爆速開発!SpringBootでモダンなJava Webアプリケーションを作る手順

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はじめに

本記事はIT会社勤務の100名程の研修生を見てきた元Java研修講師が、Springboot(フレームワーク)でWebアプリケーションを作る手順を解説していければと思います!

今回の記事の目的

この記事ではWebアプリケーションを作る上で、必要な環境構築を1から説明します。

業務でしっかりと使える環境ではなく、あくまで学習用に環境を整える前提にします。

目標はとりあえず、アプリを動かして文字を表示できるようにすること。までとします。

その後のどのようなアプリにするかは、各々にお任せします。Webアプリを作成する第一歩になればと思います!

  • 環境構築
    • IDE(統合開発環境)

まず、開発をしていく上でコードを書かないといけないので、そのコードを書くツール(通称:IDE(統合開発環境))のインストールを行います。以下の3つから自分に合ったものを選びインストールしてください。インストール方法は各IDEのやり方をお調べください。

  • Intellij IDEA

「Intellij」は Springbootで開発をするなら、最も適切なIDEになります。

Springnootでの開発に最適化されていて、Spring特有の機能など強力にサポートしてくれます。

  • Eclipse

「Eclipse」はJava開発者にとって長い歴史を持ちます。単体ではSpringbootの開発に特化していませんが、「Spring Tools Suite (STS)」というプラグイン(拡張機能)を導入することで最適化できるようになる。

  • VsCode

起動が早く動作が軽い。豊富な拡張機能があるので、その拡張機能によってSpringboot開発を最適化できる。

  • JDK

JDKとは「Java Development Kit」の略。Java言語でソフトウェア開発するために必要なすべてのツールや環境をまとめたパッケージです。

Javaで開発するには絶対必要なので必ずインストールしましょう。

  • Java

Java言語で開発するのにJavaのインストールも必要です。

Springbootで開発するには現時点(2025/06)では、Java17以上をインストールすることをおすすめします。

  • 準備
    • プロジェクト作成

(1) Spring Initializrで簡単に作成

  • https://start.spring.io/ にアクセス
  • Project: Maven or Gradle
  • Language: Java
  • Spring Bootバージョン: 最新安定版(例:3.x系)
  • Group: 任意(例:com.example)
  • Artifact: 任意(例:myapp)
  • Dependencies(必要最低限):
    • Spring Web

「Generate」を押すとzipがダウンロードされるので解凍してください。

(2) IDEで開く

  • 解凍したフォルダをIDEで開きます。
  • Mavenプロジェクトならpom.xml、Gradleならbuild.gradleを読み込みます。

3. コードを書く(最小限の準備)

  • src/main/java/com/example/myapp/MyappApplication.java(パッケージによる)を開きます。

すでに基本のSpring Boot起動クラスが作られています。

  • 動作確認用に簡単なコントローラーを作る

@RestController

public class HelloController {

    @GetMapping(“/hello”)

    public String hello() {

        return “Hello, Spring Boot!”;

    }

}

  • 動かす
    • コマンドラインから起動(Mavenの場合)

./mvnw spring-boot:run

(Gradleなら./gradlew bootRun)

  • 動作確認
    • ブラウザを開き、http://localhost:8080/hello にアクセス。
    • 「Hello, Spring Boot!」と表示されれば成功!
  • まとめ

これでとりあえず動く最低限の環境が整い、Spring BootでのWeb開発がスタートできます!

まだまだ開発するにあたって必要な知識はたくさんあるため、色々調べながら試行錯誤し自分だけのWebアプリを作ってみてください!