技術よりも大切なコミュニケーションについて

アイキャッチ画像

この記事について

この記事では、リモートワークを前提としたコミュニケーションの取り方について、私自身の経験をもとに書いていきます。

主に、実務経験が浅い方や、リモートワークが初めての方を対象としています。

リモートワークでは、対面で仕事をする場合と比べて相手の状況が見えにくいため、「いつ相談すればよいのか」「どこまで自分で調べてから聞けばよいのか」と迷うこともあると思います。

この記事では、私自身が実際に感じた難しさや、その経験から意識するようになったことについて紹介します。

当時について

現在は実務経験3年目になりますが、初めてリモートワークの現場に参画した当時は、実務経験が1年半ほどでした。

その現場には先輩と一緒に参画しましたが、リモートワークだったため、日々のコミュニケーションはチャットが中心でした。

当時の私はチャットでのやり取りに慣れておらず、対面ではないため、相手が今どのような状況なのかも分かりませんでした。

相談したいことがあったときも、

  • 今聞いてもよいのか
  • もう少し自分で調べてから相談したほうがよいのか
  • この内容を質問しても問題ないのか

と考えてしまうことが多く、相談するタイミングに悩んでいました。

また、経験が浅かったこともあり、「できるだけ自分で解決しなければならない」という意識も強く持っていました。

コミュニケーションについて指導を受けたこと

上記のような状況だったため、先輩からコミュニケーションの取り方について指導を受けました。

主に指摘されたのは、以下のような点です。

  • 作業の進捗状況が分からない
  • 相談を受けても、文章の書き方によっては何を聞きたいのか分からない
  • わからないことがあれば、一人で抱え込まずにしっかりと相談する

当時の私は、「ある程度自分で調べてから聞いたほうがよい」と考えすぎてしまい、結果として進捗の共有や相談が遅くなっていました。

また、いざ相談するときも、自分が困っていることをそのまま文章にしてしまい、相手からすると「何が分からないのか」「何を確認したいのか」が伝わりにくい状態になっていました。

そのため先輩からは、分からないことがあれば適切なタイミングで相談することと、相手に伝わるように内容を整理してから質問することが大切だと教えていただきました。

どのように改善したか

1. 作業の進捗状況が分からない

まずは、自分の作業状況が相手にも分かるように、こまめに進捗を報告することを意識しました。

朝にはその日に行う作業を共有し、夕方にはどこまで進んだのかを報告するようにしました。

また、朝と夕方の報告だけではなく、その間にも1つの成果物や作業が完了したタイミングで報告するようにしました。

リモートワークでは、対面と違って相手から自分の作業状況が見えません。そのため、自分から進捗を伝えることを意識するようになりました。

2. 相談を受けても、文章の書き方によっては何を聞きたいのか分からない

相談するときは、相手が内容を理解しやすいように、情報を整理してから送ることを意識しました。

例えば、エラーが発生して自分で調査しても解決できなかった場合は、以下の内容を記載するようにしました。

  • どのようなエラーが発生しているのか
    エラーメッセージや、どのような操作をしたときに発生したのかを記載する。
  • 自分でどのような調査をしたのか
    ログを確認した、処理の挙動を確認したなど、自分が調査した内容を記載する。
  • 自分が考えている原因を記載する
    調査した結果から、「〇〇が原因ではないか」と自分なりの考えを記載する。
  • 何を聞きたいのかを明確にする
    「この認識で合っていますか」「ほかに確認すべき箇所はありますか」など、相手に確認したいことを明確にする。

また、文章が長くなりすぎないように、箇条書きなどを使って読みやすくすることも意識しました。

こうすることで、相手も「何が起きているのか」「どこまで調べたのか」「何について回答すればよいのか」を把握しやすくなります。

3. わからないことがあれば、一人で抱え込まずにしっかりと相談する

分からないことがあった場合は、まず30分や1時間など、自分の中で時間を決めて調査するようにしました。

それでも解決できなかった場合は、一人で抱え込まず、先ほど記載した方法で「発生している事象」「調査した内容」「自分の考え」「確認したいこと」を整理したうえで必ず相談するようにしていました。

まとめ

進捗が伝わっていなかったり、分からないことを長時間抱え込んでしまったりすると、作業が止まっていること自体が周囲に伝わらず、期限が迫ってから初めて進捗が遅れていることが分かる場合があります。

また、早い段階で相談していれば簡単に解決できたことでも、相談が遅れたことで影響範囲が広がってしまう可能性もあります。

そのため、まずは自分で調査することも大切ですが、一定時間調べても解決できない場合は、一人で抱え込まず、早めに周囲へ相談することが大切だと思います。

また、技術的な経験が浅くても、進捗をこまめに共有したり、分からないことを適切に相談したりするなど、しっかりとコミュニケーションを取ることで、周囲からの信頼にもつながります。

私自身、技術力を身につけることはもちろん大切だと思っていますが、それと同じくらい、周囲とコミュニケーションを取りながら仕事を進めていくことも大切だと、この経験を通して学びました。