多国籍チームでの経験から学んだ、認識合わせと知識共有の大切さ
はじめに
私は約1年弱、複数のテストチームで業務を担当し、中国や韓国など海外出身のメンバーと一緒に仕事をする機会がありました。
最初は「言葉の違い」が課題だと思っていましたが、実際に仕事をしてみると、本当に大切なのは国籍ではなく、認識を合わせること、相手に伝わるようにコミュニケーションを取ること、そして知識を共有することだと実感しました。
今回は、3つのチームで経験した出来事を通して学んだことを紹介します。
1. 標準手順には理由があることを学んだ
最初のチームでは、操作マニュアルを作成する業務を担当していました。
チームリーダーが、マニュアル作成の手順をまとめた資料を作成してくださり、その資料に沿って作業を進めるルールになっていました。
ある日、リーダーが席を外している際に、一緒に作業していた海外出身メンバーから「もっと効率の良い進め方があります」と提案を受け、その方法で作業を進めました。
しかし、その方法はチームで決められた標準手順とは異なっており、結果として修正が必要になってしまいました。
この経験から、「効率化」は大切ですが、チームで決められたルールを変更する際は、必ずリーダーへ確認を取り、認識を合わせることが重要だと学びました。
2. 相手に伝わる文章を書くこともエンジニアの仕事
次に配属されたチームでは、APIを利用したデータ投入やサーバーへのデータ配置、ジョブ実行結果の確認を担当していました。
お客様から受領したデータに不備があった場合や、ジョブが異常終了した場合は、原因を調査し、お客様へSlackで修正を依頼する業務も担当していました。
チームには海外出身のメンバーもおり、お客様へ連絡する日本語の文章を一緒に確認する機会がありました。
その際に意識したのは、
・どのデータに問題があるのか
・どの処理でエラーになったのか
・どのような修正をお願いしたいのか
を分かりやすく整理して伝えることです。
この経験を通して、「正しい内容を書くこと」だけでなく、「相手に伝わる文章を書くこと」も品質を支える大切な仕事だと感じました。
3. 知識を共有することでチーム全体の力になる
さらに異動したチームでは、約10名の海外出身メンバーと一緒に、画面テストを担当しました。
業務では、テストケースと基本設計書を確認しながら画面を操作し、リリースによる画面変更などで仕様との不整合が見つかった場合は、Redmineへ起票して有識者チームへ確認を依頼していました。
私は前チームでデータ投入やジョブ確認、お客様とのやり取りを経験していたため、システムの仕様やデータの流れをある程度理解した状態でこのチームへ異動しました。
そのため、周囲のメンバーから仕様について質問を受けることが多くあり、チームリーダーからも「この機能はお詳しいと思うので説明をお願いします」と依頼され、担当機能の仕様を他の海外出身メンバーへ説明する機会もありました。
当初は質問が続くことに戸惑う場面もありましたが、自分が持っている知識を共有することで、チーム全体の理解が深まり、業務が円滑に進むことを実感しました。
まとめ
今回紹介した3つの経験を通して、多国籍チームで仕事をする上で大切だと感じたことは次の3点です。
・標準手順やルールは、変更する前に認識を合わせる
・相手に伝わる文章を意識してコミュニケーションを取る
・自分の知識を積極的に共有し、チーム全体で助け合う
多国籍チームでは、文化や言語の違いに目が向きがちですが、実際には国籍よりも「どう伝えるか」「どう認識を合わせるか」が重要だと感じました。
これからも、自分一人で業務を進めるのではなく、お互いの知識や経験を共有しながら、チーム全体でより良い成果を出せるようなコミュニケーションを心掛けていきたいと思います。



















