【追跡企画】若手のエリ-の成長を追いかけてみた

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はじめに

エンジニアとしてキャリアを始めたばかりの頃は、「どこで経験を積むか」「どんな環境で伸びるか」がその後を大きく左右します。

特に実務1年目から2年目にかけては、技術力だけでなく、開発手法や現場との関わり方、今後どんなエンジニアになりたいかまで含めて、方向性が少しずつ定まっていく時期です。

今回ご紹介するエリーさんも、前職でエンジニアデビューを果たし、ReactやTypeScriptを中心に実務経験を積んだうえで、次のステップとして転職を選びました。

入社前から社内メンバーとの交流があり、入社後は医療支援系の業務システム開発に参画。
年収アップだけでなく、これまでとは異なる開発スタイルにも触れながら、着実に成長の幅を広げています。

エリーさんのキャリア概要

項目内容
前職の経験React中心のフロントエンド開発・サーバーサイドにも一部従事(実務約1年)
転職のきっかけ成長と待遇の両面を見据えて次のステージへ
現在の業務医療支援系業務システム開発(TypeScript・React・アジャイル開発)
入社の特徴入社前から社内メンバーと自然な交流があり、職場の空気感を事前に把握
今後の目標実装だけでなくパフォーマンス・使いやすさまで考えられるエンジニアへ

1. 入社前から始まっていた、自然なつながり

エリーさんの入社までの流れは、少しユニークです。
もともとは通常の採用媒体を通じてやり取りが始まったものの、その後に社内交流とは別の音楽フェスにも招かれ、入社前から自然な形でメンバーとの接点ができていました。

ロック好きという共通点もあり、フェスに参加したことがとても良い思い出になったと話しています。

こうしたエピソードから見えてくるのは、会社選びは制度や条件だけではなく「どんな人たちと働くのか」という相性も大切だということです。

入社前の時点で無理のない形で会社の空気感や人との距離感を知ることができていたのは、エリーさんにとって大きな安心材料のひとつだったのではないかと思います。

2. 前職で学んだ基礎と、転職を考えた理由

エリーさんにとって前職は、エンジニアとしてのスタート地点でした。
そこでエンジニアとしてのいろはを教わり、業務自体も充実していた一方で、待遇面や今後のキャリアを考えたときに「もう一段ステップアップしたい」という思いが強くなっていったそうです。

前職の在籍期間は約1年で、Reactを中心としたフロントエンド開発を担当しつつ、サーバーサイドにも少し触れていたとのことでした。

技術的にはしっかり経験を積めていたものの、それが給与面に十分反映されている感覚は持てなかったとも語っています。
若手のうちは「まず経験」と割り切る考え方もありますが、だからといって将来の見通しが曖昧なままでは不安が残ります。

エリーさんの場合は、前職への感謝を持ちながらも、成長と待遇の両面を見据えて次の環境を選んだことが、今回の転職のポイントだったようです。

3. React/TypeScriptの経験を軸に、新しい現場へ

転職後のエリーさんは、医療支援系の業務システム開発に携わっています。
技術要素としては前職と同じくTypeScriptとReactを使ったフロントエンド開発が中心で、これまで積み上げてきた経験をそのまま活かしやすい環境に入れていることがわかります。

実務経験が浅い段階では、まったく別の技術へ飛ぶよりも、一度触ってきた技術を軸に現場の深さを増やしていく方が、成長効率の面でも理にかなっています。

一方で、同じReact案件でも現場の進め方には大きな違いがありました。
前職では比較的ウォーターフォール色が強く工程がしっかり分かれていたのに対し、現在の現場はアジャイル寄りで、お客様と週1回ミーティングを行いながら改善要望を反映して開発を進めていくスタイルだそうです。

開発手法の違いを経験できること自体が若手エンジニアにとって大きな武器になります。この違いを「面白い」と捉えられているのは、とても大きいと思います。

4. 年収アップはゴールではなく、ここからが本番

今回の転職で、エリーさんは年収アップも実現しています。本人も「結構大きかった」と話しており、周囲からも「ここからさらに上がっていく」という期待が向けられていました。ただ、この話の本質は金額そのものよりも「今後もっと伸ばしていける環境に入れたこと」にあると思います。

若手の段階では、現時点の年収だけでなく、単価や経験値がこの先どう積み上がっていくかの方が重要です。

React/TypeScriptの開発を続けながら、ウォーターフォールとアジャイルの両方を経験し、お客様との距離も近い現場に入れている。
そうした要素を考えると、今回の転職は単なる条件改善ではなく、将来の市場価値を高めるための一歩だったといえます。

5. これからは「作る」だけでなく、「使いやすさ」まで考えたい

エリーさんが今後の仕事で意識していきたいと話していたのは、ただ実装するだけではなく、パフォーマンス面や使いやすさまで考えながら開発したいということでした。

若手のうちは、まず動くものを作ることで精一杯になりがちですが、その先で求められるのは「どうすればもっと早く、もっと使いやすくなるか」を考えられることです。

目の前のタスクをこなすだけでなく、利用者視点まで持てるようになると、エンジニアとしての価値は一段上がります。

しかも今の現場は、お客様の声を直接聞きながら改善を重ねていくスタイルです。
その環境でパフォーマンスやUXを意識していくことは、単なるコーディング力以上の経験につながります。

技術だけでなく、相手の要望を理解しそれをどう形にするかまで考えられるエンジニアへ進んでいく土台が、すでに作られ始めているように感じます。

6. 音楽があるから、仕事も前向きに続けられる

エリーさんの話で印象的だったのは、仕事以外のモチベーションがとてもはっきりしていることです。
ライブに行くことが大好きで、フジロックにも参加し今後も毎年行きたいと話していました。

好きな音楽の傾向としては、ロックを軸に少し暗めだったりブルースっぽさのあるもの、UK寄りの空気感を持つバンドも好んでいるとのことでした。

こうした趣味の話は一見すると仕事と関係ないように見えますが、実は大事です。
キャリアを積んでいくうえでは、仕事だけで自分を保つのではなく、頑張る理由や、働くことで実現したい私生活の楽しみがある方が強いからです。

待遇を上げたいという話の背景にも、好きなことをもっと自由に楽しみたいという気持ちがありました。そうした感覚は、とても自然で健全な成長の原動力だと思います。

エリーさんから学べる3つの教訓

① 同じ技術でも、現場が変われば経験の深さが変わる 前職と同じReact/TypeScriptでも、開発手法(ウォーターフォール→アジャイル)や顧客との距離感の違いを経験できることが、若手の成長幅を大きく広げる。技術の幅より、同じ技術の深さを増やすことも重要な戦略だ。

② 「作れる」から「使いやすく作れる」へ意識を広げる 動くものを作ることがゴールではなく、パフォーマンスや利用者目線まで考えられるようになることが、エンジニアとしての次のステージ。お客様の声が直接届く環境は、その意識を育てる最良の場だ。

③ 仕事以外の楽しみが、キャリアを前向きに続ける力になる 年収アップや成長の裏には「好きなことをもっと楽しみたい」という自然な動機がある。そうした私生活の充実と仕事の成長が両立できる環境を選ぶことが、長く前向きに働き続けるための大切な視点だ。

まとめ

エリーさんの転職ストーリーから見えてくるのは、若手の成長には「技術」「環境」「人」の3つが揃うことが大切だということです。前職でReactやTypeScriptを中心に基礎を作り、次の環境ではより幅広い開発手法やお客様の声を反映する進め方に触れられていること。

さらに入社前から自然な交流があり相談しやすい空気があること。その積み重ねが、今後の伸びしろを大きくしているのだと思います。

今回の年収アップはあくまで通過点です。
本当に大きいのは、若手のうちから新しい経験を取りにいき成長の幅を広げられる場所に移れたことです。

単に実装するだけでなく、パフォーマンスや使いやすさまで考えられるエンジニアへ進んでいく未来が、すでに見え始めています。
これからの変化を追っていきたくなる、まさに”成長途中”のキャリアだと感じました。

テクニケーションシードは、年齢・バックグラウンドに関わらず、挑戦する意欲と学ぶ姿勢のある方を全力でサポートします。