークなどのIT基盤を取り扱うエンジニアのことです。インフラエンジニアの仕事は以下の4つの工程に分けられます。
- 要件定義
- 設計
- 構築
- 運用や保守
ここからは上記の仕事内容を詳しく解説します。
要件定義
要件定義とはクライアントや社内から要望を事細かにヒアリングして、必要とされている機能を認識し、システム開発の仕様を決める要件定義書にまとめる作業です。また、仕様を決定後に誰がどの作業を行うのかの割り振りも行います。
システム構築の根幹となることから、要件定義の完成度がプロジェクト成功の明暗を分けます。要件定義がしっかりしていないと、クライアントのニーズに沿わない物ができることがあるため、イメージや考えを共有しておくことが重要です。
設計
設計書には、ITインフラの性能や構築コスト、構築にかかる期間を決めて記載します。性能については、サーバーやOS・ハードウェア・スペックを決め、想定するネットワーク経路を考えなければなりません。
設計には基本設計と詳細設計の2種類があり、基本設計は機器やOS・メモリなどを選択し、搭載機能を大まかに設計します。詳細設計は基本設計で記載した大まかに設計をより詳細に設計書を作成していきます。
さらに、通信機器などの機械を設置するときは、モジュールのサイズ・取り付け方などや設置場所・配線方法を検討するのも仕事の一つです。
インフラエンジニアとアプリエンジニアのどちらが自分に合うか迷っている方は、テクニケーションの無料相談をご利用ください。経験や希望に合わせて挑戦しやすい案件やキャリアの方向性を整理できるため、自分に合った働き方を見つけるきっかけになります。
構築

構築は設計書をもとに、ネットワーク環境を整えて、実際に接続できる状態にすることです。作業内容は、ネットワーク機器を調達して設定・設置することや、サーバーの構築などのいろいろな作業を行います。
作業は設計書に沿って行い、記載されていない対応を避けて、トラブルを防ぐ必要があります。トラブルが起きた場合は復旧に時間を要することがあるので、作業は細心の注意をはらい正確に行うことが重要です。
作業終了後に、動作確認や通信量が増加してもつながるかどうかなどのテストを行い、構築の工程は完了です。
運用や保守
運用は、システムインフラが安定して稼働できるように管理と監視をしていきます。障害が発生した場合に保守が原因を突き止め、改善策を打ち出して障害を解消します。
運用・保守は設計された設計書をもとに業務を行うため、エンジニア経験が浅い方でも担当可能です。業務は24時間・365日体制で、障害発生時に素早い対応が求められます。
アプリエンジニアの仕事内容

アプリエンジニアは、アプリケーションを開発するエンジニアのことで、主にフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアに分けられます。アプリエンジニアの仕事は以下のとおりです。
- 要件定義
- 設計
- プログラム開発
- テスト
- 運用や保守
ここからは上記の工程を詳しく説明します。
要件定義
要件定義では、アプリケーションの開発目的や必要な機能、クライアントからの要求などをまとめます。そのために顧客や社内からアプリケーションに関する要望をヒアリングし、開発する目的やターゲット、機能などの認識の確認を行います。
要件定義はアプリケーション開発の基礎になるため、クライアントの合意を得ながら正確に進めていくことが重要です。
設計
アプリ作成では、要望に応じた機能やUIを設計することが求められます。設計は要件定義で決定した内容をもとにして、UIを意識した外部設計と、システム内の動作や機能を決定する内部設計の2つの設計書を作成する作業です。
外部設計は、アプリケーションの全体像や機能の概要、UI設計などをユーザー視点で行います。また、機能ごとの詳細な処理内容やプログラム構成・画面の項目定義などの作業を行うのが内部設計です。
プログラム開発

プログラム開発は、詳細にわたって設計された仕様書をもとにコーディングを行います。さらに、仕様変更があったときに、要件定義書や設計書の変更を確認しながらプログラム修正を行うことも仕事の一つです。
フロントエンドエンジニアはターゲットユーザーが操作する部分を、バックエンドエンジニアはデータベースやサーバー側の処理を担当します。
テスト
テストは、開発されたアプリケーションが設計書の要件を満たしているか確認し、正常に動作するかチェックします。テストは確認する内容によって以下の4つに分類されます。
- 単体テスト:プログラムが思ったとおりに動作するか検証
- 結合テスト:いくつかのプログラムを組み合わせて動作確認する
- 総合テスト:アプリケーションが動くシステム全体を見渡すテスト
- 受入テスト:ユーザーがアプリケーションを使用できるか確認するテスト
テストは、製品の品質を確保するために欠かせない工程です。そのためバグがあった場合に修正と再テストを繰り返すことで品質が保たれます。
運用や保守

運用は、アプリケーションがリリースされた後に問題が起きていないか監視する役割です。さらに、システム全体をコンスタントに再起動やバックアップ、業務部門のアプリケーション利用支援なども運用の仕事です。
アプリケーションのリリース後にバグの修正や仕様変更への対応が、保守の主な業務になります。さらに機能追加や改善・仕様変更などのほか、ライブラリ・フレームワークの更新時の対応やメンテナンスも保守の仕事の一つです。
インフラエンジニアとアプリエンジニアの違い

インフラエンジニアとアプリエンジニアそれぞれの仕事内容を解説してきましたが、どのような違いがあるのかわからない方もいるでしょう。そこで以下の4つの違いを解説します。
- 仕事内容の違い
- 必要なスキルの違い
- 働き方の違い
- 収入の目安の違い
上記の違いを理解して、あなたの価値観に合う仕事を見つけてみてください。
インフラエンジニア アプリエンジニアの違いを踏まえて、自分に合うキャリアを考えたい方は、テクニケーションの無料相談をご利用ください。カジュアル面談では、これまでの経験を活かせる案件や働き方を整理できるため、応募前に自分に合う選択肢を比較できます。
仕事内容の違い
インフラエンジニアとアプリエンジニアの仕事内容には大きな違いがあります。インフラエンジニアはユーザーがインターネットやシステムを使用するために、必要なサーバーやネットワークを設計から保守まで行う仕事です。
一方、アプリエンジニアはWebやスマートフォンアプリの開発から保守まで行う仕事です。主な作業としては、アプリケーションに搭載する機能を実装していくことになります。
主な違いは、アプリケーションのデータベースやサーバーのシステム設計や構築を行うアプリエンジニアと、システム環境の構築を行うのがインフラエンジニアです。
必要なスキルの違い
インフラエンジニアとアプリエンジニアに必要なスキルには大きな違いがあります。インフラエンジニアには以下の5つのスキルが必要です。
- Windowsなどのサーバーの知識
- VPNなどのネットワーク技術
- AWSなどのクラウドサービスの運用
- 自ら主体的に行動できる
- ユーザーを考えた構築・運用ができる
対して、アプリエンジニアに必要なスキルは以下のとおりになります。
- Javaなどのプログラミング言語
- Djangoなどのフレームワーク
- 設計やフロントエンドの知識
- デザインスキルがある
- 新しい技術に常に関心がある
このようにインフラエンジニアとアプリエンジニアに必要なスキルは大きく違うので、自分の持っているスキルに合う仕事を選びましょう。
働き方の違い

働き方にも大きな違いがあります。インフラエンジニアの働き方の特徴は、運用・保守の仕事の場合に、24時間365日監視を行わなければなりません。
そのため仕事はシフト制となり、週末や祝日・連休でも仕事になることがあるので、プライベートを楽しめないと感じることがあります。さらに、夜間にメンテナンスを行うこともあるため、体質的に合わない方はきつく感じるでしょう。
一方でアプリエンジニアの働き方の特徴は、プロジェクトごとに差はありますが急な残業や休日出勤などがあり、ハードワークになることがあります。さらに、アジャイル開発によりスケジュール管理が難しい仕事です。
また、業務時間とは別に新たな知識を習得し続けなければならず、時間に余裕がないときついと感じるでしょう。
収入の目安の違い
インフラエンジニアとアプリエンジニアの収入には差があります。インフラエンジニアの平均年収は約4,970,000円で、月給となると410,000円、初任給は220,000円ほどが相場です。
片やアプリエンジニアの平均年収は約5,500,000円で、月給は約460,000円、初任給は230,000円程度が相場です。どちらのエンジニアも勤務先や保有スキルによって収入は大きく変わってきます。
インフラエンジニアとアプリエンジニアの収入はアプリエンジニアの方が高い傾向があります。これはアプリケーションが多様な分野で活用され、設計から運用・保守まで広範な業務を担うためです。
また、チーム制を導入しているため、経験が豊富なエンジニアから知識や技術を学びながら成長できる環境が整っています。
インフラエンジニアに向いている方

インフラを支える仕事では、技術力に加えて性格的な適性も問われます。インフラエンジニアに向いている方は以下のとおりです。
- 問題解決力がある
- 論理的思考がある
ここからは上記の仕事に向いている方を解説しますので、インフラエンジニアに向いているか確認してみてください。
問題解決力がある
システムやネットワークで障害が発生した際、迅速かつ的確に原因を特定し、解決策に導く力が必要です。
インフラエンジニアは多様なトラブルに直面するため、その場に応じて問題を解決する力が求められます。
障害発生のときにエラーメッセージの確認だけではなく、ログの解析やネットワーク機器の状態確認など、複数の観点から原因究明する必要があります。
インフラエンジニア アプリエンジニアに関する疑問や不安が残る方は、テクニケーションの専門アドバイザーに無料で相談できます。選考ではないため、希望条件や将来像を率直に話しながら、挑戦しやすい案件と次に伸ばすべき力を具体化できます。
論理的思考力がある
インフラエンジニアの役割の一つにシステム障害や故障への対応があります。障害や故障の原因を特定し、原因を解消するために対策を講じることが必要です。
ネットワークやサーバーなどの入り組んだシステムを扱うときに、問題を細分化し解決策を練るために、論理的な思考が必要です。
また、設計のときにネットワーク構成の一貫性やサーバーの処理能力を論理的思考で考えて、設計に活かさなければいけません。
アプリエンジニアに向いている方

アプリエンジニアはアプリケーションの開発を行うエンジニアですが、どのような方に向いているか気になる方もいるでしょう。アプリエンジニアに向いている方は以下のとおりです。
- 地道な作業が得意
- トレンドに興味がある
ここからは上記の向いている方の特徴を詳しく説明します。
地道な作業が得意
プログラミングは、膨大なコードを扱いながら地道に取り組む作業です。これは、一つひとつのコードが結集した結果新しいアプリケーションが生まれるためです。
そのため、設計書どおりにプログラミングを行うときに、不明点を調べて解決する必要があります。エラーが発生した場合も、同様に原因を洗い出すことが大切です。
地道に努力を続けられる方ほど、アプリエンジニアとして活躍できる可能性が高まります。
トレンドに興味がある
アプリエンジニアに必要なスキルや知識は幅広く、社会の動向によって日々変化していくので、トレンドに興味があることは重要です。IT業界は変化がめまぐるしい業界であり、なかでもアプリ開発のトレンドは急速に変わっているためです。
したがってアプリエンジニアは業界のトレンドに臨機応変に適応し、新たな技術やスキルを学習し続ける必要があります。新しい技術に触れることや動かすことを積極的に行うことで、アプリエンジニアとして成長できます。
普段からIT業界のトレンドに興味がある方は、アプリエンジニアとして活躍できるでしょう。
また、チーム制を取り入れているので経験豊富なエンジニアから手厚いサポートを受けながら、高度な案件に挑戦できます。ほかのエンジニアからトレンドの情報交換もできる環境です。
インフラエンジニアの将来性

インフラエンジニアの将来性はあります。企業のクラウド化やデジタル変革の推進により、需要が拡大しています。
インフラエンジニアはサーバーやクラウド、ネットワークなどの専門的なスキルを必要とするため需要は保たれます。ITインフラはIoTやDXを実現に不可欠であり、今後も欠かせない存在です。
また、IT環境の拡大に伴い、インフラエンジニアの需要も今後さらに高まると予想されます。
さらに仮想空間と現実世界を一体化させ、より快適な生活ができる社会を政府が提唱しているため、セキュリティ強化やAIの活用などのITインフラの強化が必須になります。
ただし、さまざまな仕事に対応できるスキルを獲得しておかないとエンジニアとしての価値は落ちていくので注意しましょう。
インフラエンジニア アプリエンジニアを軸に仕事の選択肢を広げたい方は、テクニケーションへご相談ください。案件内容に加えて、単価や働き方、キャリアの見通しも応募前に確認できるため、納得感のある環境選びにつながります。
アプリエンジニアの将来性

アプリエンジニアも将来性が高い職種です。ゲームアプリやキャッシュレス対応、自社アプリ導入などで需要が拡大傾向です。アプリ開発に投資したい企業の考えもあり、需要が増え続けると予測されます。
さらに、企業がAIの開発やDXを推進するなどの需要の拡大が見込まれています。例えば、AIを搭載したアプリの開発やDX推進のための官庁向けのアプリ開発などです。
そのため、IoTやクラウド技術への設備投資を行う企業が増加しています。
アプリエンジニアは業界を問わず応用が利くため、幅広い分野で活躍可能です。例えば、製造業では営業をサポートするアプリ開発の役割として募集されています。
アプリエンジニアとして企業から技術力次第で高い評価を得やすく、就職先の選択肢も広がるでしょう。
インフラエンジニアとアプリエンジニアのキャリアパス

インフラエンジニアとアプリエンジニアの違いを解説してきましたが、2つの職種のキャリアパスのイメージがわかない方もいるでしょう。
そこで、インフラエンジニアとアプリエンジニアのキャリアパスを詳しく説明します。今後のキャリアを考える参考にしてみてください。
インフラエンジニアのキャリアパス例
インフラエンジニアが目指せる主なキャリアパスは以下の3つです。
- プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャー
- クラウドやセキュリティなどに特化したITスペシャリスト
- ITコンサルタント
特にインフラエンジニアとしてサーバーやネットワークなどの知識を身につけ、プロジェクトの計画や進行・管理までの経験を積むことで、マネジメント層へのキャリアアップができます。
マネジメントする立場になるには、技術力の向上以外にプロジェクトマネージャーに必要な能力を学習することが大切です。
またインフラエンジニアとしてサーバーやセキュリティなどの必要な知識を身につけましょう。そのうえで、クラウドやセキュリティなどの特定の分野の高度な知識・スキルを保有することで、ITスペシャリストとして専門性を高める道もあります。
そのためには、適性や興味のある分野を理解してその分野の技術を追及していきましょう。
アプリエンジニアのキャリアパス例

アプリエンジニアのキャリアパスの例は主に以下の4つです。
- 開発プロジェクトのリーダーやマネージャー
- ITスペシャリスト
- ITアーキテクト
- フリーランスエンジニア
特に開発リーダーになるためには、一定以上のアプリの開発経験と広範囲のIT知識を持っている必要があります。開発プロジェクトの全体管理を行うため、開発工程全体の理解や幅広い知識が必要です。
そのためには、アプリ開発経験を積み重ねるだけではなく、コミュニケーションスキルを向上させることが重要です。
またITアーキテクトを目指すには、プログラミングやソフトウェア・ハードウェア関連の知識を身につけたうえで、プレゼンテーションスキルやマネジメントスキルが必要となります。
そのためには、アプリエンジニアとして開発全体の経験を重ねることで、ITアーキテクトに必要なスキルを身につけられます。
自分の適性に合わせてインフラエンジニアかアプリエンジニアかを選ぼう

インフラエンジニアとアプリエンジニアの仕事内容は大きく異なるので、自分の適性に合う仕事を選ぶようにしましょう。
インフラエンジニアは、サーバーやネットワークに関する知識に加え、トラブル発生時に冷静に対応できる論理的思考力と問題解決力が求められます。
アプリエンジニアは、アプリを開発するのでプログラミング言語や設計・フロントエンドの知識が必要となります。さらに、アプリ開発のトレンドの移り変わりが早いのでトレンドへの興味があることが重要です。
どちらの職種も自分の適性に合えばやりがいを持って働け、経験を積むことで幅広いキャリアパスも描けます。

私たちテクニケーションはチーム制によってスキルに不安がある案件でもベテランエンジニアのサポートを受けながら業務に取り組めるため、安心感を持って経験を積むことが可能です。
また資格取得支援制度を通してスキル向上を後押ししており、実力に適した案件と報酬につなげられる環境です。
インフラエンジニア アプリエンジニアについて次の一歩を迷っている方は、テクニケーションの無料相談をご活用ください。転職を前提にせず、経験に合う案件や学習の優先順位を整理できるので、将来の方向性を判断する材料を得られます。



















