ソフトウェアエンジニアの年収は?仕事内容や必要なスキル、年収アップのポイントを解説

ソフトウェアエンジニアとして年収を上げる方法がわからないことや今の年収が適正であるか知りたいと思ったことはないでしょうか。
ソフトウェアエンジニアの年収には経験やスキルなどさまざまな要素が関係してきます。しっかりと理解して年収をアップできる働き方をすることが大切です。
この記事では、ソフトウェアエンジニアの年収について詳しく解説するとともに、仕事内容や年収アップのポイントを紹介します。
ぜひ自分の状況と照らし合わせて、年収をアップできる将来に向けたキャリアを考えてみてください。
目次
ソフトウェアエンジニアの年収を決める要素は?

ソフトウェアエンジニアの年収に影響を決める要素はいくつかあり、それによって大きく年収が変わってきます。主な年収を決める要素は以下のとおりです。
- 経験年数:年数が長いほど年収がアップする傾向
- 技術やスキル:新しい技術や高いスキルを持っているのか
- 勤務地域:大都市圏のほうが給与が高い傾向
- 企業の規模:大手企業が中小企業より高い給与を得られる
- 個人やチームの業績:成果が評価され、賞与や昇給に影響を与える
ソフトウェアエンジニアの年収は経験年数のほかにも技術やスキル、業績が重要となってきます。そのため、経験年数が浅くても技術やスキル、個人の業績が高いと収入アップが望めます。
さらに、技術やスキル、業績のレベルが高いと大企業に勤めるチャンスも舞い込んでくることがあるのでスキルを磨くことが大切です。
ソフトウェアエンジニアの年齢別の平均年収

ここまで、ソフトウェアエンジニアの年収を決める要素を説明しましたが、特に経験年数が1つのポイントです。年齢によってどのくらい年収が変わってくるのか気になる方も少なくないでしょう。
ここでは、20代から40代以上の年代ごとの年収を詳しく説明します。
20代
20代のソフトウェアエンジニアの年収は330万円〜450万円です。詳しく見ていくと受託開発のエンジニアの年収とSESエンジニアの年収、自社開発エンジニアの年収には大きな違いはありません。
20代は基本的なプログラミングスキルや技術スタックを習得中で、チーム開発の経験を積みます。例えば、JavaやPythonなどのプログラミング言語、基本的なデータ構造とアルゴリズムなどのスキルを習得していきます。
ただ、十分な成果を上げられれば若くても平均以上の高い年収を得ることも可能です。
30代
30代のソフトウェアエンジニアの年収は530万円〜580万円です。詳しくみていくと、受託開発のエンジニアは500万円〜600万円、SESエンジニアは400万円〜450万円、自社開発のエンジニアは500万円〜700万円となっています。
SESエンジニアはほかのエンジニアより低い傾向がありますが、高いスキルを持っている方はほかのエンジニアと同等の年収を得ることが可能です。
30代のエンジニアは8年以上の経験があり、技術的なリーダーシップをもっていることが増え、チーム内での指導やメンタリングなどの指導・育成能力を兼ね備えている方がでてきます。
40代以上
40代以上のソフトウェアエンジニアの年収は620万円〜670万円です。詳しく見ていくと受託開発のエンジニアは600万円〜700万円、SESエンジニアは450万円〜600万円、自社開発のエンジニアは700万円〜800万円になります。
40代以上のエンジニアはプロジェクト全体の技術的方向性を決めて、開発プロセスの改善を主導するリードエンジニアや、エンジニアリングマネージャーなど管理職や高度な専門職の地位になっている方も増えてきます。
管理職では、技術力に加えてチームやプロジェクト全体を統括する能力が求められ、チームの技術的な成長の支援や技術的な問題解決をリードすることが必要です。
このレベルのスキルを身につけると大企業以外にも、テクノロジー企業やテクノロジーリーダー企業、グローバル企業などに勤められるようになります。
ソフトウェアエンジニアの年収の内訳

ここまで年齢別のソフトウェアエンジニアの平均年収を見てきましたが、年収の内訳はどのようになっているのか疑問に思う方も少なくないでしょう。
年収の内訳は主に以下の3つから成り立ちます。
- 基本給
- 残業手当
- 賞与
ここからはソフトウェアエンジニアの年収の内訳についてそれぞれ詳しく紹介します。
基本給
ソフトウェアエンジニアの年収の大半を占めるのが基本給です。基本給は毎月支払われる給与の基本となる賃金になります。年収の60%〜70%を占めることがほとんどです。
ソフトウェアエンジニアの基本給を決める要素は、エンジニアとしての経験年数やスキルの熟練度、担当する業務の重要度などによって決まります。
新卒の場合は、月の給与20万円〜25万円から始まることが少なくないです。
残業手当
残業手当とは、法定労働時間を超えて労働したときに支払われる残業代のことです。残業手当は雇用契約に基づいて勤め先の会社から支払われるもので、通常は基本給をもとに1時間あたりで計算された値を残業時間分支給します。
さらに、残業時間が法定労働時間を超えた場合に通常の賃金を割り増しした金額で給与が支払われます。例えば、法定時間外の残業は1.25倍、法定休日は1.35倍などです。
賞与
賞与は、大抵の場合基本給の数ヶ月分で計算され、年2回から4回程度支給されます。賞与の金額は会社の業績や個人成績・評価によっても変化します。
ソフトウェアエンジニアの場合は、年間で支給される基本給の3ヶ月〜6ヶ月分の賞与を受け取ることがほとんどです。さらに、個人の成績で優秀な結果を納めた場合に、より高額な賞与を受け取ることがあります。
ソフトウェアエンジニアの仕事内容

ソフトウェアエンジニアとはソフトウェアの設計から保守・運用までのソフトウェアに関する幅広い分野の業務に関わる仕事です。ソフトウェアエンジニアの仕事内容は大きくわけて以下の4つです。
- ソフトウェア設計
- ソフトウェア開発
- ソフトウェアのテスト
- クライアントからの要望のヒアリングや折衝
ここからはソフトウェアエンジニアの仕事の内容を詳しく解説するので、今後のキャリアを考えるうえで参考にしてみてください。
ソフトウェア設計
ソフトウェア設計とは、システムへの要求を言語化してドキュメントに起こす作業です。例えば、ハードウェアとの互換性の調節やソフトウェアに組み込む機能を考える作業を行います。
システムの仕様を言語化するには、開発側やクライアント先との認識を一致させる必要があります。
ソフトウェアが正確に設計されないと、その後の製造工程に大きな影響を与えてしまうため大変重要な業務です。
ソフトウェア開発
ソフトウェア開発は、ソフトウェア設計で作成された仕様書にしたがって、ソフトウェアを作成する作業です。開発するにあたって、プログラミング用語を習得している必要があります。
開発するソフトウェアによって必要なプログラミング言語が異なるため、さまざまなプログラミング言語を習得しているほうが仕事の幅が広がります。
さらに、ソフトウェアの開発中に仕様の不備に気付くことや改善案をひらめくことがあるので、ソフトウェアの設計者との頻繁なコミュニケーションが重要です。
ソフトウェアのテスト

ソフトウェアのテストとは、開発されたソフトウェアが設計書どおりに動作するのかを確認する作業です。不具合を発見したときは修正を行い、不具合を解消します。
不具合は、コーディングミスなどのプログラミングのミスや設計の仕様書のミスなどさまざまな事例があります。納品後の不具合の発生を防ぐためにも、複数のパターンの質の高いテストを行い正常に動作するのか確認が必要です。
クライアントからの要望のヒアリングや折衝
クライアントからの要望のヒアリングや折衝するのは受託開発の場合です。クライアントはシステムに求めている要望を言語化できていないこともあるため、エンジニアがヒアリングを行って聞き出します。
さらに、プロジェクトの進捗状況や新しい要望がないかなど、開発が円滑に進むように打合せなどでクライアントと定期的にコミュニケーションをとります。
ソフトウェアエンジニアに必要なスキルは?

ソフトウェアエンジニアにはソフトウェアの設計や開発、テストなどさまざまな業務を行う必要があるため、幅広いスキルが求められます。ソフトウェアエンジニアに必要なスキルは以下のとおりです。
- プログラミングスキル:C++やJavaなどのプログラミング言語のスキル
- 開発に必要なIT知識:OSやハードウェア、必要な開発ツールの知識
- コミュニケーションスキル:クライアントからの要望ヒアリングや提案や開発チーム内の改善点のヒアリングなど
- ドキュメント作成スキル:基本設計書や詳細設計書、要件定義書などの作成
複数のプログラミングスキルや幅広いIT知識を持っていることで、さまざまな仕事を受けられるようになります。さらに、クライアントから適確に要望をヒアリングできるコミュニケーション能力も重要です。
高還元SES企業である私たちテクニケーションでは、エンジニア一人ひとりのスキルやキャリアプランにあわせて自由に仕事が選べる案件選択制を導入しています。さらに、チーム制を導入しているため、経験豊富なベテランエンジニアから手厚いサポートが受けられる環境が整っています。
チーム制を通して、ソフトウェアエンジニアとして必要なスキルを仲間から吸収してより成長することが可能です。
キャリアアップやスキルアップを狙いたい方は、ぜひテクニケーションのカジュアル面談でお気軽にご相談ください。
ソフトウェアエンジニアの年収アップのポイント

ここまでソフトウェアエンジニアに必要なスキルを説明してきましたが、スキルを習得して年収をアップさせるためのポイントを知りたいという方もいるでしょう。ソフトウェアエンジニアの年収をアップさせるポイントは以下の3つです。
- 資格を取得する
- キャリアアップを目指す
- 高還元SESの仕事に挑戦する
ここからはソフトウェアエンジニアの年収アップのポイントを詳しく説明するので、年収アップを目指すときの参考にしてみてください。
資格を取得する
資格を習得することで年収アップが可能です。特に、AWS認定ソリューションアーキテクトやGoogle認定プロフェッショナルクラウドアーキテクトなどより専門性の高い資格を習得することで、ソフトウェアエンジニアの市場価値を大きく高められます。
専門性の高い資格を習得することで、より難易度の高い案件やプロジェクトマネージャーなどのより給与が高いポジションに就くチャンスが増えます。
キャリアアップを目指す

ソフトウェアエンジニアからキャリアアップを行うことで、年収アップが望めます。キャリアアップできる職種は、プロジェクトマネージャーやITコンサルタント、ITアーキテクトなどがあります。
例えば、年収で比較するとソフトウェアエンジニアの平均年収が527万円ですが、プロジェクトマネージャーは644万円、ITコンサルタントは645万円など大きく年収を上げることが可能です。
高還元SESの仕事に挑戦する
ソフトウェアエンジニアとして年収アップするためには高還元SESの仕事に挑戦するのも1つの方法です。高還元SESとは正社員のSES企業の50〜60%の還元率より高い70〜80%以上の還元率を誇る企業のことです。
そのなかでも私たちテクニケーションは、単価給与連動制を採用しているため、エンジニアが案件単価にあった透明性ある報酬を受け取ることができます。
さらに、案件選択制で自分のスキルやキャリアにあわせた仕事を選べるため、成長しながら高い報酬を得ることが可能です。
また、大きなプロジェクトにも参加できるチーム制を採用しているため、技術を吸収してさらなる成長ができます。
テクニケーションは、高い報酬を得ながら成長できる環境が整っている企業です。さらなる成長をするためのスタートとして、お気軽にカジュアル面談でご相談ください。
ソフトウェアエンジニアが年収アップを目指すなら

ソフトウェアエンジニアの年収は経験年数や技術・スキル、業績などによって決まってきます。ソフトウェアエンジニアの年収を上げるなら技術やスキルを磨き、業績を上げることでキャリアアップを目指していくことが大切です。
エンジニアとして年収アップを目指すなら、高還元SES企業への転職を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

高還元SES企業のなかでも私たちテクニケーションは、エンジニアに対して案件の単価を開示しているため、信頼して案件を受けることができます。
さらに、単価給与連動制を採用していて、案件単価に応じた報酬を得られる仕組みになっているので、実力のある方ほど高収入を得やすいです。
また、自分で自由に案件を選べる案件選択制を採用しているため、自分の強みを活かせる案件や成長できる案件を選択することが可能です。
自身の年収アップやスキルを向上させたい方は、ぜひテクニケーションのカジュアル面談でお気軽にご相談ください。