ITエンジニアは儲かる?年代別の平均年収や稼げるITエンジニアの特徴を解説

「収入が低い気がする」と悩みを抱えるITエンジニアは少なくありません。また年収を上げるための方法が知りたいと希望を抱く方もいます。
自分の収入が平均より上か知りたい場合、職種別・年代別・地域別の年収相場を把握すると効果的です。
今回はITエンジニアの年収の決まり方や収入アップに有効な資格、年収アップに向けた具体的なステップを紹介します。
目次
ITエンジニアは儲かる?

ITエンジニアはほかの職種と比べて高年収を得やすい儲かる仕事だといえます。
全国の会社員を調査対象とした民間給与実態調査によると、すべての業界や職種を対象とした給与労働者の平均年収は4,600,000円でした。
一方、システムエンジニアの平均年収は5,322,300円です。毎月決まって支給する現金給与額が357,300円、年間給与および特別給与額が1,034,700円となっています。なお平均年齢は38.2歳、平均勤続年数は12. 4年です。
ITエンジニアの年収は主に年齢や経験、スキルの影響を受けて変わります。年齢を重ねるにつれて業務経験を積んで熟練したスキルを身に付けるため、できる仕事の範囲が増えて高額のオファーに結びつきます。
ITエンジニアの年収が高い理由はIT業界自体のニーズの伸びが著しく、慢性的な人手不足の状況にあるためです。
「AIが台頭して儲からなくなる」と主張する方もいますが、現時点では機械では代替できないタスクも多く、今後も稼げる状況といえます。
ITエンジニアの年代別の平均年収

ITエンジニアが儲かる年代は45〜49歳および55〜59歳です。
ここではWeb開発に従事するフロントエンドエンジニアを例にとって20代と30代、40代、50代の平均年収を紹介します。
20代
20〜24歳のITエンジニアの平均年収は3,478,000円、25〜29歳の場合は4,696,000円です。20代はスキルが未熟で経験が浅いため、儲かるとはいえません。
しかし、まだまだ若手といえる20代後半のうちに、全職種の平均年収を超えることは注目に値します。20代は行動力や体力、吸収力を備えていて、ポテンシャルの高さを評価される年代です。
プログラミングスキルが乏しく実務経験がない未経験者でも、将来の成長を見込んでオファーされる可能性が十分にあります。
30代
30〜34歳のITエンジニアの平均年収は5,411,400円、35〜39歳の場合は6,313,500円です。年齢を重ねるごとに5年刻みで順調に右肩上がりを続けているとわかります。
30代は一定の業務経験を積んで知識やスキルを備えたことで、第一線で活躍できる時期です。現状に甘んじず、成長を求めて自己研鑽に励むことで、さらなる年収のアップが期待できます。
部下のマネジメントやチームの統率役を任せられ、企業のビジネスを加速させる重要な役割を担う年代でもあります。
40代

40〜44歳のITエンジニアの平均年収は6,505,200円、45〜49歳のITエンジニアの平均年収は7,379,800円です。
40代は熟練のスキルや豊富な経験を備え、チームを牽引する役割を担う時期に差しかかります。
プロジェクトマネージャー(PM)やプロジェクトリーダー(PL)など、開発プロジェクト全体の指揮を執る立場を任せられる場合も少なくありません。
また特定の領域に特化して、ある分野のスペシャリストを目指す道も考えられます。技術を限界まで極めた人材の希少価値は高く、高額のオファーを提示しても依頼したいと考える企業は少なくありません。
50代以上
50〜54歳のITエンジニアの平均年収は6,954,300円、55〜59歳の場合は7,307,600円です。極めて儲かる年代だと考えてよいでしょう。
50代のITエンジニアは企業の中枢まで昇りつめ、経営に近い仕事をする場合が少なくありません。IT戦略全体の立案や推進を担うITコンサルタント、役員のひとつのCIO(最高情報責任者)をはじめ、重要なポジションで活躍します。
年齢を重ねても勉強を怠らず、先進的なテクノロジーや需要が激しい領域の知見を備えている方は、高額のオファーを獲得する傾向にあります。
40代と同様、プロジェクトマネジメントやリーダーシップといったスキルは高評価の対象です。
ITエンジニアの職種別の平均年収

ITエンジニアと称してもさまざまな職種に分かれています。担当の業務領域に応じて収入が変わることが特徴です。
ITエンジニアの職種別の平均年収は次のとおりです。
開発系エンジニア
Webサービスの開発を担うフロントエンドエンジニアの平均年収は5,741,000円です。一時間あたりの賃金に換算すると、正社員は2,882円、短時間労働者は2,449円です。
勤務先のWebサービス開発企業は都心に集中する傾向があり、東京都や埼玉県、神奈川県で働く方が少なくありません。
都心は物価の高さが賃金に反映されやすく、稼ぎやすい環境といえます。
Webサービスは次々と新しいツールが登場し、なかには開発を支援するソフトウェアも珍しくありません。開発自体のハードルが下がるなか、ビジネスの課題解決につながる企画や設計ができる人材のニーズが拡大しています。
インフラエンジニア
基盤系のシステムITエンジニアの平均年収は7,526,000円です。一般労働者の時給は正社員が3,625円、短時間労働者が2,595円です。
Webサービスを開発するフロントエンドエンジニアより年収水準が高く、儲かりやすい仕事といえます。
ITサービスの根幹を成すサーバーやデータベースは、システムやアプリケーションの安定的な稼働に不可欠です。このためインフラITエンジニアのニーズは高く、将来的にも同様の傾向が続くと予想されます。
勤務先はSler(システムインテグレーター)や自社開発のシステム会社、コンピューター機器メーカーが多く、都市部の勤務が大半を占めています。
また守秘義務やコンプライアンスとの兼ね合いから正社員として働くパターンが多く、福利厚生の恩恵を受けやすい労働環境です。
顧客のオフィスに出向いてサーバーを設置する従来の業務は減少傾向にありますが、EC市場の隆盛やAI、ブロックチェーンといった新たな領域の基盤構築の仕事が増えています。
管理系エンジニア

稼働を開始したシステムの運用や保守を担う管理系エンジニアの平均年収は6,289,000円です。正社員の時間あたりの賃金は3,176円、短時間労働者が1,939円です。
人間が一年中バグやセキュリティインシデントの有無を監視する体制の場合、夜間や休日の出勤が必要になります。解決するまで現場を離れられないため、労働時間が伸びる傾向にあります。
トラブルの対応時や納期間近は残業が多く発生して、結果的に収入の増加に結びつく場合が珍しくありません。
社内システムの統合や運用管理の自動化の流れからAIの導入が進む一方、既存システムの刷新や改修プロジェクトが多く、管理系ITエンジニアのニーズは一定の水準を保っています。
その他のITエンジニア
その他平均年収が高いITエンジニアの職種は次のとおりです。
- プロジェクトマネージャー
- データサイエンティスト
- クラウドエンジニア
- AIエンジニア
トレンドのクラウドやAI、データ分析を担うITエンジニアは儲かる傾向にあります。プロジェクトマネージャーも、チームマネジメントやスケジュール管理を扱う責任の重さと求められるスキルの高さから高年収の求人が目立ちます。
上記に列挙した職種の平均年収はシステムITエンジニアの5,322,300円を上回ると判断してよいでしょう。
一方でコードの記述を主たる業務とするプログラマーの年収は低めです。厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると平均年収は3,898,200円でした。決まって支給する現金給与額は290,500円、年間給与額その他特別給与は412,200円でした。
ITエンジニアの地域別の平均年収

ITエンジニアの年収は、勤務先が属する地域の影響も受けます。特に関東や関西の主要都市の求人は報酬が高い傾向にあります。
ITエンジニアで稼ぎたいと考える方は地方都市ではなく、東京や大阪で職を探した方が待遇がよい仕事が見つかるでしょう。
地方のなかでも北陸や東北、四国や沖縄は低い傾向にあります。人口が少ない過疎地域にお住まいの場合、年収にこだわりをもつ方は移住を検討した方がよいかもしれません。
ITエンジニアはフルリモートでの就業が可能な環境ですが、会社の方針や仕事内容次第では出社を余儀なくされます。
転職を検討中のSESエンジニアはぜひテクニケーションの利用をご検討ください。テクニケーションでは、エンジニア一人ひとりが自分に合った案件を自由に選べる案件選択制を提供しています。
フルリモート案件の選択肢も豊富で、勤務地に縛られずに理想の年収とライフスタイルを実現できます。また、単価給与連動制により、案件単価に応じた報酬を得ることができるため、やりがいを感じながら働けます。
自分のキャリアをもっと広げたい方は、テクニケーションのカジュアル面談で、お住まいの地域に関わらず理想的な働き方を一緒に見つけてみませんか?
稼げるITエンジニアの特徴

稼げるITエンジニアは軒並み高いスキルを備え、クライアントに価値を提供しています。特にコミュニケーション力や問題解決力、好奇心の強さが重要です。
それぞれのスキルの年収との関連性を解説します。
コミュニケーション能力が高い
儲かるITエンジニアはコミュニケーション能力に優れ、クライアントとの折衝やチームのモチベーションアップの役割を担っています。
企業に所属する場合はチーム単位で業務を遂行するケースがほとんどです。多職種のITエンジニアと円滑に意思疎通ができ、クライアントに要望のヒアリングができる方は喜ばれます。
さらに上流工程の企画や設計を任される機会に恵まれ、平均年収が高いマネジメント職に抜擢される可能性が高いです。
コミュニケーション力に優れたITエンジニアはプロジェクト関係者と信頼関係を構築でき、継続的な案件の獲得が見込まれます。
問題解決力が高い
問題解決能力が高いITエンジニアは市場価値が高く、高報酬のオファーを獲得できます。進行中のプロジェクトや稼働後のシステムにトラブルが発生したとき、原因や解決策の特定に役立つ貴重な存在です。
バグやセキュリティインシデントに見舞われた場合は、早急に改善して復旧させなくてはいけません。問題解決能力の高いITエンジニアは、洞察力や過去の経験を通して効果的な解決策の提案が可能です。
そのため、クライアントから信頼を得られ、長期的に仕事を獲得して年収アップを実現させることができるでしょう。
好奇心が強く新しいことを学ぶのが好き

稼いでいるITエンジニアは軒並み好奇心が強く、特に強制されることなく、積極的に新しい知識を学んでいます。SNSやニュースサイトを通じて、市場の動向や技術のトレンドの把握に余念がありません。
IT業界は変化が激しく、今まで通用した知識がいつの間にか時代遅れと化すパターンが珍しくありません。
向上心が強く、日々情報収集を怠らないITエンジニアは新しい技術やツールにいち早くたどりつき、市場の前線をひた走ります。
変化にキャッチアップして実務にも使えるスキルを身に付けた方は、高年収の案件をスムーズに獲得できます。
ITエンジニアが年収を上げる方法

ITエンジニアが年収を上げる効果的な方法は何個もあります。自らが置かれた現状を見極めて自分に合った方法を選択できるとよいでしょう。
ひとつずつ具体的な方法を以下に記しました。
スキルアップする
積極的に現場に参画して実務を通してスキルアップしましょう。ITエンジニアは知識よりもスキルや経験が重視される仕事です。
今よりも年収が高い案件にチャレンジしたい方は結果を残して、パフォーマンスが高い人材と評価される必要があります。特に習得に注力したいスキルは以下のとおりです。
- 開発言語のプログラミングスキル
- リーダーシップやマネジメント能力
- 論理的思考力や分析力
- コミュニケーション力
- 判断力
上記の能力群は座学だけではなかなか習得できません。参画時のオファー面談でスキルをアピールするためにも、現場で結果を残す必要があります。
SESエンジニアは、ひとつの企業に所属しながら多種多様なプロジェクトの経験が積める環境です。
テクニケーションでは案件選択制を導入しており、希望する技術や言語を選んで自分のペースでスキルアップを目指せます。
自分の成長したい分野に特化して、実務を通じて効率的にスキルを伸ばすことができるため、エンジニアとしてのキャリアを自分の手で切り拓けるチャンスが広がります。
また、資格取得支援制度もあり、自身のキャリアを高めるサポートも行っています。「詳しく話を聞いてみたい」と感じた方は、ぜひカジュアル面談でお話しませんか?あなたのキャリアに合わせた適切なプロジェクト選びをサポートします。
資格を取得する
ITエンジニア関連の資格を取得した方は、高年収のオファーを獲得できる傾向にあります。試験範囲の知識を習得したという客観的な証明を得られるためです。特に未経験の案件への参画に高い効果を発揮するでしょう。
知識が豊富なITエンジニアは活躍できる領域が多彩です。求める報酬の水準が高くても一緒に働きたいと考える人事担当者やプロジェクトマネージャー、企業は少なくありません。
ITエンジニア関連の資格はプログラミング言語別、サービスやツール別、国家資格とさまざまです。はじめに自分が目指す領域を明確にして、将来的に業務に役立つジャンルの知識の習得に励みましょう。
私たちテクニケーションでは、資格取得支援制度を提供しており、エンジニアがスキルアップを目指す際にサポートしています。自分の目指す技術や専門分野で資格を取得し、活躍できるプロジェクトに参画することができます。
さらに、テクニケーションでは案件選択制を導入しており、資格を活かして自分のキャリアに適切なプロジェクトを自由に選べる環境が整っています。
資格取得を通じてさらに成長したいと考えている方は、ぜひカジュアル面談でご相談ください。あなたのスキルやキャリアに合った案件を一緒に見つけましょう。
上流工程を担当できるようになる

上流工程の要件や定義、顧客折衝、トラブルの外部対応ができる方は希少価値が高い人材です。
マネジメント能力や人間関係の構築スキルが求められますが、高収入を目指すエンジニアは習得に励む価値があるでしょう。
上流工程の業務にはメンバーのモチベーション管理や人材の配置、予算やスケジュールの進捗状況の管理が含まれます。さらにクライアントに適宜状況を報告して、トラブルに見舞われたときは対外的に説明役を担う可能性があります。
プログラミングやテストなどの下流工程を担う方は日々の仕事を積み上げ、チームのメンバーやクライアントから信頼を得ると、重要なポジションに抜擢されやすくなるでしょう。
スペシャリストになる
特定の分野のスペシャリストになり、希少価値を高める方法も効果的です。
ブロックチェーンや仮想化技術、クラウドといった先端領域の専門性を備えるITエンジニアの数は多くありません。
無人運転やクレジットカードの自動不正検知、医療診断に代表されるAIのシステム開発も狙い目です。
また従来のプログラミングスキルでも、長い経験を積んで専門家と呼ばれるほど博識になれれば活躍の場が広がるでしょう。
テクニケーションでは、エンジニア一人ひとりが希望する分野に特化した案件を自由に選べる案件選択制を導入しています。
さらに、転職後に年収が大幅にアップしたエンジニアが多数在籍しており、キャリアの成長とともに報酬が着実に増加する環境が整っています。
また、チーム制を導入し、経験豊富なエンジニアと共に協力しながら仕事を進めることができます。もしスペシャリストとしてさらに成長し、年収アップを目指したいとお考えの方は、ぜひテクニケーションのカジュアル面談で、あなたのキャリアと目標についてお聞かせください。
フリーランスになる

企業を離れてフリーランスITエンジニアになると手取りの報酬が上がります。クライアントと直接契約を交わすことでマッチングサービスの中抜きから解放され、自身の手元に残る金額が増えるためです。
また在宅で仕事ができ、働く場所や時間帯にとらわれない自由な働き方が実現することも魅力です。フリーランスを目指す場合、専用のエージェントサービスの利用を検討します。
一定の業務経験を条件に据える求人が少なくはないため、会社員エンジニアの次なるキャリアパスに適しています。未経験者がいきなりフリーランスになることは不可能ではないにしろ、仕事を任せたい人材になる努力が必須です。
キャリアチェンジする
フロントエンドからバックエンド、システムエンジニアからプロジェクトマネージャーという風にキャリアチェンジする方法です。
一般的にWeb系のITエンジニアよりクラウドやデータベース、インフラの運用を担うITエンジニアの年収の方が高めです。また、上位職に進むにつれ高年収のオファーが獲得できます。
キャリアチェンジを叶える方法は、転職以外に自社の開発部署への異動が挙げられます。
チームを束ねるリーダーに相談を持ちかける、または社内のキャリアパス制度を利用する方法が可能です。
年収を上げたいITITエンジニアにおすすめの資格

資格の取得はITエンジニアの年収アップに効果的だとお伝えしました。以下に掲げた国家資格は信頼性を得やすく、特に官公庁や金融機関のプロジェクトに参画する際に有利に働く可能性があります。
- 基本情報技術者:幅広い基礎知識のアピールに効果を発揮する
- 応用情報技術者:基本情報技術者より高レベルの知識の証明に使える
- 情報処理マネジメント試験:サイバー攻撃や情報漏洩の対策に使える
- システムアーキテクト試験:構造的な設計開発に役立つ知識が身に付く
応用情報技術者やシステムアーキテクト試験は実務経験を積んできた上級者向けの資格です。例えば、SESエンジニアが案件開拓の幅を広げようとする場面で力を発揮します。
またAWSやAzure、Google Cloudをはじめ、クラウドサービス関連の資格の取得も効果的です。クラウドインフラの構築や管理を遂行できるITエンジニアのニーズは高く、知識をアピールして高報酬案件の獲得を目指せます。
ツールごとに異なるマイクロサービス群を使いこなすためには主体的に勉強に励み、実務に活かせる土台を頭のなかに構築する必要があります。
ITエンジニアが年収1,000万円以上を目指す方法

高年収を目指す方にとって、年収10,000,000円はひとつの目安です。ITエンジニアは儲かる仕事とはいえども誰もが達成できる金額ではありません。
年収10,000,000円を目指す具体的な方法は次のとおりです。
一流企業や大企業に就職する
正社員ITエンジニアの年収は、規模が大きく著名な企業ほど高くなる傾向があります。大手は資金的に余力があるため、高年収を提示して優秀な人材の獲得に励むことが可能なためです。
Googleの日本法人やキーエンスといったIT領域で著名な大企業も例外ではありません。また大手は福利厚生が充実しており、ボーナスの平均支給額も高い傾向があります。
取引先も同じ大企業のパターンが少なくはないため、プロジェクトの報酬相場も高水準です。
管理職になる
管理職になれば、さほど規模が大きくない企業でも年収10,000,000円を達成できる可能性があります。チームマネジメントをこなせる人材は限られるため、必然的に年収の額が上がるためです。
具体的な職種はプロジェクトマネージャーのほか、マネジメント責任者(VP of Engineering)やCIO(最高情報責任者)が挙げられます。
管理職を目指すためにはプログラマーやシステムITエンジニアの下積みを得て、徐々にキャリアアップを狙うキャリアパスが一般的です。
要件定義に沿って順序だてて開発に取り組む作業から、プロジェクト全体を見渡してチームをけん引する仕事に役割が変わります。
また語学力や特定の領域に専門性を備えている方は、転職していきなり外部企業の管理職に抜擢される場合もあります。
ITコンサルタントになる

ITコンサルタントは、ITエンジニア職のなかでも極めて年収水準が高い仕事です。クライアントが抱える課題を解決に導くために、交渉や施策の立案、運用や改善の役割を担います。
必須の資格や業務経験はないものの、高い水準のヒアリング力や課題解決力、提案力が求められます。現場で培った経験が役に立つため、ITエンジニアからITコンサルタントを目指す方も少なくありません。
会社員だけでなく、独立してフリーランスになるキャリアパスもあり、理想の働き方の実現の観点でも魅力的な仕事です。
ITエンジニアが転職先をさがす際の注意点

年収や評価体制だけでなく、入社後のキャリアパスや福利厚生にも目を向けた幅広い情報収集が大切です。
大手企業や一流企業を中心に求人をチェックする方法が有効です。また外資系のベンチャー企業は実力主義のため、数百万単位の給与アップを一気に実現できる夢のある転職先です。
福利厚生については手当の種類や有給休暇の取得率、深夜残業や休日労働の割増単価のチェックが必要になります。ここでも従業員に対する還元率が高い大手企業の方が有利です。
また、プログラマーやシステムITエンジニアから管理職になるキャリアパスの実現が可能か確認しましょう。モデルケースとなる先輩や上司がいれば自分も後を続くことができます。
働くモチベーションを維持するためにも目指す存在がいると助かります。
ITエンジニアで高収入を目指すなら

稼ぐ意識が強いSESエンジニアは案件の選び方に注意が必要です。現状維持に甘んじず、ニーズが高い分野や言語の案件に積極的に手を挙げて、できる仕事の種類を増やしましょう。
横への広げ方だけでなく、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントといった上流工程の仕事にもチャレンジします。
またSESエンジニアの場合、所属先の変更が年収アップに効果を発揮することがあります。エンジニアに対する還元率が低い環境で働き続けてもなかなか手取りが増えず、ストレスを抱えるリスクがあるためです。
単価報酬連動制と案件選択制を備えたテクニケーションは、ITエンジニアの年収アップに直結する環境といえます。特定の技術や分野に絞って仕事を選べるうえに、スキルや実力がある方ならば手取りが増える可能性が高いSES企業です。
本記事を読んで現状の年収が相場よりも低いと感じた方は、ぜひテクニケーションにご相談ください。勤務体系に関わらず稼げる環境があります。
まずは面談であなたの希望年収や理想のキャリアをお伝えください。カジュアル面談は次のリンクから申し込みできます。