フロントエンドエンジニアの職務経歴書の書き方|構成や採用担当者に見られるポイントも解説

転職や案件応募の際、「職務経歴書ってどう書けばよいのかわからない」と迷う方は少なくありません。
現場での経験やスキルはあっても、それをうまく書類に落とし込めず、強みを十分に伝えきれないというケースもあるでしょう。
特にSES業界では、職務経歴書の内容が今後のアサインやキャリアに大きく影響するケースもあります。
本記事では、フロントエンドエンジニア向けの職務経歴書の書き方、基本構成から採用担当者が注目するポイントを解説します。
自己流で書いていた方も、本記事を通じて実績やスキルを的確に伝える方法がわかり、応募企業からの評価も高まるでしょう。
目次
職務経歴書とは

転職活動や新たな案件への応募時に必要となる職務経歴書は、自身のキャリアやスキル、実績を具体的に伝える重要な書類です。
履歴書が基本的なプロフィールを示す書類であるのに対し、職務経歴書は業務のなかでどのような経験を積み、どのようなスキルを身につけてきたかをより詳しく説明します。
応募先に、どのような価値を提供できる人材かを明確に伝えることが目的です。
過去の業務を通じて得た成果や強みを論理的に整理し、採用担当者や現場責任者に具体的な人物像をイメージさせる役割を果たします。
目的
職務経歴書の目的は、応募先の企業に対して自分がどれだけ価値のある人材かを示すことです。
フロントエンドエンジニアであれば、開発経験や使用技術、対応したユーザー層、プロジェクトの規模など自分の実力を客観的に伝えることが求められます。
特にSES業界では、次に配属される現場とのマッチングが重視されるため、より実務に即した内容が必要です。
技術力だけでなく、チーム内でどのような役割を担っていたか、どのような工夫で課題を解決したかを盛り込むことでより説得力のある職務経歴書に仕上がります。
職務経歴書と履歴書の違い

履歴書と職務経歴書は混同されがちですが、役割が大きく異なります。
履歴書は名前や住所、学歴、職歴などを記載するフォーマット化された個人情報を記した書類です。主に、人事担当者が基本情報を確認するために使用されます。
一方職務経歴書は、職歴を中心にどのような経験を積み、何を成し遂げてきたかをアピールする自由度の高い書類です。
採用担当者は、履歴書で応募者のプロフィールを把握し、職務経歴書でその人物が社内でどう活躍できるかを判断します。
そのため職務経歴書には、自身の強みやスキルを盛り込み、読み手にとって魅力的な内容に仕上げる工夫が必要です。
職務経歴書を書く前の準備

フロントエンドエンジニアとしての職務経歴書を効果的に仕上げるためには、いきなり文章を書き始めるのではなく、事前の準備がとても重要です。
準備段階での情報整理が不十分だと、自分の強みをうまく伝えられず、採用担当者に伝わらない内容になってしまう可能性もあります。
職務経歴書を書く前にやっておきたい基本的な準備を紹介します。
応募企業の研究をする
職務経歴書を作成する前にまず行うべきなのが、応募企業やプロジェクトへの理解を深めることです。
企業の公式サイトや採用ページ、提供しているサービス内容、社風などを確認しましょう。
特にSES業界では、企業ごとに求めるスキルや働き方が異なるため、応募先に合わせた職務経歴書の内容にカスタマイズすることが重要です。
相手が求める人物像を把握することで、どの経験やスキルを強調するべきかが明確になります。
また、企業理念や直近のプレスリリースなどにも目を通しておくと、経営方針や技術的な方向性をつかむ手がかりが得られます。
これまでの実績や経歴の棚卸を行う

次に、過去に関わったプロジェクトや業務内容を時系列で洗い出してみましょう。
使用した言語や担当した機能、規模感、チーム体制、成果物などを具体的に書き出すことで、職務経歴書に盛り込むべき情報が整理されます。
特に、成果を数値や結果として示せる経験があれば、それは強力なアピール材料です。
例えば「ページ表示速度を30%改善した」や「ECサイトのCV率を1.5倍に向上させた」など、客観的なデータがあると説得力が増します。
また、チームでの役割やリーダー経験も合わせて記録しておくと、後のアピールにも活かすことが可能です。
保有している資格を確認する
自身が保有しているIT系資格やスキル認定証も、事前に確認しておきましょう。
資格は客観的なスキルの証明として、採用担当者に安心感を与える材料です。
- HTML5プロフェッショナル認定
- Webクリエイター能力認定試験
- JavaScript認定試験
- AWS認定
上記は、フロントエンドエンジニアにとって有効なアピールポイントです。また、受験予定や学習中の資格があれば、意欲の表れとして記載することが可能です。
実務経験とあわせて記載することで、知識と実践の両面を評価してもらえる可能性が高まります。
自分の強みを洗い出す

経歴やスキルだけでなく、自分がどのような場面で力を発揮してきたかを言語化することも重要です。
「短期間で新しい技術をキャッチアップできる力」や「UI/UXの改善提案が得意」など、ほかのエンジニアと差別化できる要素を探してみましょう。
また、過去に複数の現場で高評価を得た経験があれば、信頼性の高いアピールになります。
アピールするポイントをまとめる
整理した情報から、応募企業のニーズに合致するアピールポイントを抽出しておきましょう。
採用側に響く要素を選び、それらを中心に構成を組み立てることが、説得力のある職務経歴書を作るポイントです。
誰に向けて、何を伝えるかを明確にしておくと、文章も自然と引き締まります。
特にSESでは案件ごとのマッチング精度が重視されるため、企業ごとに微調整する姿勢も大切です。
応募書類の段階から現場にフィットする人材として意識づけることが、次のステップへの近道となります。
アピールポイントをまとめてみると、自分のスキルや努力が正当に評価されているかどうかも明確になるでしょう。
私たちテクニケーションでは、会社間の単価をエンジニアに開示しており、自分の単価設定を理解したうえで働ける環境を整えています。
また案件単価に応じて報酬が決まる単価給与連動制を採用しており、実力がある方ほど高収入を得やすい仕組みです。
さらに、案件選択制により、自分の志向や目的に合わせて案件を選択できます。
フロントエンドエンジニアからキャリアアップを目指す方も、チーム制で経験豊富なベテランエンジニアのサポートを受けながら安心感を持って業務に取り組めるでしょう。
納得感を持って働ける環境で、自分の価値を見直してみたい方は、ぜひカジュアル面談で話を聞いてみてはいかがでしょうか。
フロントエンドエンジニアの職務経歴書の基本構成

職務経歴書を初めて作成する方や、久しぶりに見直す方にとって、どこから手をつけてよいかわからないという声は少なくありません。
特にフロントエンドエンジニアの場合、扱ってきた技術や関わった案件の幅が広いため、情報をどう整理しどう表現するかがカギです。
職務経歴書に記載するべき、基本的な構成や要素を解説します。
自分の経験や強みを、明確に伝える土台を整えることが重要です。
個人情報と日付
職務経歴書の冒頭には、氏名や住所、電話番号、メールアドレスなどの基本情報を記載します。
連絡先は日中に連絡が取れるものを記載し、メールアドレスはビジネスに適した形式に調整しましょう。
日付は、提出日を右上に記載するのが一般的です。
なお、企業によってはテンプレートが指定されている場合もあるため、事前に確認しておくことが重要です。
職務要約

職務要約は、これまでの経歴を簡潔にまとめる項目です。
3〜5行程度で、自分がどのようなスキルを持ち、どのような環境で活躍してきたかを要点で表現します。
職歴全体の特徴を、一読で把握できるように構成しましょう。
応募企業が求めるスキルセットに合致する表現を意識し、初見でも印象に残る内容にまとめることがポイントです。
また、キャリアの方向性や志向も簡潔に盛り込むと、読み手の理解が深まります。
職歴要約
これまで在籍してきた会社や案件の概要を、時系列に沿って記載します。会社名や在籍期間、業務内容、役割などを明確にしましょう。
SESの場合は客先名を記載せず、大手EC企業の開発現場に常駐という表現でまとめると、守秘義務を守りつつ内容を伝えられます。
プロジェクトの概要や規模、チーム体制なども補足すれば、採用担当者がより具体的にイメージしやすくなるでしょう。
可能であれば、成果物や開発体制についても触れておくと、実務の再現性が伝わります。
現場ごとの役割やスキルの変化も記載すれば、成長過程を効果的にアピールできます。
経験やスキル

扱ってきたプログラミング言語やフレームワーク、ライブラリ、ツール類を項目別に記載します。
HTMLやCSS、JavaScriptをはじめ、React、Vue、TypeScriptなどフロントエンド業務で使用した技術を挙げましょう。
どのレベルで使用していたかも記載することで、具体性が増して効果的です。
自信のあるスキルや頻繁に使っている技術は、目立つ位置に配置したり説明を充実させたりすることをおすすめします。
また、環境構築やCI/CDツール、デザイン連携ツールなどの周辺スキルも評価対象です。
保有資格
現時点で保有している資格情報を、一覧形式で記載します。
技術系資格に加え、プロジェクトマネジメントやコミュニケーション能力を補足できる資格があれば、合わせて記載しても構いません。
HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1 合格(2023年)や、AWS認定クラウドプラクティショナー(取得予定)といった形式でまとめるとよいです。
特に新しい技術分野に挑戦する意欲を見せたい場合、取得予定の資格や学習中の内容も記載すると好印象です。
応募企業が重視する技術領域と、資格の関連性にも注目して選びましょう。
自己PR

自分の強みや、価値を伝える自己PR欄を設けます。
単なる自己紹介ではなく、これまでの経験を通じて何ができるようになり、それをどう活かしたいかという意志と展望を伝えることが必要です。
チーム内での立ち位置や評価されたエピソードを交えると、人柄や働き方のイメージが伝わりやすくなります。
また、これからどのようなプロジェクトに関わりたいかを加えると、今後の展望も伝えられます。
「もっとスキルを伸ばしたいけれど、時間も費用も足りない」と悩みを抱えている方には、職場環境が重要です。
私たちテクニケーションでは、エンジニアのスキルをサポートする資格取得支援制度があります。
さらに、案件選択制を採用しているため、自分の志向や目的に合わせて案件を選ぶことができます。学んだ知識を活かし実務経験を積める案件も選べるため、着実な成長が可能です。
チーム制のため、経験豊富なベテランエンジニアのサポート体制もあるため、わからないこともすぐに聞ける環境を整えています。
未経験の技術や上流工程にも安心感を持ってチャレンジできるでしょう。
私たちテクニケーションに、希望する働き方や目指すキャリアを聞かせてもらえませんか?ぜひお気軽にカジュアル面談でご相談ください。
フロントエンドエンジニアの職務経歴書の書き方のポイント

職務経歴書はただの経歴のまとめではなく、自分のスキルや価値を戦略的に伝えるツールです。
特にフロントエンドエンジニアの場合、技術力だけでなくユーザー視点やデザインとの連携力、開発プロセス全体への理解など幅広い要素が評価対象です。
職務経歴書を、より魅力的に仕上げるための具体的な書き方のポイントを解説します。
採用担当者の立場になって、自分の経験をどう見せるかを意識しましょう。
使用経験のある開発言語やフレームワークについて触れる
どのような言語やフレームワークをどのようなプロジェクトで使ってきたかを具体的に記載しましょう。
単に「Reactが使えます」と書くだけでは不十分です。「ECサイトのUI構築にReactを使用し、パフォーマンス改善に貢献しました」と実務経験とセットで伝えることが重要です。
以下のような点を意識すると、スキルの再現性や深みがより伝わります。
- 使用した言語やフレームワークのバージョン
- 対応したブラウザやOSなどの環境
- プロジェクトにおける自分の担当フェーズ(要件定義・実装・テストなど)
- 導入時の工夫や成果につながった具体例
これらを盛り込むことで、単なる技術の羅列ではなく、実務に即したアピールになります。
応募企業で活かせる経験や実績をアピールする

職務経歴書は、過去の仕事ではなく未来の活躍を見せる書類です。
応募企業が求めるスキルや経験に、自分がどれだけマッチしているかを明確に伝えることで、選考通過率が高まります。
企業が掲げているミッションやプロダクトの特徴、ユーザー層を意識して自分の経験が活かせるかを確認しましょう。
同じ業界で似た課題を解決した経験があれば、積極的に記載することをおすすめします。単なるスキルの列挙ではなく、企業にとってのメリットを表現することが大切です。
企業に貢献できるスキルや経験をアピールすることが、採用担当者の心に残る職務経歴書につながります。
コミュニケーションスキルをアピールする

エンジニアであっても、チームやクライアントとのやり取りは日常的に発生します。
設計方針の共有や進捗管理、非エンジニアとの連携など、技術以外の面での貢献も職務経歴書に盛り込みましょう。
「チーム5人でのスクラム開発に参加し、週次ミーティングでの進行を担当」と具体的な役割を示すと信頼感が増します。
文章のなかに自然とコミュニケーションの要素を盛り込むと、表現が押しつけがましくなりません。
技術だけでなく人と人の間をつなぐ役割を果たせることは、プロジェクト進行において重宝されます。
些細に思えるやりとりの積み重ねが、エンジニアとしての信頼構築に直結します。
マネジメントスキルをアピールする
サブリーダーやリーダー経験がある場合は、アピールポイントの一つとして有効です。
後輩エンジニア2名の育成担当やコードレビューやタスク振り分けの実施など、管理的な役割も大きな評価ポイントになります。
マネジメントといっても、必ずしも役職が必要なわけではありません。
リリーススケジュールの調整やタスクの優先順位づけ、クライアントとの調整など業務内でのリーダーシップを示す例はたくさんあります。
チームの成果に貢献した視点で語ると、より説得力のある自己PRができあがります。
プロジェクト成功に向けて、どのような行動を取ったかを具体的に伝えることも重要です。
自己PRは経歴やスキルなどと関連付ける

自己PR欄は、意欲や性格だけでなく職務経歴全体との一貫性がある内容にすることがポイントです。抽象的な表現だけでは印象に残りません。
どのような課題にどう向き合ったか、どのような成果があったかといった流れを意識して書くと、採用担当者に具体的なイメージを与えられます。
過去の経験を土台に、今後どう活かしたいかまで言及できると、将来性も伝えることが可能です。
経験から何を学び、どのように次に活かそうとしているかを描くことで、単なる実績の羅列にとどまらない深みが出ます。
現場に一人で放り込まれる事態を恐れる初心者のエンジニアは少なくありません。
私たちテクニケーションではチーム制を採用しています。同じ現場に経験豊富なベテランエンジニアがいるため、わからないことはすぐに質問できる環境です。
さらに、自分の志向や目的に合わせて案件を選べる案件選択制を採用しています。周囲のサポートを受けながら実務経験を積めることが、テクニケーションの特徴です。
希望する場合は、開発フローの全体像をつかむ各案件のリーダーにもチャレンジできます。
会社間の単価をエンジニアに開示しているため、納得感を持って働け、モチベーション向上にもつながります。
ぜひ一度、カジュアル面談でテクニケーションの雰囲気を確かめてみてください。
職務経歴書で採用担当者に見られるポイントは?

職務経歴書を通じて採用担当者が見ているのは、単なる経歴の羅列ではありません。
どのような経験を持ち、どのようにチームや企業に貢献できる人材かを、多角的に評価しています。
採用担当者の視点に立つことで、あなたの強みや個性をより効果的に伝えることが可能です。
- 職務要約のわかりやすさ
- プロジェクトごとの役割と成果
- 使用技術やスキルの具体性
- 成果や実績の定量的な記述
- 文章の構成と読みやすさ
- 応募企業とのマッチ度
上記の観点を意識して職務経歴書を作成することで、話してみたいと思ってもらえる確率が高まります。
特にSES業界では、次の配属先とのマッチングが重視されるため、どのような現場でも通用する柔軟性と実績の伝え方が大切です。
自分をどう伝えるかを常に意識しながら、採用側の視点を踏まえたアピールを心がけましょう。
職務経歴書を作成する際の注意点

職務経歴書は、自分のキャリアをアピールする大切なツールであると同時に、わかりやすく正確に伝える資料です。
いくら経験が豊富でも、伝え方を間違えると逆効果です。
職務経歴書を作成する際にありがちなミスや注意すべきポイントを整理しました。提出前に一度チェックし、完成度を高める参考にしましょう。
- 情報過多または情報不足
- スキルや実績に一貫性がない
- 専門用語の多用
- 誤字脱字やフォーマットの乱れ
- 自信のなさがにじんでいる表現
- 自己PRが抽象的すぎる
職務経歴書は内容だけでなく、採用担当者にどう伝わるかが評価に大きく関わります。読みやすさや論理性、誠実さも含めて、自分の印象を左右する重要な要素です。
しかし、職務経歴書の内容をしっかりと整えても、自分に合った案件や働き方に出会えなければ実力を発揮できません。
私たちテクニケーションでは、案件単価に応じた報酬が決まる単価給与連動制を採用し、エンジニアが納得して働ける環境を整えています。
自由に案件を選べる案件選択制もあるため、自分の強みや志向に沿ったキャリア設計が可能です。
「もっと裁量のある仕事をしたい」と思っている方には、案件ごとにリーダーポジションも目指せます。開発フローの全体像を理解しながら、ステップアップを図れる環境が整っています。
チーム制により経験豊富なエンジニアのサポートも受けられるため、安心感を持ってチャレンジできるでしょう。
まずは、あなたの理想の働き方について、カジュアル面談でお話ししてみませんか?
フロントエンドエンジニアの職務経歴書のテンプレート

職務経歴書を一から作成するのは大変ですが、基本的な構成と見せ方を押さえておくことで、効率的に作成できます。
フロントエンドエンジニア向けの職務経歴書のテンプレートを提示します。
自身の経験やスキルに合わせて、適宜カスタマイズして活用してください。
【氏名・連絡先】
氏名:
住所:
電話番号:
メールアドレス:
作成日:
【職務要約】
フロントエンドエンジニアとしての経験年数
使用してきた主な言語やフレームワーク
得意な領域や強み(例:UI設計、パフォーマンス改善など)
【職務経歴】
勤務先名(在籍期間)
雇用形態:
担当プロジェクトや業務内容:
開発環境(使用言語やフレームワーク、ツールなど)
担当フェーズ(設計や実装、テストなど)
チーム構成や開発体制
実績や成果(可能であれば数値で)
【スキル】
言語:
フレームワークやライブラリ:
ツールやサービス:
その他:
【保有資格】
資格名(取得年)
資格名(取得予定)
【自己PR】
業務を通じて得た強み
チームやクライアントとの連携における工夫
今後取り組みたい領域やキャリアの展望
このテンプレートを活用することで、構成に迷うことなく職務経歴書を作成できます。
書き方に悩んだ際は、採用担当者の視点を意識しながら、自分の経験を整理していくことがポイントです。
職務経歴書は手書きとパソコンどちらで作成すればよい?

職務経歴書を作成する際、手書きとパソコンのどちらが好印象なのかと迷う方も少なくありません。
特に社会人経験が浅い場合や、応募先が固めの企業だと、手書きのほうが丁寧に見えるのではと考える方もいます。
結論からいうと、フロントエンドエンジニアを含むIT業界では、パソコンで作成するのが一般的かつ適切です。
パソコンでの作成は、視認性や修正のしやすさに優れ、応募企業ごとに柔軟にカスタマイズできることが大きな利点です。
一方、手書きの職務経歴書は丁寧さや誠実さを感じさせるというメリットもありますが、IT職ではその効果は限定的とされています。
また、書き直しの手間や読みづらさがデメリットとなりやすく、実用的とはいえません。
職務経歴書はパソコンで作成し、PDF形式で提出するのが基本です。
職務経歴書提出前のチェック方法

職務経歴書が完成したように見えても、提出前に一度見直すことはとても重要です。
些細なミスが印象を左右したり、せっかくの自分の強みが伝わらなかったりすることもあるため、チェックは丁寧に行いましょう。
- 誤字脱字や表記ゆれがないか
- 日付や氏名、連絡先など基本情報に間違いがないか
- 職務要約で経歴と強みが簡潔にまとまっているか
- 実績やスキルが具体的かつ相手に伝わる表現になっているか
上記を意識して確認を行うことで、アピールポイントがしっかり届く職務経歴書になります。
もし不安があれば、第三者に読んでもらいフィードバックを受けるのも有効です。
職務経歴書の書き方をマスターして転職に役立てよう

職務経歴書は、これまでの経験とスキルを採用担当者に伝えるプレゼン資料です。
書き方を理解し戦略的に構成することで、書類選考を通過しやすくなるだけでなく面接の質にも直結します。
自分の強みや成長を言語化することは、転職活動に限らず今後のキャリアを見つめ直す機会にもつながるでしょう。
特にフロントエンドエンジニアの場合、使ってきた技術や担当フェーズだけでなく、どのような姿勢で業務に臨んできたかが職務経歴書に表れます。
自分の経験を丁寧に振り返り、読み手に伝わるよう整理することが重要といえます。
職務経歴書で自身の強みを言語化したら、次はその実力を活かせる環境を選ぶことが大切です。
私たち高還元SES企業のテクニケーションでは、エンジニア一人ひとりのスキルや希望を考慮した働き方を実現できます。
高還元SESとは、エンジニアの単価に対する還元率が高いSES企業のことを指します。テクニケーションでは、単価をエンジニアに開示しているため、納得の上でキャリアを重ねることが可能です。
案件選択制を導入しているため、経歴やスキルを活かせる案件を自ら選ぶことができます。さらにチーム制により、未経験の領域でもわからないことを先輩エンジニアに相談しながら業務に取り組めます。
経験を積みながら、より高度な技術力を身に付けたい方にピッタリな環境です。
キャリアの次のステップに向けて、まずはテクニケーションのカジュアル面談でご相談ください。