【教育担当者必見】研修生の学習進捗に合わせた個別フォローのコツ

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はじめに

本記事はIT会社勤務の100名程の研修生を見てきた元Java研修講師が、個人の学習・スキル進捗に合わせた個別フォローのコツや意識していたことに関してお話ししていきます。

今回の記事の目的

今回は研修生(部下・後輩)の個別フォローについてお話ししていきます。読んでくれている人の中にも部下や後輩がいたり、今後できる可能性もあると思います。その中で小規模ながら100名程度研修生を見てきて中で個別フォロー時に気をつけていたことや意識していたことをお話しします。参考にならないところ、参考になるところがあると思いますので読んでいただけたらと思います。

フォローの仕方

人それぞれフォローのやり方は違うと思います。自分のやり方としては、いくつかあります。

大きく分けてこの2つ「何気ないコミュニケーション・個別面談」のやり方でフォローしていました。

何気ないコミュニケーション

質問対応や休憩時間の合間時間に、進捗状況や技術についての質問、ちょっとした雑談をしたりなどです。目的としては、質問対応やレビューのみのコミュニケーションではなく、小さなコミュニケーションから行い小さな変化にも気づけるようにするためです。部下や後輩などは毎日顔を合わせるかと思います。しかし相手から「相談事があります・悩みがあります」と声をかけてくることは滅多にないと思います。なので、小さな変化にも気づけるように、こちらから積極的にコミュニケーションを図り何かあったときに対応してあげることを目的としていました。

個別面談

色々な状況がありますが至急で個別面談する場合と、様子を見て個別面談をする場合があります。至急で個別面談する場合は、極希ですが勤怠が非常に悪いや、勤務態度が非常に悪いなど、非常事態での個別面談です。改善しないと社会人として成り立たない場合なので、自分の状況を分かってもらうために少し厳しめな声をかけたりしました。もう1つは、普段から様子を見ておいて何か変わった様子があったり、少しいつもに比べて元気がなさそうなど、こちらが変化に気づいたタイミングで面談を実施します。

気をつけていたこと

次に各フォロー時に気をつけていたことをお話しします。まず小さなコミュニケーションを取るときです。部下や後輩の中には、コミュニケーションが苦手な人もいます。そのような人にたくさん声をかけても逆効果になりかねません。なので、性格や周りとのコミュニケーションの取り方を見ておいて、本人が取りやすいコミュニケーションを取るように気をつけています。

面談時での話し方についても気をつけていたことがあります。「仕事上でのフィードバック・ポジティブ思考」です。新卒などの若い社員は、仕事をできているかなど周囲の評価を気にする考えが一定数います。そのようなことから、面談時に「できているところ・今後頑張るべきところ」を明確に示してあげることで本人のモチベーションにも繋がります。後は、本人が不安に思っていること、多いのがスキル面に不安があることです。そのような相談に関しては、決してネガティブになるのではなく、できるようになったことを多く示してあげポジティブ思考に変えてあげることで、できるようなることが増えてくるとメンタルの安定に繋がると思います。

意識していたこと

意識していたことに関しては、少し気をつけていたことと被ってしまうかもしれませんが、まずは本人が抱えている悩みが「何か・どう解決できるか」悩みはそれぞれですが、多いのは技術面です。なかなか理解ができていないや、このままやっていけるか不安。などがあります。できるようになったことや、以前と比べて成長した面を出してあげて、決して自信を無くすようなことではないと認識してもらう。完全に不安や悩みを取り払うことはできないので、少しでも和らげてもらうために、励まし評価するべきところはしっかりと評価することを意識していました。

まとめ

研修に限らず、色々な業務で後輩のフォロー面談は非常に大事だと思います。やり方も人それぞれ性格など違うため、答えはないと思います。どの接し方が最適なのかは繰り返しコミュニケーションを取って、最適に近い方法でフォローしてあげる必要があると思います。