システムエンジニアの志望動機の書き方は?好印象を与える転職向けの例文を紹介

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システムエンジニアとしてのキャリアアップを目指す方々にとって、自身の志望動機を明確に伝えることは、人事担当者の心を動かすために重要なポイントになります。

システムエンジニアは企業のシステムを支える存在として、そのスキルや経験が重視される職種です。しかし転職活動においては、単に技術力や経験だけでなくなぜその企業で働きたいのか、どのようなキャリアを描いているのかといった志望動機も大切な要素の一つとなります。

そこで本記事ではシステムエンジニアの皆さんの転職活動に向けて、具体的な志望動機の書き方とそれに伴う注意点、さらに好印象を与えるための例文を紹介します。自分自身の強みを十分にアピールし、志望先の企業に好印象を残す参考になれば幸いです。

システムエンジニアが転職を考える理由

パソコン


「システムエンジニアとして転職を考えているが、履歴書などに書けるような志望動機が思い当たらない」という場合、まず自分自身の転職を考える理由を整理することが重要です。

システムエンジニアが転職を考える場合、仕事のやりがいや自身の成長、または待遇面への不満などさまざまな要素が絡み合っています。ここでは一例として、待遇や給与への不満スキルアップやキャリアアップといった2点を紹介します。

待遇や給与への不満

イライラする男性社員


システムエンジニアのなかには、現職での業務への貢献に対し、待遇や給与面が釣り合っていないといった不満を感じている方も少なくありません。

日々の業務に追われながらも、自分自身のキャリアに対する市場価値が十分に評価されない場合、転職によって自らのスキルに見合った報酬や福利厚生を求める場合もあります。

また、給与以外にも福利厚生や労働環境、ワークライフバランスといった点も転職理由に大きく影響する場合があります。

転職活動ではエンジニアとしての自分の価値を見直し、よりよい労働環境を求める姿勢を、人事担当者に対して前向きにアピールすることが大切です。

スキルアップやキャリアアップ

システムエンジニアの仕事は、技術革新や移り変わりが早く、毎日同じ業務に取り組んでいては技術の進歩についていけない可能性もあります。

常に新しい知識やスキルを習得し、自己成長を図りたいという思いが、転職の原動力となるケースもあるでしょう。高度な技術習得やキャリアアップを求めて転職活動を開始するといったケースです。

例えば、現在の職場では特定分野の技術に偏りがあり、幅広いプラットフォームや新しい技術に携わる機会が限られていると感じる方もいるかもしれません。そのような場合、転職を通して多様なプロジェクトに関与し、より幅広い視点でスキルを磨くことができます。

また自身の技術力をさらに高めるためには、キャリアアップに直結する施策を実践している会社への転職を考えた方が効果的でしょう。具体的には、技術研修プログラムや社内外のコミュニティ活動、カンファレンスへの参加などを実施している企業がよいでしょう。

このような意欲や向上心があるエンジニアは、企業にとっても大きな戦力と映るため、効果的なアピールポイントとなります。

スキルアップやキャリアアップを実現するためには、自分の希望に合った仕事を選べる環境が必要です。仕事内容に偏りがあったり、携わることのできる案件が限られていると、自分にとって理想的なキャリアを歩むことは難しいでしょう。

私たちテクニケーションでは、エンジニア一人ひとりのキャリアアップを支えるために、幅広く案件を選べる案件選択制を導入しています。数多くの案件のなかから自由に案件を選べるため、目指したいキャリアに合わせて成長することができます。

さらにチーム制を導入しているため、経験豊富なエンジニアから必要なスキルを吸収して成長することが可能です。ベテランエンジニアからのサポートを受けられるため、安心感を持って業務に臨むことができます。

転職を通してキャリアアップやスキルアップを目指している方は、ぜひテクニケーションのカジュアル面談でお気軽にご相談ください。

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システムエンジニアの志望動機の書き方

仕事をする手元


志望動機は単に自分の転職理由を羅列するだけではなく、人事担当者に「この人と働きたい」と思わせるための重要な情報を含む文章です。効果的な志望動機の書き方として、以下の3ステップを紹介します。

  • 結論から書く
  • 結論に至った理由や背景を伝える
  • 入社後の希望や貢献できることを伝える


上記の3ステップについて、以下で解説します。

結論から書く

まず、志望動機は結論から書くようにしましょう。なぜその企業に応募するのかをシンプルかつ明確に伝えるようにすることが大切です。

読んでいる人事担当者は、多くの応募書類の中から短い時間で内容を理解しなければならないため、最初に「この人は一体何を求めているのか」を理解できる構成が重要になります。

具体的には「貴社の○○分野に携わることで自己の技術力をさらに向上させ、貴社の発展に貢献したい」というような表現が考えられます。このように明確な一文から書いていくことで、自分自身の目的意識や情熱を真っ先に伝えることができるでしょう。

結論を先に述べることで、人事担当者はその後の文章に対して具体的な背景や根拠を期待しながら読み進めることになるため、全体の説得力をアップさせることができるでしょう。

結論に至った理由や背景を伝える

職務経歴書


次に、結論に導かれた理由や背景について丁寧に伝えましょう。

前職での経験やプロジェクトにおいて感じた課題などを、具体的なエピソードや数値とともに記載します。

例えばプロジェクトのリーダーとしてメンバーと協力したエピソードを伝えたり、同僚や上司からフィードバックを受けたことを具体的に述べたりするなど、人事担当者が共感しやすい内容を盛り込みましょう。

自身のキャリアパスと転職先で実現したいビジョンを明確に紐づけることで、「単なる不満だけでなく、成長意欲がある」という積極的なイメージを伝えることができます。

入社後の希望や貢献できることを伝える

さらに、入社後にはどのような貢献ができるか、また具体的にどのような業務に挑戦したいのかという展望も含めて記載しましょう。

企業は、採用後の具体的な活躍をイメージできる応募者に対して前向きな印象を持つため、「貴社の〇〇分野に興味があります」というようなアピールが効果的です。また「貴社の〇〇事業に魅力を感じ、〇〇の基礎を学んでいます。入社後は知識を活かし、〇〇事業における〇〇システムの運用に貢献したい」といった具体的な貢献案を提案しましょう。

さらにプログラミングスキルや豊富な実務経験、リーダーシップなどの自身の強みもあわせてアピールするとよいでしょう。人事担当者はその人物がチームの一員としてどのようにコミットしてくれるのかをイメージしやすくなるため、転職成功につながりやすくなります。

システムエンジニアの志望動機のポイント

面接を受ける女性


人事担当者に伝わりやすく志望動機を書くには、単に自分の思いや経験を述べるだけでは不十分です。以下のような押さえておくべきポイントがあります。

  • 会社を選んだ理由を明確にする
  • 資格をアピールする
  • 活かせるスキルをアピールする


ここでは、人事担当者に好印象を与えるための志望動機の具体的なポイントを、上記の3点に絞って解説します。

会社を選んだ理由を明確にする

まず重要なのは、なぜその企業を選んだのか、という点を明確に伝えることです。

ただ「待遇のよい企業で働きたいから」などの理由では、「ほかの企業でもよいのでは」と思われてしまいます。企業の概要や事業内容、取組み分野などを踏まえてその企業のどの部分に魅力を感じたのか、自分のキャリアビジョンとどのように一致しているのかを具体的に記載しましょう。

例えば企業が注力している新しい技術の開発や、業界内での地位、あるいは働きやすい環境など、その魅力を具体例を交えて説明することで、応募先企業に対する本気度とリサーチの深さをアピールできます。

ただ単にシステムエンジニアとして転職したいという意志だけでなく、その企業での活躍をどれほど真剣に考えているかを伝えることを意識しましょう。

資格をアピールする

次に、現在所有している、システムエンジニアとして役立つとされる資格をアピールするようにしましょう。

システムエンジニアとしての専門性は、現場での実績だけではなく、客観的な資格や認定によっても裏付けられます。例えば、基本情報技術者試験やOracle認定資格、AWS認定など、あなたが取得した資格がその企業で必要とされるスキルセットにどのようにマッチするのかを具体的に示すことで、説得力を高めることができるでしょう。

また、資格取得への努力やその結果得られた実務経験についても触れることで、自分自身の継続的な努力や自己投資の姿勢をアピールできます。現在はまだ資格を取得していなかったとしても、各種トレーニングやセミナーの受講歴といった具体的な証明をアピールすることで、努力の姿勢を示すことも可能です。

活かせるスキルをアピールする

また自分が過去に培ってきたスキルが、応募先企業の業務にどのように貢献できるのかを具体的に説明することも求められます。

プログラミング能力やシステム設計の知識、プロジェクトマネジメント能力などを具体的なプロジェクトや業務事例を挙げながらアピールするとよいでしょう。どうすれば会社の発展やプロジェクト成功に寄与できるかを明示することが大切です。

また技術トレンドへの対応力や新技術の習得意欲、チーム内での連携力といったソフトスキルを併せて伝えると効果的です。あなたの技術者としての幅広い能力を担当者に強く印象付けることができ、即戦力としての信頼を得ることにつながるでしょう。

このように、これまで培ってきたスキルや資格をアピールすることは、とても大切です。

しかしエンジニア個人の力だけで、必要なスキルや資格を取得することは簡単ではありません。スキルアップや資格勉強には、周囲からのアドバイスやサポートが不可欠でしょう。

私たちテクニケーションでは、資格取得を目指すエンジニアの方々をサポートするため、資格取得支援制度を採用しています。またチーム制を導入しているため、ベテランエンジニアからのサポートを受けながら業務に臨むことも可能です。

充実した環境で資格取得を進め、キャリアアップを実現したいという方は、ぜひお気軽にカジュアル面談でご相談ください。

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NGとなるシステムエンジニアの志望動機の内容

PC前のアジア人女性


システムエンジニアの志望動機を考える際、つい使ってしまいがちな言い回しや内容のなかには、人事担当者にマイナスな印象を与えてしまうNG表現もあります。

例えば「手に職をつけたい」「新しい環境が欲しい」といった、曖昧で説得力に欠ける表現は、読み手に具体性が伝わりません。人事担当者には「別に弊社でなくてもよいのではないか」「システムエンジニアでなくてもよいのではないか」と思われてしまう可能性があります。

曖昧な言い回しではなく、具体的なエピソードや実績、数字を取り入れて客観的かつ論理的な文章で伝える必要があります。

システムエンジニアの転職で好印象を与える志望動機の例文

バインダーを持って考えるビジネスマン


ここでは、実際の志望動機に使える例文を、以下のバリエーションで紹介します。

  • 前職もシステムエンジニアの場合
  • アプリ開発エンジニアから転職する場合
  • ITエンジニアから転職する場合


ご自身が志望する企業や業界、前職のバックグラウンドに応じて、例文を参考にアレンジして考えてみてください。

前職もシステムエンジニアの場合

エンジニア


「前職では、大規模システムの構築および運用に従事し、そのなかで発生するさまざまな課題に対し迅速かつ柔軟に対応してきました。貴社は新しい技術の導入やオープンイノベーションに積極的であり、私のこれまでの経験と技術力を存分に発揮できる環境であると確信しております。入社後は御社のプロジェクトにおける効率化と品質向上に貢献し、組織全体のパフォーマンスの向上に寄与したいと考えております。」

この例文では、前職での経験や課題意識、さらに新たな環境での具体的な貢献意欲が明確に伝えられています。実績とともに自身の成長意欲を盛り込むことで、応募先企業に対する的確なアプローチになります。

アプリ開発エンジニアから転職する場合

「私はこれまで、主にモバイルアプリケーションの開発を中心に、多様なユーザー層に向けたサービス提供を行ってまいりました。御社の事業戦略において、アプリケーションの活用が重要な役割を果たしている現状に大きな魅力を感じ、私の専門知識と経験がその実現に貢献できると確信いたしました。」

こちらの例文では、アプリ開発の実績を具体的に述べ、なぜそのスキルが新たな環境で必要とされるのかを明確に記述しています。応募先企業にとって即戦力となる印象を与えることができる例文です。

ITエンジニアから転職する場合

「これまでIT業界において、ネットワーク設計やセキュリティ対策、さらにはデータセンターの運用管理に携わってまいりました。御社は先進的なITインフラの整備に力を入れており、私の経験とスキルが、より高度なシステム構築やセキュリティ強化に寄与できると考えております。」

この例文では広範なIT領域での経験と実績を背景に、新たな技術や環境への適応意欲を示すとともに、応募先企業のニーズに直結する提案内容を具体的に記述しています。

システムエンジニアの志望動機を書く際の注意点

仕事をする男性


システムエンジニアの志望動機を書く際には、応募書類の自己PRと関連づけることや、志望した会社の魅力を具体的に伝えることが重要になります。

志望動機を作成する際にはただ動機を羅列するだけでなく、内容の一貫性や人事担当者への配慮、そして応募書類全体とのバランスを意識することが大切です。ここでは、上記の注意点を詳しく解説します。

応募書類の自己PRと関連づける

志望動機は、ほかの応募書類、特に自己PRや職務経歴書と関連させるようにしましょう。自己PRで強調したスキルや実績が、志望動機においても再度具体例として紹介されることで、応募書類の全体としての信頼性が向上します。

応募書類全体が一貫したストーリーを描くことで、あなたのキャリアパスや今後の目標に対する明確なビジョンが伝わりやすくなり、人事担当者に好印象を与えることができます。

文章のなかで、前職での経験や実績を具体的に述べ、それをどう活かして新たな環境で貢献できるかを述べるようにしましょう。

志望した会社の魅力を具体的に伝える

面接


企業側に入社意欲をより強く伝えるには、他社ではなくその企業でないといけないという理由を伝える必要があります。そのため、なぜその企業なのかという点を明確にするために、企業の取り組みや業績、文化に対する具体的なリサーチを行い、企業の具体的な魅力に言及するようにしましょう。

応募先企業のホームページやプレスリリース、業界動向などを調査しておくとよいでしょう。そのうえで企業独自の魅力やプロジェクトの具体例を挙げながら、自分のキャリアビジョンとどのように一致するのかを明示することで、人事担当者に「この人は御社に合った人物だ」と感じさせるようにします。

システムエンジニアの転職なら高還元SESがおすすめ

オフィスで働くエンジニア


システムエンジニアとしての転職活動において、高還元SESが注目を集めています。

高還元SESは従来のSESに比べて高い報酬や福利厚生、さらにはスキルアップの機会が充実しているため、エンジニアとしての市場価値を高めることができる環境です。多くの企業が安定した勤務環境と高い専門性を求めるなかで、SES企業は案件単価が高い、またはプロジェクトごとの報酬が充実しているケースが増えています。

さらに案件の選定においても、エンジニアが自己のスキルを存分に発揮できるプロジェクトが多く含まれています。そのため、自身のキャリアアップや技術向上に直結する点が大きな魅力です。

高還元SES企業であるテクニケーションでは、エンジニアが希望する分野で経験を積めるよう案件選択制を導入しています。さらに、会社間の単価を開示することで透明性のある評価体制を整え、エンジニアのモチベーションを高めることが可能です。

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