実務で効く!VSCode・ブラウザのおすすめ拡張機能5選

開発の現場では、プロジェクトや言語にかかわらず「もっと効率よく進めたい」と思う場面がたくさんあります。そんなときに頼りになるのが、日々の開発を支えてくれる便利な拡張機能です。
この記事では、PHPやJavaScriptなどの言語特化型プラグインではなく、「プロジェクト問わず汎用的に役立つ」VSCodeやブラウザの拡張機能に絞ってご紹介します。主に自己学習中に使用して「これは便利だった!」と実感したものを中心にまとめました。
実務ではプラグインやブラウザ拡張については制限がある場合もありますが、自由にインストール可能なPJであればぜひ試してみてください。
目次
VSCode編
Bookmarks
大規模なリポジトリでは、複数のコンポーネントやモジュールを頻繁に行き来することになります。特に「さっきどのファイルで何書いてたっけ?」という場面、よくありますよね。
この拡張機能を導入すると、任意の行にブックマークを設定でき、ショートカットキーでその箇所に一瞬でジャンプできるようになります。何度も見返す処理や、後で詳しく調査したいコードなどをマークしておくことで、コードの移動効率が格段に向上します。
Color Highlight
CSSなどで色指定する際に使うカラーコード。#FF5733のような記述だけ見ても、実際にどんな色かすぐに想像するのは難しいですよね。
この拡張機能は、エディタ内のカラーコードの横に、その色味をビジュアルで表示してくれます。特にデザイン調整やスタイルの確認をする場面で非常に便利です。
自己学習で教材やサンプルコードを試すとき、カラーコードだけが示されていても、すぐに「どんな色か」が把握できるので、学習効率もアップします。
Docker
Dockerコンテナを利用した開発では、基本的にターミナルでコンテナを起動し、docker exec などで中に入って操作する必要があります。
このDocker拡張機能を入れると、VSCode上から起動中のコンテナを一覧で確認したり、コンテナ内のファイルシステムをGUIで操作できたりします。たとえば「コンテナの中にあるアプリケーションのコードをちょっとだけ確認したい」といった場面で、非常に手間が省けます。
Dockerを導入しているPJでは初期設定の手順書に書いてあったりすることもよくあるため、普段から使用しているかもしれませんが、汎用的なのでご紹介しました。
ブラウザ拡張編
Weblioポップアップ英和辞典
英語ドキュメントを読む際、「いくつかわからない単語が…」ということは多いと思います。この拡張は、英語のWebページ上で不明な単語にカーソルを合わせるだけで、ポップアップ形式で意味を表示してくれます。
公式ドキュメントや英語の技術記事を読むときに、ページを離れることなく単語の意味をすばやく確認できるのは非常に助かります。読むペースを落とさずに理解を深められるので、英文リーディングに自信がない方にもおすすめです。
Stylus(ユーザーCSSカスタム)
特定のWebサイトだけに、自分専用のCSSを当てることができる拡張です。
たとえばRedmineなど、社内の管理ツールのUIが少し使いづらい場合に効果を発揮します。チケットの説明欄が8行分しか表示されておらず、毎回手動で広げている…というような場面では、Stylusで高さをあらかじめ調整しておくと非常に快適になります。
デザインを根本的に変えるのではなく「ちょっとした不便を改善する」用途に最適な拡張です。
まとめ:当たり前を、もっと快適に
ここで紹介した拡張機能は、どれも言語やフレームワークに依存しない「開発生活を楽にする」ためのものばかりです。
・よく見るコードに素早くアクセス(Bookmarks)
・見た目がすぐ分かる色表示(Color Highlight)
・コンテナ内もVSCodeから見える(Docker)
・英語ドキュメントも苦にならない(Weblioポップアップ)
・管理画面のUIをちょっと改善(Stylus)
当たり前のように使うツールだからこそ、少しの工夫で大きく快適さが変わります。
皆様の作業効率化に少しでも貢献できましたら幸いです。