大手SIer案件に体制参画中!8名体制まで増員させた現役チームリーダーのキャリアを深掘り

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はじめに

30歳でIT業界に転職すると、「ここから最短でキャリアアップするには、どんな道を選べばいいのか」と考える人は多いと思います。

特に、将来的にチームリーダーや上流工程を目指したいなら、ただ技術を学ぶだけでは足りません。

どの技術を選ぶのか、どんな強みを活かすのか、そして現場でどう振る舞うのかまで含めて、最初から戦略を持って動く必要があります。

今回ご紹介する片岡さんは、30歳で異業種からIT業界へ転職し、4年でチームリーダーまでステップアップしてきました。

もともとは美容師というまったく別の業界にいましたが、その経験も武器に変えながら、今では現場の中心でチームを引っ張る立場になっています。

この記事では、片岡さんがなぜ最速でキャリアアップできたのかを、一つの流れで整理していきます。

片岡さんのキャリア概要

項目内容
出身・経歴美容師 → 30歳でIT業界(Java)へ転職 → 4年でチームリーダーへ
転職の視点「最速でチームリーダーになるには」を逆算してJavaを選択
リーダーになったきっかけ参画1か月でPLが離脱するピンチを自らチャンスに変えた
現在の体制同社メンバー7〜8名のチームリーダーとして活躍中
成功の要因逆算思考 × 異業種経験の活用 × ピンチをチャンスに変える行動力

1. 最初から「最速でリーダーになるには」を逆算していた

片岡さんがIT業界への転職を考えたとき、最初に持っていた視点はとても明確でした。
それは「30歳から入るなら、どうすれば最速でチームリーダーになれるのか」という逆算です。

そこで選んだのがJavaでした。案件数が多く未経験からでも入り込める余地があること、そして前職で培った”人と話す力”を活かして将来的には顧客と会話しながら上流工程に関われると考えたことが理由だったそうです。

つまり片岡さんは、単に「手に職をつけたい」ではなく「自分の強みをどう使えば早く上に行けるか」という観点で技術選定をしていたわけです。
転職後の伸び方は、最初の選び方でかなり変わる。そのことがよくわかる話です。

2. 業種が変わっても、本当に大事なことは変わらない

アプリ開発の現場では、金融・運送・自動車など業界が変わるたびに専門用語や業務知識も変わります。
片岡さんもいろいろな現場を見ながら、その会社の空気やリーダーの振る舞い、お客様が大事にしていることを吸収してきたと話しています。

現在の金融系の現場が合っていると感じるのも、礼節や順序を重んじる文化と技術を求められる環境の両方があるからだそうです。

ただ、片岡さんが一番大事にしているのは業界知識そのものではありません。
本当に重要なのは「顧客が望んでいるものを、望んでいる形で、できるだけ早く提供すること」だと語っています。

これは美容師時代の仕事にも通じていて、お客様が求めていない仕上がりをどれだけ技術的にうまく作っても意味がない、という感覚と同じです。相手の期待を正しく読み取り、そこに技術を乗せる。
その順番を外さない人が、結果として信頼されるのだと思います。

3. リーダーになれたきっかけは、ピンチをチャンスに変えたこと

片岡さんが今の現場に入った当初は、あくまで一人のメンバーとしての参画でした。
約20名規模のプロジェクトの中で、最初からリーダー枠だったわけではありません。

ところが参画から1か月ほどで、プロジェクトリーダーが離脱するという大きな変化が起こります。
現場はかなり厳しい状態になり、まさに火の車だったそうです。

ここで片岡さんがすごいのは、その状況を不運として終わらせなかったことです。
「これはチャンスかもしれない」と捉え、サブリーダーに集中していたメンションや依頼を素早く返し、徐々に現場のハブのような存在になっていきました。与えられた仕事だけをこなすのではなく、困っているところに自分から入り込んでいった。

その動きが信頼につながり、結果としてチームリーダーという立場につながっていったのです。
今では同じ会社から7〜8名が入り、チームリーダーもサブリーダーも同じ会社のメンバーが担う状態になっています。

4. 異業種の経験は、キャリアアップの遠回りではなかった

片岡さんの話で印象的なのは、美容師時代の経験を”過去の別物”として切り離していないことです。
美容師の仕事も、お客様が頭の中にある完成形を100%言語化できるわけではありません。

その曖昧な要望をくみ取り「こういうことを望んでいるのだろう」と考えながら形にしていく必要があります。これは、システム開発で顧客の要望を整理し実現可能な形で提案していく仕事とかなり近いものがあります。

顧客もシステムを隅々まで理解しているわけではありません。
だからこそ言われたことをそのまま受けるだけではなく、「本当に求めているものは何か」を読み取りエンジニアの知識を使って提案する力が必要になります。

片岡さんにとっては、その力の土台が美容師時代にすでに作られていたのだと思います。異業種からの転職は不利だと思われがちですが、社会人経験や対人経験は、むしろリーダーに近づくための大きな武器になる。片岡さんのキャリアは、それを証明しています。

5. 今は自分のためだけでなく、チーム全体を良くしたい

片岡さんは、今後の展望について聞かれたとき、以前よりも視点が変わってきたと話しています。
以前は「自分の単価をもっと上げたい」「もっと上流をやりたい」といった自分自身の成長に意識が向いていたそうです。

ですが今は、チームをどう拡大するか、メンバーの単価をどう上げるか、残業をどう減らしていくかといったチーム全体を良くすることにモチベーションを感じるようになっているとのことでした。

自分一人の利益を最大化しようとすると、どこかで限界が来ます。
チームを強くし若手が伸びやすい環境を作れれば、その価値は結果として自分にも返ってきます。
片岡さんがここまで来られたのは、自分が前に出るだけでなく、周囲を活かす方向に意識が広がっていったからだと思います。

キャリアアップの先にあるのは、肩書きではなく、周囲に価値を返せる立場になることなのかもしれません。

片岡さんから学べる3つのポイント

➀最初から逆算して技術と強みを選ぶ。「何を学ぶか」より「どう活かすか」を先に考えること。自分の強みと市場の需要を組み合わせて技術選定することが、転職後の伸び方を大きく左右する。

②ピンチは自分の価値を示すチャンスだと捉える。現場でトラブルが起きたとき、不運として受け身になるのではなく、自分から動いてハブになっていくこと。その姿勢が信頼を生み、リーダーへの道を開く。

➂異業種の経験を切り捨てず、武器として持ち込む。美容師時代に培った「相手の要望をくみ取る力」は、ITの現場で顧客折衝や上流工程で直接活きた。過去の経験をどう活かすかを考えた人が、キャリアチェンジでも強い。

まとめ

片岡さんのキャリアから見えてくるのは、最速でキャリアアップする人は偶然上がっていくのではなく、最初から考えて動いているということです。
30歳で転職した時点でどの技術を選ぶか・どんな強みを活かすか・どこを目指すかを逆算していたこと。

顧客が求めているものを正しく捉えることを一番大切にしていたこと。
そして現場のピンチを自分の価値を示すチャンスに変えていったこと。
その一つひとつが積み重なって、4年でチームリーダーという結果につながっていました。

今の会社で伸び悩んでいる人や、30代からのキャリアアップに不安を感じている人にとって、片岡さんの歩みは大きなヒントになるはずです。
大事なのは年齢ではなく、最初にどう考え現場でどう動くかです。

最短で上がる人は特別な才能がある人ではなく、チャンスを見逃さず周囲に価値を返し続けられる人なのだと思います。

テクニケーションシードは、年齢・バックグラウンドに関わらず、挑戦する意欲と学ぶ姿勢のある方を全力でサポートします。