【合意なき期待】仕事ができない人が陥る「勝手な思い込み」の正体

目次
はじめに
「合意なき期待」というのは、「こうしてくれると思ったのに…」や「こうしてくれるはずだったのに…」みたいなことが起きてしまうことです。
恋愛で例えると
平日が記念日だとしましょう。記念日って特別な日ですよね。だから相手がイベントやサプライズを用意してくれているに違いないと思ってしまいますよね。そこで仕事をいつもより頑張って、同期の飲みの誘いも断ってルンルンで帰った…けどなにも用意していない。土日に旅行に行くからいいじゃんって言っているけど…
こんなことってよくありませんか?
これがまさに「合意なき期待」です。
恋愛ではよくあることですが、仕事ではなくしたいですよね。
今回はかつて営業を経験したももさんの実体験をもとにすれ違いをなくすためにはどうすれば良いかをまとめていきます。
ももさんが営業時代に直面した「仕事での合意なき期待」
ももさんは現在は人事のメンバーとして活躍されていますが、前職で営業として勤めていました。
当時、社内でよく起きていたのが、営業からフォロー担当への「引き継ぎのタイミング」における合意なき期待です。
営業として必死に案件を決め、信頼するフォロー担当に引き継ぐとき、ももさんは心の中でこう期待していました。
「自分が提供したかったクオリティのサービスを、引き継ぎ先でもちゃんと提供してくれるだろう」
しかし、実際には引き継いだ後に顧客が離脱してしまうケースがありました。
後からエンジニアに話を聞いてみると、「あぁ、現場はそんな状態だったのね…」と、自分の想定とは全く違う実態が見えてくるのです。
「普通はやるよね」という甘えと、勝手な落胆
自分の立場からすれば、「こういう時は当然、月次や日次で状況を追っておくよね」「普通はこういう対応をするよね」と思うことでも、相手にとっては当たり前ではないことがあります。
当時は、せっかく自分が営業として良い案件に入れたのに、その後の対応のせいで顧客が離脱してしまうと、営業として激しく落ち込んだそうです。そして、仕方のないことだと頭では分かりつつも、「どうしてちゃんとやってくれないの?」と相手に不満を抱いてしまっていました。
今振り返ると、これは完全に「合意なき期待」でした。
当時は「この人はこういう性格ですよ」といった軽い引き継ぎはしていたものの、以下のような深い部分でのすれ違いが起きていたのです。
- 関係性への甘え: 「何かあったら、きっと自分に相談してくれるだろう」という、それまでの関係性に甘んじた思い込み。
- 顧客の期待値の共有不足: 「この顧客は自分に対してこういう期待値を持っている」「こういう関わり方をすると満足度が高く、逆にこういうのは求めていない」といった繊細な情報の不備。
これらを丁寧に伝えていれば、引き継ぎ先の対応も変わっていたはずでした。
相手に期待しすぎてしまう、悪循環の正体
勝手に相手に期待して、それが裏切られた(と自分が感じた)ときに、一人で落ち込んだりストレスを溜めたりする。これって、客観的に見ると全く生産性がない行動ですよね。
もちろん、他人に期待すること自体が悪なのではありません。ただ、過度な期待をぶつけてしまうと、相手からすれば「えっ、そんな期待値を持たれてたの!?」とプレッシャーや困惑を生む原因になってしまいます。
人間ですから、どうしても人に期待したい気持ちはあります。
「こういう状態でこの情報を渡したんだから、やってほしいな」と思うのは自然なことです。しかし、それができなかった時に自分がイライラしてしまうのは、自分の中で期待値のすり合わせができていなかったサインなのかもしれません。
すれ違いをなくしたアプローチ
ももさんとshunさん(テクニケーションシード代表)は、この課題を以下のようなアプローチで解決していきました。
1. 期待ではなく「期待値のすり合わせ」をする
人に期待するのをやめたのではなく、事前に「こういうのをお願いできる?」と素直に会話するように変えました。
同時に、自分自身の「できる・できない」も素直に開示するようにしたそうです。
「今の状況だと、これを引き受けるのは厳しい」
「今なら余裕があるから、これやっておくね!」
「これ、できてなくてごめん!こういう状況だから、ここはフォローしてほしい」
このように、お互いに弱みを見せ合える関係性を築けたことこそが、「合意なき期待」を一気に減らした最大の要因でした。
2. 人ではなく「仕組み」を責める
原因が「すれ違い」にあると分かれば、あとは仕組みでカバーできます。
「人のミスや行動を責めるのではなく、そうさせてしまった仕組みを責める」という意識に変えることで、業務の引き継ぎフローやコミュニケーションのルールをアップデートできるようになりました。
おわりに
もし今、仕事やプライベートで「なんであの人はこうしてくれないんだろう」とイライラしたり、勝手に期待して勝手に損をしているなと感じたりしたときは、ぜひ「合意なき期待」という言葉を思い出してみてください。
「あ、いま自分は勝手に期待値を上げちゃっているな」と気づくだけで、感情をスッと切り替えることができるようになります。
当社では、このように「仕事に活かせて、人生がちょっと豊かになるマインドや考え方」をチーム全体で大切にしています。
少しでも興味を持ってくださった方、ぜひカジュアル面談でお話ししませんか?皆様からのご応募をお待ちしています!



















