AIをもっと上手に使う、コード相談のコツ

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はじめに

AIは今や、世界中の開発者にとって欠かせないツールの一つとなっています。簡単に使えるだけでなく、高い効果が期待でき、特別な知識や経験がなくてもすぐに利用できることがAIの大きな魅力です。

しかし、簡単に使えるからこそ、使い方を誤ってしまう可能性もあります。

本記事では、AIを開発のパートナーとしてより効果的に活用するためのコツと、利用する際に気をつけたいポイントについて紹介します。

自分の考えを伝えてから相談する

初心者のエンジニアは、AIに答えをそのまま求めることが習慣になってしまうことがあります。しかし、この使い方を続けていると、AIが出した回答が本当に適切なのかを判断するために必要な、エンジニアとしてのスキルが身につきにくくなる可能性があります。

AIは「答えを教えてくれるツール」ではなく、解決方法を一緒に考えてくれるペアプログラミングのパートナーとして考えるとよいでしょう。

単純に答えを求めるのではなく、自分が考えている方法をAIに伝え、それを改善してもらったり、ほかの方法を提案してもらったりするのがおすすめです。

例えば、「これをやってください」と依頼するのではなく、

「〇〇を実現する必要があり、このような方法を考えています。この方法で問題ないでしょうか?それとも、もっと良い方法がありますか?」

と相談してみましょう。

このように相談することで、AIにより多くの前提や状況を伝えられるだけでなく、自分自身のエンジニアリングの知識を使いながら、それをさらに深めることができます。

より多くの情報を伝えることで、AIはより適切な回答を出しやすくなります。また、自分がすでに考えている方法を伝えておけば、その方法が適切かどうかを確認してもらったり、問題点を指摘してもらったりすることもできます。

さらに、AIはその方法を改善する理由や具体的な方法について説明してくれることも多いため、その説明を学習に活用することで、AIを使いながら自分自身のエンジニアとしてのスキルも伸ばしていくことができます。

問題だけでなく、必要な背景や前提も伝える

AIからプロジェクトに合った提案をしてもらうためには、問題の背景にある状況を説明することが重要です。何をしようとしているのかだけを伝えるのではなく、使用しているフレームワークやライブラリ、またプロジェクトがどのような構成になっているのかについても簡単に説明しましょう。

例えば、「〇〇をやりたいです」とだけ伝えるのではなく、「ASP.NET 6を使用しているプロジェクトで、〇〇をやりたいです。MVCを使用しており、〇〇からModelを呼び出す必要があります」のように、プロジェクトについてより具体的に伝えましょう。そうすることで、AIはプロジェクト内の他の部分と同じ構成に沿った提案をしてくれます。

機密情報を入力せず、回答を鵜呑みにしない

質問するときに、既存のプロジェクトのコードをAIにコピペしたくなるかもしれませんが、セキュリティポリシーに違反する可能性があるため、避けるべきです。SESエンジニアとして、お客のコードベースを扱う際には注意することが私たちの責任であり、その一部をAIサービスにアップロードすることで、データ漏洩につながる可能性があります。

その代わりに、解決しようとしている問題にどのような制約があるのか、そしてどのように解決したいのかを簡単に説明する方がよいでしょう。どうしてもコードをAIにコピペする必要がある場合は、できるだけ少ない量にし、プライベートなURL、ハードコードされたデータ、お客を特定できる可能性のある情報などは必ず削除しましょう。

最後に、AIの提案を盲目的に受け入れないようにしましょう。誰でもAIを使ってコードを生成できるようになった今、良い提案と悪い提案を見分けるために私たちの専門知識を活用することは、エンジニアがお客に価値を提供するための重要な部分です。 AIがすべてを解決してくれることを期待するのではなく、AIが生成したコードを出発点として、自分自身で改善していく方がよいでしょう。自分で改善できるところが何もない場合でも、少なくとも、必要な動作をすることを確認するためにコードを十分にテストしましょう。