開発ほぼ未経験がJava Goldに合格した方法

この記事では、2025年5月にOracle Certified Java Programmer, Gold SE 11 認定資格(以下Java Gold)を取得したときにやった勉強法について解説します。Java Goldを獲得したい方に、おすすめです。
目次
私の習熟度
私のスキルは、以下の通りです。
- 2023年7月にOracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 認定資格(Java Silver)を獲得
- Javaの開発は未経験
- Web制作に関する範囲でPHPやJavaScriptを使ったことはある。→開発はほぼ未経験
- その他の資格として、基本情報技術者試験やJSTQB認定テスト技術者資格 Foundation Level試験(JSTQB FL)などに合格ずみ
Java Goldの獲得を目指した理由
まずそもそも、Java Goldの獲得を目指した理由を説明します。理由は以下の二つです。
- テクニケーションから内定を獲得する可能性を高めるため
- なぜ17ではなく11を受験したのか:参考書が充実していたから
それぞれ解説します。
テクニケーションから内定を獲得する可能性を高めるため
一つ目の理由は、テクニケーションから内定を獲得する可能性を高めるためです。
実はJava Goldを意識したときは就職活動中であり、当初はなんとなく勉強していました。
そんな中テクニケーションとのカジュアル面談などで、Java Goldの獲得を勧められたため本腰を入れて勉強しました。
なぜ17ではなく11を受験したのか:参考書が充実していたから
私がJava Goldを獲得できる試験、Java SE 11 Programmer II 試験に応募しようとした段階で、すでに新バージョンであるOracle Certified Java Programmer, Gold SE 17 認定資格を獲得できる試験、Java SE 17 Programmer II 試験がリリースされていました。
しかし私はあえて、Java SE 11 Programmer II 試験を受験しました。その理由は、テクニケーションのポテンシャル採用向けの募集要項ではバージョンの指定をしておらず、加えて17よりも11の方が参考書などの資料が充実しているからです。
17はリリースされてから数か月と日が浅く、参考書を見つけられませんでした。11の参考書を中心に勉強して17を受験することも考えたのですが、当然11を受験した方が合格できる可能性は高いはずです。
したがって、17ではなく11を受験しました。
勉強した期間
勉強した期間は5,6か月ほどです。1日あたりの勉強時間はまちまちで、数十分の日もあれば数時間の日もありました。
勉強法
大きく分けて、以下のステップで学習しました。
- 『徹底攻略Java SE 11 Silver問題集[1Z0-815]対応』(通称黒本)で、Java Silverの範囲を復習する
- 『徹底攻略Java SE 11 Gold問題集[1Z0-816]対応』(通称黒本)で勉強する
それぞれ解説します。
黒本でJava Silverの範囲を復習する
Java Silverを獲得してから日があいていたので、Javaの感覚を取り戻すためにJava Silverの復習をしました。
具体的には、『徹底攻略Java SE 11 Silver問題集[1Z0-815]対応』(通称黒本)を一通りやりました。
もちろんJava Silverの知識が身についているなら、このステップは飛ばしてもよいかと存じます。
黒本でJava Goldの勉強をする
Java Goldの勉強も、黒本でやりました。
注意したのは以下の点です。
- 2周以上読む
- なるべくコードを書く
- 総仕上げ問題を重点的に解く
以下、それぞれ解説します。
2周以上読む
黒本全体は2周以上読みました。具体的には、1周目の翌日や2日後に、2周目としてやったことを復習したイメージです。
本来は1周目をやった一週間後に3周目をやりたかったのですが、後半は時間がなくできませんでした……。
なるべくコードを書く
参考書を読むときはただ読むだけではなく、参考書に載っているコードを実際に書き写すようにしました。その方が理解が深まるためです。
ただこちらも本来は全ての問題に対してコードを書きたかったのですが、時間の都合上後半は総仕上げ問題の気になったものだけ書くことになりました……。
総仕上げ問題を中心に解く
終章にあたる総仕上げ問題に関しては、6周(気になったものは7周)しました。というのも合格者の方々から、総仕上げ問題を中心に解くのが効果的、と聞いていたためです。
正答率も最初は45%ほどでしたが、最終的には100%になりました。実際に本番の試験も似たような問題が多く、スムーズに解けました。
結果として、83%で合格できました。再受験無料キャンペーン期間中に受験したのですが、一発合格できてよかったです。
まとめ
この記事では、Java Goldを獲得するためにやったことをご紹介しました。基本的には、黒本を勉強していれば合格できるかと存じます。参考になれば幸いです。