「分かりません」だけで終わらせない、伝わりやすい質問の仕方

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① 問いかけ

仕事をしていると、どうしても分からないことは出てきます。

特に、まだ知識や経験が少ないうちは、「これはどうすればいいんだろう?」「この場合は何を確認すればいいんだろう?」と思う場面も多いです。

分からないことがあった時に、先輩や周りの人に質問することは必要なことだと思います。

しかし、そこでふと、「ただ『分かりません』と質問するだけで本当にいいのだろうか?」と疑問に思いました。

同じことを質問するとしても、伝え方によって相手の答えやすさは変わるはずです。

例えば、「パソコンが動きません」とだけ伝えられた場合、相手は「電源が入らないのか」「特定のソフトが動かないのか」「エラーが出ているのか」など、さまざまな可能性を考える必要があります。

一方で、状況を整理して伝えることができれば、相手も原因を考えやすくなります。

そこで今回は、「相手に伝わりやすい質問とはどんな質問なのか?」について考えてみました。

② 自分なりの予想や答え

自分なりに考えてみると、質問する前に一度状況を整理することが大切なのではないかと思いました。

例えば、

・何をしようとしていたのか
 ・どこで分からなくなったのか
 ・自分では何を確認したのか
 ・どんな結果になったのか

このあたりを整理してから聞くだけでも、相手は状況をイメージしやすくなる気がします。

また、質問する内容を自分の中で整理している途中で、「あ、ここをまだ確認していなかった」と自分で気づけることもありそうです。

つまり、質問することは単に「誰かから答えを教えてもらうための行動」ではなく、自分自身の頭の中を整理する作業にもなるのではないかと思いました。

分からないことがあると、すぐに誰かに聞きたくなります。

もちろん、分からないまま長時間悩み続けるより、早めに質問した方がいい場合もあります。

しかし、質問する前に少しだけ立ち止まって、「自分は何が分からないのか」を整理するだけでも、その後のやり取りは変わるのではないかと思いました。

③ 調べた上でのエビデンスや学び

技術的な質問をする時は、単に「できません」と伝えるのではなく、

・何をしたいのか
 ・今どんな状態なのか
 ・本来はどうなる想定だったのか
 ・自分で何を試したのか
 ・どんなエラーや結果が出ているのか

などを伝えることが大切だと分かりました。

例えば、

「サーバーにつながりません」

だけでは、ネットワークに問題があるのか、サーバー側の設定なのか、接続方法に問題があるのかなど、考えられる原因がたくさんあります。

一方で、

「〇〇サーバーにSSH接続しようとしましたが接続できませんでした。pingでは通信できていますが、SSH接続時には〇〇というエラーが出ています」

と伝えれば、相手も状況を把握しやすくなり、「では次はここを確認してみよう」と考えやすくなります。

この違いから、質問する時には「答え」だけではなく、「そこに至るまでの状況」も一緒に伝えることが重要なのだと思いました。

また、質問する時に自分の予想を伝えることも役立つ場合があると思います。

例えば、「〇〇が原因だと思って△△を確認しましたが、問題ありませんでした」のように伝えれば、自分がどこまで考えて確認したのかも相手に伝わります。

もちろん、自分の予想が間違っていても問題ありません。

むしろ、間違っていたとしても「自分はこう考えた」ということを伝えることで、相手から正しい考え方を教えてもらえる機会にもなると思います。

ここで気づいたのは、質問の仕方は単に「答えを教えてもらうための技術」ではないということです。

自分が今どこまで分かっていて、何が分かっていないのかを整理すること自体が、問題解決の一部なのだと思いました。

④ 今からできるようになるステップ

まずは誰かに質問する前に、次の4つを整理する癖をつけてみます。

①何をしようとしていたのか
 ②実際に何が起きたのか
 ③自分で何を確認・実行したのか
 ④最終的に何が分からないのか

この4つを整理した上で、

「〇〇をしようとしたところ、△△という状態になりました。□□までは確認したのですが、次にどこを確認すればいいでしょうか?」

というように質問することを意識します。

最初から完璧な質問を作るのは難しいと思います。

そのため、まずは「分かりません」だけで終わらせず、自分が分かっているところまで一緒に伝えることから始めたいです。

また、質問した後に教えてもらった内容についても、そのまま聞いて終わりにするのではなく、「なぜその確認が必要なのか」を意識して聞いてみたいと思います。

そうすることで、同じような問題が起きた時に、次は自分で考えられる可能性が高くなるからです。

一度質問した内容を自分なりにメモしておくことも、知識や経験を積み重ねる上で役立つと思います。

⑤ まとめ

初心者のうちは、分からないことがあるのは当たり前です。

だからこそ、知識を増やすことと同じくらい、「分からないことをどう質問するか」も大切なスキルなのだと感じました。

質問する前に一度自分の中で状況を整理することで、相手にも伝わりやすくなり、自分自身の理解も深めることができます。

また、質問するために状況を整理することで、「自分がどこまでできているのか」「どこからできていないのか」も見えてきます。

これは、前回学んだ「問題が起きた時に決めつけず、一つずつ切り分ける」という考え方にもつながると思いました。

これからはただ答えを聞くだけではなく、「自分はどこまで分かっていて、何が分からないのか」を説明できる状態を作ることを意識していきたいです。

その積み重ねが、質問力だけでなく、問題を整理する力や報告する力にもつながっていくと思います。

まだ経験が少ないからこそ、「分からないことを質問する」という行動を避けるのではなく、質問の仕方を工夫しながら、一つずつ自分の知識や経験として身につけていきたいです。