SESは何歳まで働ける?30代にやるべきこと、40代や50代でも働き続けるためのポイントを解説

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現在SESあるいはフリーランスのエンジニアとして働いていて、将来何歳まで働けるのか不安に感じている方もいるかもしれません。

特に20代後半から30代はキャリアの転換期ともいわれています。

「このままエンジニアを続けても仕事が減るのではないか」や、「キャリアアップが難しくなるのではないか」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

SESエンジニアのキャリアは実は年齢によって制限されることはありません。しかし、30代のうちに適切な準備やスキルアップをしておくことはとても大切です。

本記事では、40代や50代になってもSESで活躍し続けるためのポイントをくわしく解説します。

今のキャリアに不安を抱えている方も、適切な対策をすることで長期的にSESエンジニアとして活躍することは可能です。

まずは、30代にやるべきことから始めてみましょう。

SESは何歳まで働ける?

パソコンとスマホを持つ女性


SESは基本的に65歳の定年まで働くことが可能です。ただし、長く働き続けるためには企業が求めるレベルに達していることが重要です。

40代や50代になると、高い技術力に加えてマネジメント能力が求められる場合も少なくありません。

将来的に管理職として働く道があることも知っておきましょう。そのためにも、若いうちにやるべきことを逆算して準備することが重要です。

定年まで働ける

IT35歳定年説といわれることもあるエンジニアですが、基本的に65歳の定年まで働くことが可能です。ただし、年代に応じた高いスキルが備わっていなくては長く働くことは容易ではありません。

特に、40代以降は案件が決まりにくくなる傾向があります。常に新しい技術を学び続けることが重要です。スキルが低いと若手に仕事を奪われてしまいかねません。

スキルがあれば年齢に関係なく働けるでしょう。

管理職として働く道もある

SESで長く働くためにはキャリア戦略も大切なポイントです。管理職や役職に就くことができれば、40代以降も安定して働くことができます。

そのためにも、若いうちから上流工程やマネジメント経験を積んでおくことが重要です。得意不得意関係なく、さまざまな分野に挑戦してみましょう。

40代や50代になると働きにくくなる理由

オフィスで会議をする男女


40代や50代になるとSESとして働きにくくなる原因には以下のようなことが考えられます。

  • 周囲は若い世代が中心である
  • やりたい仕事や案件が限られる
  • クライアント企業側の受け入れが減少する
  • 上流工程の仕事に携われる機会が少なくなる


40代以降になると、少なからず将来に対する不安が出てくることもあるでしょう。働きにくくなる原因を知り、今のうちから対策を講じることで長く活躍できるSESを目指すことが可能です。

ここでは原因を一つずつ詳しく説明します。

周囲は若い人が多い

40、50代でSESエンジニアでいると若い人と比較されることが増えます
プロジェクトリーダーが自分より年下という場面が増えれば働きにくさややりにくさも出てくる可能性があります。

同じスキルを持っている場合、成長性のある若い人が選ばれることも少なくありません。若い人の方が単価が低いことも影響しているでしょう。

やりたい仕事が減る

悩むビジネスマン


40代・50代になると、これまでの経験や実績がある一方で、「今のスキルでは通用しない」と感じる場面も増えてきます。
特に、IT業界は変化のスピードがとても早く、新しい技術や開発手法が次々と登場しています。そのため、過去の知識や経験だけでは対応しきれず、やりたいと思えるような案件にチャレンジできないというケースも少なくありません。

例えば、クラウド・AI・モダンなフロントエンド技術などの新しい技術を求められる案件が増えるなかで、スキルのアップデートが追いついていないと、希望しても任せてもらえないといったことも起こり得ます。

つまり、年齢を重ねるにつれて重要になるのは、経験の蓄積だけではなく、変化に対応し続ける姿勢です。
常にスキルアップし、自分の市場価値を高めていくことが、キャリアの選択肢を広げ、やりたい仕事に挑戦し続ける鍵となります。

受け入れ先が減る

40代や50代になると、受け入れ先が減り、案件待機が増えるといわれています。その理由は、年齢があがると契約単価が高くなるためです。強みがあれば40代以降でも受け入れられますが、そうでなければ受け入れ先が減ります。

SESでは下流工程の案件が多く、40代以降に見合った報酬の仕事は、高単価のプロジェクトである上流工程に限られます。

高いスキルがない場合は案件に携わるのが難しくなるでしょう。反対に、高いスキルがあれば受け入れ先はたくさん存在します。

上流工程の仕事に携われない

パソコンで仕事


SESは下流工程の案件が少なくありません。そのため、なかなか上流工程に携わったり、マネジメントやリーダーの経験を積んだりすることができません。

キャリア戦略を考えるうえで、SESとして長く働きたいと考えている場合は、30代のうちに積極的に上流工程やマネジメント経験を積むとよいでしょう。

下流工程の案件は収入も低い場合がほとんどです。テストや開発ばかりでマネージャー案件が少ないなら、上流工程に携われるような企業に転職を検討してみるのもよいでしょう。

私たちテクニケーションは、理想の働き方を実現するため案件選択制を取り入れています。案件選択制とは、自分で希望する案件に納得してから挑戦できる制度です。若いうちからのキャリア構築をサポートする体制が整っています。

スキルチェンジのための実務経験の壁もチームで乗り越えることができ、自分の市場価値を高めることにつながります。

テクニケーションの単価給与連動制は、単価に応じて実力に見合った年収が得られる仕組みです。会社間の単価もエンジニアに開示しています。リーダーの役割をになっているエンジニアには、単価に沿って貢献に見合った報酬が与えられます。

正社員の安定した働き方と、フリーランスの柔軟な働き方の両方を兼ね備えるSES企業がテクニケーションです。正社員ではできなかった案件の選択による幅広い分野への挑戦ができたり、フリーランスでは叶えられないキャリア支援や教育が受けられたりする会社です。

少しでもキャリアのチャンスを掴みたいという方は、ぜひテクニケーションのカジュアル面談でご相談ください。

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SESでエンジニアとして長く働くために30代のうちにやるべきこと

パソコンを持った男女


ここまで40代、50代になると働きにくい理由をお伝えしてきました。では、具体的に今後のキャリア形成のために何をすればよいのかとお悩みの方もいるかもしれません。

若い30代のうちにやるべきことは次の3点です。

  • スキルアップしておく
  • 資格を取得する
  • 若手の育成経験を積んでおく


これらをなぜ30代のうちにしておく必要があるのか詳しく解説します。

スキルアップしておく

SESとして長く働き続けるためには、常に学習意欲を絶やさずに先進的な技術を身に付ける必要があります。特に、希少性の高いスキルや需要のあるスキルなどの幅広いスキルを自ら学習しておくことが重要です。

さらにさまざまな案件を受注して経験を積み重ねておくことも有効な対策です。技術面以外にも、マネジメントスキルを身に付けておくことで、将来管理職や役職への道が開けてくるでしょう。

資格を取得する

営業する若いビジネスマン


若いうちに資格を取得しておくことは、エンジニアとして長く働くために重要なことの一つです。資格には次のようなものがあります。

  • AWS認定資格
  • PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)資格


AWS認定資格は、専門的なスキルの証明になり就職や転職で有利になるだけでなく、日常の業務で活かすことも可能です。PMP資格は、さまざまな業界で注目されるスキルでマネジメント能力を示すことができます。

ほかにも、AIやクラウド(AWS、Azure)やセキュリティなど需要の高い分野を学ぶことで競争力が維持できます。資格取得のメリットは以下のとおりです。

  • 社内外においてプロジェクトマネジメントの専門性を証明できる
  • 経験が少ないエンジニアにとって資格保有が強みになる
  • 資格があるとスキルに見合った仕事を任せてもらえる
  • 資格手当がもらえて収入アップにもつながる


このように資格を取得すると、自分の市場価値を高めることができます。スキルアップや資格の保有は、将来長く働き続けられるSESエンジニアとして重要なポイントです。

若手の育成経験を積んでおく

30代は重要な転換期です。この時期に資格の取得や若手の育成経験を積んでおくと、将来40代以降も安定して働ける基盤が作れます。

若手の育成経験を積んでおくとよい理由は次のとおりです。

  • クライアントやチームメンバーとの円滑なコミュニケーション能力向上
  • リーダーシップ能力向上
  • プロジェクトマネージャーを目指すうえで重要な経験が積める
  • 若手と一緒に案件に取り組むことで、知識の再確認や深化ができる
  • 若手にとっても現場での知識やスキルのサポートが受けられる


このように、将来のキャリアに与える影響が大きいことがわかります。

40代や50代になってもSESで働くためには

オフィスで打ち合わせをするビジネスマン


40代以降でも活躍しているSESエンジニアやITエンジニアはたくさんいます。ではどのようなスキルや能力のあるエンジニアが活躍できるのでしょうか。

ここでは40代や50代でも働き続けるためのポイントを詳しく解説します。

リーダーとして働く

40代以降のエンジニアに求められる資質の一つはマネジメント能力です。
これまでの経験や知識を活かしながらチームをマネジメントすることで活躍の場が広がります。

リーダーとして、若手にはない豊富な経験とチームビルディング能力を発揮して円滑なコミュニケーションとマネジメント能力を発揮できます。

そのためにも30代のうちに、リーダーシップや上流工程の経験を積んで案件に取り組んでおくことが重要です。

コネクションを活かして仕事を回す

若いスーツ姿のビジネスマン


コネクションを活かして仕事を獲得するためには、人脈の構築が欠かせません。人脈を構築するための具体的な方法は次のとおりです。

  • エンジニア向けの交流会やイベントに参加する
  • エンジニアの勉強会に参加する
  • エンジニアシェアハウスに住む
  • フリーランスエージェントの活用
  • スキルシートの活用やキャリア相談を受ける
  • SNSを活用して同業者との交流を深める
  • 専門性がわかるような発信をする
  • 過去の職場とのつながりを保持する
  • 定期的な情報交換


過去の職場とのつながりを保持するためには、信頼関係を築いておくことが大切です。信頼関係があれば、転職後や独立後も仕事を紹介してもらえる可能性が高まります。

スキルを磨き頼られる存在になる

40、50代でもSESとして働き続けるためには新しい技術や継続して需要のあるスキルを保有している必要があるでしょう。なぜなら同じスキルであれば、企業は若手の人材を求めるからです。

IT業界に関する豊富な知識でクライアントの信頼を得ると、頼られる存在になることができます。豊富なプロジェクト参画経験と高いスキルがあれば、自分の市場価値を高めることが可能です。

若いエンジニア育成の人材が不足していて、人事部が担当する場合もあります。したがって経験豊富な40代以降のベテランエンジニアは、今後も必要な人材として重宝されるでしょう。

テクニケーションでは、まだ経験したことのない領域に挑戦することが可能です。それはチーム制を導入しているためです。社内には各種分野で経験を積んだスペシャリストが在籍しているため、あらゆる分野の疑問をサポートできます。

希望者にはマネジメント経験の機会も与えられるため、技術面だけでなく将来のキャリアを見据えた働き方の実現が可能です。

スキルアップをしたくても経験が浅くて一歩を踏み出せないという方は、テクニケーションのカジュアル面談でお気軽にご相談ください。

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40代や50代になってつまずくSESエンジニアの特徴

頭を抱えるビジネスマン


SESエンジニアは定年まで働けると冒頭でも述べましたが、誰でもというわけにはいきません。IT業界の速い技術進化についていけなければ、既存のスキルはすぐに古いものになってしまうリスクがあります。

40代、50代で行き詰まってしまうSESエンジニアにはどのような特徴があるのか、具体的に以下に示します。

  • 新しい技術やツールに対応できない
  • 常に学ぼうとする学習意欲がない
  • 汎用的なスキルだけでは若手エンジニアとの差別化ができない
  • 長期的なキャリアへのビジョンがない
  • マネジメント経験がない


40代以降になると、プロジェクト管理やチームリーダーの役割を求められる場合も少なくありません。経験が少ないとキャリアの選択肢も限られてくるため、若いうちに経験しておくとよいでしょう。

このように、十分なスキルがないと40代以降の活躍は難しいことがわかります。

SESエンジニアとして長く働くための企業の選び方

案内する若い女性


SESエンジニアとして長く活躍するためには企業選びがとても重要です。どの年代においても、働きやすい企業を選ぶことが大事です。企業選びを間違えると、その後のキャリアにも大きな影響を与えかねません。

ここでは企業選びのポイントを2点に絞って解説します。ぜひ長く働くための企業選びの参考にしてください。

年齢が高くても働きやすい職場を探す

将来を見据えて、年齢に左右されず働ける職場環境であるかどうかは重要なポイントです。

よい職場環境は優良なSES企業であるといえます。優良なSES企業であるかどうかは、業界平均の水準を上回る報酬かどうかと、給与制度が明確かつ透明性のある報酬体系かで判断しましょう。

さらに、将来どのようなポジションが目指せるのか、ビジョンが明確かどうかも大事なポイントです。また、技術者として成功機会が得られるような、多様性のある案件を取り扱っているかどうかも重要です。

長時間労働が常態化していないかや、柔軟な働き方が許容されているかどうかなど、ワークライフバランスが取れるかどうかも確認しておきましょう。

若いうちからキャリアアップしやすい企業で働く

若いうちにスキルアップをするためにも、キャリア支援や教育制度が充実している企業を選ぶことがポイントです。外部研修への参加費用補助や書籍購入代金補助などの支援制度が充実していれば、学習のモチベーションもあがります。

キャリア戦略を考えるうえで、今後専門性を高められるのか、リーダーなどのマネジメントが経験できるのかもチェックしておきましょう。

SESで長く働き続けたいなら高還元SES企業へ相談しよう

商談中のビジネスマン


SESで長く働くためには、30代のうちからスキルアップをしつつ、リーダーやマネジメントの経験を積むことが重要です。適切なスキルを身に付けておけば、40代や50代になっても十分活躍できることがわかりました。

もうひとつ大事なポイントはSESエンジニアとして長く働くための企業選びです。私たちテクニケーションは、高還元SES企業です。高還元SESとはエンジニアの単価に対する還元率(マージン)が高いSES企業のことを指します。

テクニケーションは、単価をエンジニアに開示しているため、納得のうえでキャリアを積み重ねることが可能です。単価給与連動制を導入しているため、エンジニアがプロジェクトに直接貢献した分だけの報酬が得られます。

適切な報酬はエンジニアのモチベーション向上にもつながります。

さらに、案件選択制を取り入れているため、一人ひとりのキャリアビジョンやスキルに応じて自由に案件を選ぶことが可能です。自分のスキルに見合ったSES企業に身を置くことで重要な成長機会を得ることができます。

スキルアップの第一歩として、ぜひテクニケーションのカジュアル面談でお気軽にご相談ください。

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