【20年の大ベテラン】金融系SIerから受託開発部長へ。COBOLスタートから10年で「仕組みをゼロから作った漢」のキャリア

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「出来上がった仕組みに乗るより、自分で仕組みを作りたい。」

そんな思いを胸に20年近くキャリアを積み重ねてきたベテランエンジニア・窪田さんをご紹介いたします。

実は窪田さん、前職では役員という立場で、受託開発・新卒採用・新人教育・組織運営などを幅広く担当していた、まさになんでも屋さんとも言える存在。

そんなスーパーマンの経歴を掘り下げてみたいと思います。

キャリアのスタートはCOBOLエンジニア

窪田さんが新卒で入社したのは、金融系に強いSIer。

最初に配属されたのは汎用機案件で、担当した言語はCOBOLでした。

本人が希望していたわけではありませんが、当時はちょうど汎用機からオープン系への移行が進んでいた時代。COBOLからJavaへのマイグレーション案件に携わり、そこでJavaエンジニアとしての経験を積んでいきます。

その後はPL、PMへとステップアップ。

リーマンショック前後にはすでに現場の第一線で活躍しており、2026年現在では経験20年弱を誇るベテランエンジニアです。

「このまま使われる側でいいのか?」

最初の会社には約10年間在籍しました。

金融系の大規模プロジェクトで、汎用機もWebシステムも経験し、着実にキャリアを積み重ねます。

待遇にも大きな不満はありませんでした。

しかし、会社は典型的な年功序列の組織。

課長になるのは40代、部長になるのは50〜60代という文化で、社内の仕組みはすでに完成されていました。

お客様先では改善提案や業務改革に携われても、自社の仕組みに手を加える余地はほとんどない。

「このままずっと使われる側でいいのかな?」

10年という節目で、自分のキャリアを見つめ直したそうです。

もっと自分で会社を作っていく側に回りたい。

そう考え、次に選んだのはベンチャー企業でした。

10年間やり抜いたからこそ見えた景色

実はこれ、すごい人によくあるパターンだと思っています。

違和感を覚えながらも、まずは目の前の仕事を最後までやりきる。やりきることができる。

10年間、一つの会社で積み重ねるというのは決して簡単ではありません。

自分たちの人生を振り返ってみても、趣味も含めて10年続いているものは両手で数えられる程度ではないでしょうか。

それだけ一つの環境で経験を積み切った上で、新しい挑戦を選ぶ。

そこが窪田さんらしいところです。

そこからベンチャー企業を選ぶのは珍しいですよね。ある意味賭けのようにも見えます。

「ギャンブラーなんですか?」という質問には、「プライベートもギャンブラーです(笑)」と笑って答えてくれました。

ゼロから仕組みを作る仕事へ

転職先では約10年間、会社の黎明期から組織づくりに携わりました。

目指したのは、出来上がった仕組みに乗ることではなく、自ら仕組みを作ること。

SESという業態では、営業・エンジニア・内勤、それぞれの役割をどう分担し、どう連携させるかが重要になります。

「こうしたらもっと良くなるんじゃないですか?」

そんな提案を重ねるたびに会社が受け入れてくれ、少しずつ制度やルールが積み上がっていく。

ピラミッドを一段ずつ積み上げていくような感覚が、とても楽しかったと振り返ります。

金融系SIer時代にPL・PMとして工数管理やプロジェクト運営を経験していたからこそ、組織づくりにもその経験が大いに生かされました。

新卒を育てるために受託開発を立ち上げた

1社目では、既存案件へ新卒を配属し、OJTで育てるスタイルでした。

一方、2社目では違いました。

「新卒を育てる場所そのものが必要だ。」

そう考え、受託開発部門の立ち上げにも携わります。

営業活動も自ら行いました。

以前から付き合いのあったSIerやメーカーへ連絡し、

「何かお仕事ありませんか?」

と案件を獲得するところからスタート。

受託開発という教育の受け皿を作り上げていきました。

社会復帰のための受け皿にも

窪田さんが受託開発を作った理由は、新卒教育だけではありません。

休職明けの方や、いきなりクライアント先で働くことが難しい方。

育児から復帰したばかりで時短勤務が必要な方。

そうした人たちにも、まずは社内の受託案件で少しずつ仕事に慣れてもらえる環境を作りたかったと言います。

もちろん、受託開発は簡単ではありません。

SESのような準委任契約とは違い、成果物を納品できなければ報酬を受け取れないリスクもあります。

だからこそ、多くの会社では少数精鋭で回すケースが一般的です。

その中で、さまざまな事情を抱えたメンバーも受け入れながら、納期を守り、品質を担保し続ける。

その裏側では、相当なリカバリーやスケジュール調整が行われていたことが容易に想像できます。

新規のお客様には余裕を持ったスケジュールで提案し、信頼関係を築いた後はリピーターとして継続的に仕事をいただく。

その安定した案件を、育休明けや時短勤務のメンバーへ割り当てるなど、働き方にも工夫を重ねていました。

ドキュメントもルールも全部ゼロから

受託開発部門では、設計書のフォーマット、章立て、レビュー手順、ドキュメント管理ルールなど、すべてをゼロから整備しました。

金融系システムはドキュメント文化が非常に厳格です。

承認フロー、レビュー、品質管理、QA…。

そうしたプロセスを10年間、PL・PMとして経験してきたからこそ、ゼロから再構築できたのでしょう。

まさに「経験は無駄にならない」ということを体現しているキャリアです。

一人ではなく、チームで作り上げた

もちろん、すべてを一人で成し遂げたわけではありません。

「最初は頼りになるテクニカルリーダーもいて、その人に仕事を任せたり、お客様との折衝もお願いしたりしながら、みんなで作ってきました。」

そう話す窪田さん。

成果を自分一人のものにしない謙虚な姿勢にも、人柄が表れています。

テクニケーションシードでも、その経験を

現在、テクニケーションシードにも新卒メンバーが入社し、研修を進めています。

SES業界では「じゃあ現場で頑張って」と送り出されるケースも少なくありません。

そんな中で、20年近い経験を持ち、新卒教育・受託開発・組織づくりまで経験してきた窪田さんが若手をフォローしてくれる環境は、とても貴重です。

もちろん、新卒だけではありません。

「窪田さんの右腕として、一緒に組織を作っていきたい。」

そんな中途メンバーも大歓迎です。

窪田さんと一緒に仕事をしてみたいと思った方は、ぜひカジュアル面談からお気軽にご連絡ください。