長髪・ピアスでDJ!?でも現場評価MAXの個性派エンジニアの登場!

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はじめに

今回は、ユニークなキャリアを持つエンジニアの転職体験談をお届けします。テクノDJとしても活動する「DJ」さん(仮名)に、転職のきっかけから現在の働き方まで、詳しくお話を伺いました。

転職のきっかけ:Twitterスペースでの偶然の出会い

DJ さんの転職ストーリーは、2022年のTwitterスペースでの出会いから始まりました。当時、彼はミュートで参加していましたが、DMを通じて転職相談に発展。その日のうちにZoom面談が実現し、スピード転職が決まったという驚きのエピソードです。

「確実に他の会社よりは給料が上がる」という話を聞いて、30歳を前にした彼は即座に行動を起こしました。年齢的な危機感と、現職での成長の限界を感じていたタイミングでの転職でした。

転職理由:環境変化への渇望

前職では以下の課題を抱えていました:

  • 半期ごとの目標達成がボーナス・昇給に直結するプレッシャー
  • スキルアップの実感が得られない環境
  • フルリモートから完全出社への変更
  • 興味のない保険系システムへの配属
  • Pythonスキルを活かせない業務内容

「頑張れてないで諦めるよりは、環境を変えてみた方が手っ取り早い」という彼の判断は、多くのエンジニアが共感できる思考プロセスかもしれません。

民法を活用した2週間での退職

法的知識を活かし、就業規則の1-2ヶ月前通知ではなく、民法の2週間前通知を適用して退職。これは推奨されない方法ながら、急速な転職を実現するための選択でした。

転職後の変化:給与アップと自由度の向上

転職後は期待通りの給与アップを実現。さらに興味深いのは、働き方の自由度が格段に向上したことです。

服装・見た目の自由

  • 髪型:ロングヘアを結んで勤務
  • アクセサリー:サイバーな爪、ピアス(必要に応じて外す)
  • 服装:無地の黒Tシャツなどカジュアルスタイル

「どこまで許されるのか挑戦してみたくなる」という彼の言葉からは、現在の職場の寛容さが伝わってきます。

趣味と仕事の両立:テクノDJとしての活動

DJ さんの最大の特徴は、本格的なテクノDJとしての活動です。

DJ活動の詳細

  • ジャンル:テクノ(クラブミュージック)
  • 機材:ターンテーブル、ミキサー、スピーカー完備
  • 活動頻度:金曜日のイベント参加が中心
  • イベント運営:演者として参加するため計画性が重要

ITエンジニアとDJの親和性

意外にも、DJ活動にはITエンジニアが多いそうです。その理由として:

  • 有給申請が通りやすい
  • 定時退社が可能
  • リモートワークで時間調整しやすい
  • 計画性が求められる点で共通している

現在の働き方と今後の展望

現在の業務

  • プロジェクトリーダーとして活動
  • ユーザー受け入れテスト項目書の作成
  • 技術面とマネジメント面の両方を担当

今後の目標

DJ さんは技術を極めるより、コミュニケーション能力を活かした方向性を目指しています:

  • マネージャー・リーダーポジションへの昇進
  • 若手エンジニアの育成・サポート
  • コミュニケーション苦手な技術者の外交役

「喋るのが苦手でガリガリ書いていたい人の代わりに、外交的なことをやるリーダーになりたい」という言葉からは、チーム全体を見据えた視点が感じられます。

会社イベントでのDJ披露計画

今後は会社の忘年会などでDJ披露も検討中。ただし、クラブでのテクノ一辺倒ではなく、参加者が踊りやすい選曲を心がける予定です。

「自分が得意だからやるんじゃなくて、皆さんが踊ってくれる曲を」という配慮は、彼のコミュニケーション能力の高さを物語っています。

まとめ:個性を活かした働き方の実現

DJ さんの転職体験談から学べるポイント:

  • タイミングを逃さない行動力
  • 自分の価値観に合った環境選び
  • 個性を受け入れてくれる職場の重要性
  • 趣味と仕事の相乗効果
  • コミュニケーション能力の価値

現在は2年半にわたって安定した勤務を続け、クライアントからの評価も高く、単価アップも実現しています。見た目のインパクトとは裏腹に、責任感が強く計画性のある彼の働きぶりが、周囲に認められている証拠でしょう。

エンジニアの働き方が多様化する中、DJ さんのように個性を活かしながらキャリアを築く事例は、多くの人にとって参考になるのではないでしょうか。