「Cisco Merakiで通信トラブルが発生した際の切り分け方法 」
今回はCiscoのMeraki(無線AP)のトラブルシュートついての話をしていこうかなと思います。
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目次
CiscoのAPに関して
CiscoのAPですが現在大きく分け
・WLCなどで集中管理が前提、細かい設定が可能だが専門知識が必要なAironetシリーズ
・ダッシュボードにてシンプルな管理が可能なMerakiシリーズ
の2シリーズが展開されています。
今回はMeraki側の運用経験・構築経験から気になったことを書いていこうと思います。
Merakiのライセンスに関して
Merakiは基本的にクラウドのダッシュボード上で管理しているためライセンスが必須です。
(なおオンプレミスのWLCで管理することはできません)
またその関係で完全オフラインでの動作はできないものとなっています。
またダッシュボードに登録できる機器数もライセンスによって縛られているので新しい機器を増設するとなると追加のライセンス購入がほぼ必須なので注意しましょう。
(あくまで台数での契約なので機器交換の場合の時はライセンスの新規購入は不要でいけます)
通信に何かしら異常がありそうなとき
Merakiに繋いでる機器での通信異常を観測した際は以下で切り分けしてみましょう。
・通信異常が起きているのはその機器のみなのか、1台のMerakiに繋がっている機器全体か、拠点全体で 起きているのか
→拠点全体で起きている場合は有線LANにて接続している環境も問題がないか、またWAN回線やFWな どに問題が起きていたりしないかも重ねて確認し異常がある場合はまずはそちらを解消しましょう。
クラウド機器という特性上外部との通信が不安定な状態だとMerakiは正しく動作ができません。
→通信異常が起きている無線範囲が限られた範囲である場合は該当場所にあるMerakiのステータス(主 に繋がってる機器)を見てみましょう。
他のMerakiに比べ台数が極端に多い様であればバランシングがうまくできていなかったりといった疑い がありますので設定を見直してみましょう。
またlogなどに何かエラーが出ていないかも重要です。
認証などでトラブルが起きているようなlogがないか見てみることをお勧めします。
突如その機器のみ問題が発生したのであれば何かしらのバグの可能性もありますので再起動も有効で す。
→通信異常がある機器が1台だけの場合はその機器側にて何かしらの問題が起きている場合が多いで す。
ただ該当機器のMacアドレスがわかる場合はMeraki側でも通信が確認できますのでみて何かあればクラ イアントに伝えてあげましょう。
Merakiダッシュボードで確認するポイント
Meraki上での確認する部分を解説します。
・接続クライアント数
普段より極端に少ない、または多い場合は何かしら異常が起きている可能性があります。
特に多くのクライアントが1台のAPに偏っている場合は、近隣APとのバランスや電波状況も確認してみましょう。
・APのオンライン状態
オフラインになっていないか、再起動を繰り返していないか確認します。
PoE給電不足やスイッチ側の障害でAPが不安定になっているケースもあります。
・イベントログ
認証失敗、接続切断、DHCP取得失敗などのイベントが出ていないか確認します。
時刻を絞って見ることで、ユーザーから問い合わせがあった時間帯に何が起きていたか把握しやすくなります。
・クライアント情報
対象端末がどのAPに接続しているか、RSSIやSNRが十分か、どのSSIDへ接続しているかも確認できます。
電波強度が弱い場合は、APの故障ではなく設置場所や電波環境が原因であることも少なくありません。
Merakiファームウェアのアップグレードにも注意
Merakiはダッシュボードでアップグレードスケジュールを設定していない場合は、設定されているメンテナンスウィンドウに従って自動的にアップグレードが実施されてしまいます。
大体の環境ではアップグレードには検討が必要かと思われますしアップグレード時には再起動がかかるのでもし不都合がある場合には定期的にダッシュボードの更新欄を確認しスケジュールを更新しておきましょう。
まとめ
Merakiはクラウド管理ならではの手軽さが魅力ですが、その一方でライセンスやインターネット接続、ファームウェア管理など、従来のオンプレミス型無線LANとは異なるポイントも多くあります。
通信トラブルが発生した際は、慌ててAPを再起動するのではなく、「拠点全体なのか」「AP単位なのか」「特定の端末だけなのか」と段階的に切り分けることで、原因を特定しやすくなります。また、Merakiダッシュボードでは接続クライアント数やイベントログ、クライアント情報など多くの情報を確認できるため、これらを活用することがトラブルシュートの近道になります。
Merakiは比較的運用しやすい製品ですが、日頃からダッシュボードを確認する習慣を付けておくことで、障害発生時にも迅速な対応ができるようになります。今回紹介した確認ポイントが、Merakiを運用している方の参考になれば幸いです。



















