現場で活きるコミュニケーション力と小規模チームで成果を出す連携術

こんにちは。この記事では、未経験からIT業界に転職した私の経験をもとに、現場で求められるコミュニケーション力と、小さなチームでも成果を出すための連携術についてお伝えします。
目次
技術職だからこそ、コミュニケーション力が不可欠
ITエンジニアは「パソコンに向かうだけ」という誤解がありますが、実際には報告・連絡・相談(報連相)をはじめ、日々多くのコミュニケーションが発生します。 特にインフラエンジニアは、監視や保守、障害対応などでチーム内外と頻繁にやり取りするため、信頼関係の構築が仕事の質を左右します。
私自身も未経験で現場に入った際、「技術よりも伝える姿勢」がまず重要だと実感しました。
飲食業で培ったコミュニケーションスキルがIT現場で活きる
飲食業で身につけた「聞く力」「確認する力」「先を読む力」は、ITの現場で非常に役立ちました。 例えば、
- ハキハキ話すこと → 電話や打ち合わせで好印象を与える
- 冷静に話を聞く姿勢 → 障害対応時に落ち着いて的確に動ける
- 相手の立場に立つ思考 → マニュアル改善や新人指導に活かせる
これらは単なる話し上手ではなく、相手に安心感を与え、現場の信頼を勝ち取るコミュニケーション力です。
小さなチームで大きな成果を出す連携術
私が所属した12人の小規模チームでは、24時間365日交代制で障害対応を行い、開発グループを裏から支えていました。
1. 知識と経験を共有する文化
- 日報や対応履歴で情報が共有され、誰が担当しても同じレベルの対応が可能
- ベテランの丁寧なサポートで未経験者も安心して成長できる環境
2. 定型化と柔軟性のバランス
- マニュアルで標準対応を確立しつつ、想定外の障害には即時チーム内で情報共有し柔軟に判断
- このバランスが日々の安定した対応力を支えている
3. 少人数だからこそ生まれる一体感
- 12人の少数精鋭で意見が反映されやすく、改善提案もスピーディ
- 口頭での引き継ぎで業務の背景が自然と伝わる
- 心理的安全性が高く自由に意見を言い合える環境
4. 開発チームとの信頼関係の構築
- 対応後の報告は「簡潔・明確・的確」にし、迅速な判断をサポート
- 日々の積み重ねで「このチームに任せれば安心」と信頼を獲得
未経験者が現場で信頼されるための具体的ポイント
- 自分で考えてから質問する → 考える力を養い、必要なタイミングで質問
- 報連相をこまめに行う → 小さな変化や気づきを共有し信頼を積み重ねる
- メモを取り復習する → 知識の習得努力を周囲に見せることで安心感を与える
これらは飲食業界で培った「現場力」と共通し、未経験者でも早期成長につながる行動です。
技術力と人間力は表裏一体
ITインフラは縁の下の力持ちとして、トラブル時の冷静な対応と円滑なコミュニケーションが企業の根幹を支えます。 未経験だからこそ、まずは「人ときちんと関わる力」を磨くことが信頼獲得の近道であり、技術習得のモチベーションにもなります。
最後に:コミュニケーションと連携は現場の宝
飲食業界からITへ転職した私が実感したのは、どんな現場でも通用する「コミュニケーション力」と、小規模チームでも強い連携があれば大きな成果を出せるということです。
未経験で不安な方も、まずは「信頼される行動」と「チームの連携に貢献する姿勢」を心がけてください。技術はあとから自然と身についてきます。
これからIT現場に飛び込むすべての方に、この記事が少しでも力になれば幸いです。